2000年間で最大の発明は何か
この問いかけに答えようとすること、それはとりもなおさず自分自身の文明史観を問い直すことでもある。この書は著者が自ら主催するEDGEというサイトのメーリングリストにおいて同じ問いかけを為し、返ってきた答えを編集し出版したものである。メーリングリストに参加している回答者がまさにあらゆる分野のEDGEにいる人々であり、回答も(メーリングリストという性質上)誰かを出し抜こうとする目先の変わった答えだったり或いは唸ってしまうような視点からのものであったり、とにかく面白い。一応ふたミレニアム終了企画だったので2000年間という区切りなのだが、これが結構回答を難しいものにしているのも面白いところだ。本文中にも述べられているとおり、人間にとって重要な発明というのは紀元前に済んじゃってたんじゃないかなーなどとも覚え、少し寂しくなったりして。因みに私がこのタイトルを手に考えたのはまず(和音を作れるという意味での)音階の発明。でもこれは多分紀元前のことだから、とりあえず顕微鏡・望遠鏡含めたレンズということで。眼鏡ユーザーだし。