つくしの胡桃和え
まぁつくしのことですから、日頃からよく道ばたを見ておいて、少しばかりのこと、自分で摘んできてやるのが良いと思います。照れくさいように若青い胞子が摘んだ拍子に指に降りかかったりしますがそれもご愛敬。といっても胞子がもろもろ出ているようなとうの立ったやつではなく柱頭(とでもいうのかしらん)が行儀良く六角形につむつむ並んでいる若い子を選んでやって下さい。犬のがかかってるかも知れないんで一応お水にくぐらせてやって、袴なぞをとります。とれたら一旦つくしを休ませておいて、衣をこさえましょう。どおでもいいんで胡桃の中身を砂糖と煎ってやって下さい。それをすり鉢で当たれば衣のできあがりです。先ほどのつくしをただの水でさっと湯がいてやって、水を切ったところを急いで衣で和えてやって下さい。つくしの若さほろ苦さと、胡桃のこくと、砂糖の甘さとが相まって、結構な春の味です。この料理はワタクシの思いつきです。似たのがどこかにあるかも知れませんが。