田端某居酒屋の 鮎の子うるか
わたから作った苦うるかとは違います。苦うるかは苦うるかで苔色というか若草色というかそういうので結構なものですが(実はずいぶん以前に食ったもんで味わいを忘れてしまいました)、子うるかというのは、まろい純白の白子と細かな金の真子とが合わせられたもので、鮮烈な味だった。と、このままでは印象批評になってしまうので必死で記憶の味をたぐり寄せているのですが・・・誰か食べにいって教えてくれませんかね。とにかく今まで味わったことのない、清らかで涼やかな味わいで、何かものを食べているというそういう経験の枠を越えて、もはや観念の世界に入っていたように思われます。草食の魚というのがあれほど清潔な味わいだとは思わなかった。草魚もああいうもんなんでしょうかね。