保育園の給食-センセイ キョウノ キュウショク ナニ?-
真剣に子供の食事の面倒を見たことがある人ならば、保健所やさまざまな子供関係の場所でくれる離乳食指南が今ひとつ実践的でないことを実感しているだろう。いや、一面では十分に実践的だ--子供の食事の「あらまほしき姿」をはっきりとした姿で読み手に伝えるという点では。掲げられた理想は余りに孤高で、フツーの子供をもったフツーのお母さんは呆然と立ちすくむ。保健所の指南の通りに食べてくださるお子さまなんて世の中にいるんでしょうか?こんな重たい疑念を胸に抱え、母親たちはあるいは「今日は何c緑黄色野菜を赤ちゃんに食べさせました?」と聞いてまわり、あるいは食べ過ぎる子供を前に頭を抱え、何を差し出しても舌で押し出してくれる赤ちゃんに茶碗を投げつけ、あるいは和光堂の一歳からのカップラーメンで楽ちんをする。あらゆる母親に渡されるテキストは理想を掲げたものではなく現実を示したものでなくてはならないと、声を大にして言おう。そして現実はこの本に詰まっている。読んだら楽になる赤ちゃんご飯指南である。