
11月18日
サンクスギビングに、この時期アメリカで一番暑い地区“フロリダ”へ行った (大統領選再集計論議の真っ最中)。 朝6時40分の飛行機に乗りメンフィス経由で正午にマイアミに到着。 コロンビアは手袋がいるぐらい寒かったのに、マイアミはびっくりするぐらい暖かかった。 11月下旬なのにシャツ一枚で十分。空港で友達と待ち合わせてから、 海の上に敷かれたハイウェイを通ってマイアミビーチへ向かう。 道路は大混雑。この町のでかさを痛感。シカゴのように高層ビルが一極に集中しているわけでなく、 バラバラに散らばっており、南国の気候のせいか、町全体に薄らとモヤがかかって、 高層ビルが霞んで見えた。
マイアミビーチのダウンタウンはアール・デコタイプの家並みが広がり、 「南国」の雰囲気満載。夜は、レストランで海鮮料理を堪能。 カキがおいしかった。その後は、バーでテキーラ・サンライズをがぶ飲み。 友達が「ここじゃ、100パーセント気を抜いちゃいけないよ。 カードで支払う時は必ずレシートの金額をよく見て、 お釣もよく数えなきゃ。そういう雰囲気だからね、ここは。」 と言うので「じゃあ、なんでお前は、シャツのポッケに現金入れてるんだ。」と指摘(笑)。
11月19日
前の晩飲みすぎで二日酔い。正午まで爆睡。午後は、マイアミビーチで日光浴。 予想してたよりたくさんの人が南国の太陽の下、各々海(大西洋) の潮の香りを満喫していた(5人ほどヌードいたけど)。 ビーチに置いてあった椅子を勝手に使っていると、 見知らぬ若い男が来て椅子を差しながら「5ドル、5ドル。」と言ってきた。 多分椅子の使用料かと思ったが、確認の意味で「この椅子の使用料か? あんたここの管理人?証明書見せてよ。じゃなかったら、払わないよ。 だってこんな事どこでもやれるじゃん。だまされたくないし。」と言っても相変わらず 「5ドル、5ドル」と繰り返す。「何?あんた英語しゃべれるの?」と聞くと 「イングリッシュ?ノーノー」との事。友達が「大丈夫だよ、多分」というので結局2人分10ドルを払った。
その後、その彼は椅子の上に敷くシートを事務所から持ってきてくれたので 「だまされる」ことはなかったが、驚いたのがここはヒスパニック系ばかりで 「至る所スペイン語ばかりで英語使う必要性がない」こと。 「何だよ、せっかく英語少しは喋れるのに全然意味ないじゃん。」 と友達に言うと、「そんな事言ってたら南部なんか来れないよ。 テキサスなんかもっとすごいんだから。あるホテルの管理人なんてスペイン語 しか受け付けなかったんだから。」・・・・・・うーん、 この国のカルチュラル・ダイバーシティー(文化の多様性)を改めて痛感。
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11月20日
全体的に朝からくもり空。今朝も二日酔い。 11時からフロリダ最大のエバーグレーズ国立公園に行く。 シャークoレー地区の近くで水上ボート店に到着。1時間ほどボートでマングローブの森や、果てしない湿原を走った。 サファリ・パーク形式で、運転手のおじさんの説明を受けながら、 ワニやダチョウ、野生のアライグマをまじかで見る。 「アリゲーターはメスの方が大きいんだ。うちの母ちゃんも俺よりでかいんだ、がははは。」 「こいつの名前は?」「アリゲーターだから名前はアリだ。こいつは格闘家の才能があるんだ。 蝶のように舞い蜂のように差すんだ、がははは。」 「(・・・・・あんた、それってボクシングのモハメド・アリだよ)」 「おいおい、そんなに近づくと噛まれるぞ、アリゲーターは3フィート (約1メートル)ぐらいは飛ぶんだから。こいつ鍛えてオリンピックに出せばいいのにな、がははは。」 てな感じで、恐ろしいくらい寒いおじさんギャグを堪能(?)。
夕方は、ビスケーン湾に面したベイサイド・マーケットプレイスに行って買い物。 無数のヨットと夕焼けの白と赤のコントラストがきれいだった。 店屋の多くが、なぜかマイアミロゴのTシャツばかり売っていた。 そこを7時ごろ出発しダウンタウンを通ってホテルに戻ったが、 ダウンタウンの雰囲気は最悪。今までの旅行の中でも3本の指に入るほど危険な香りがした。 一人でここは歩けないな。
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11月21日
マイアミビーチを朝7時に出発し、US1を通って本土最南端のキーウェストに向かう。 昨日の酒がまだ残ってる。右にメキシコ湾、左に大西洋の水平線を見ながら、 小さい島々を突っ切り、海上に1直線に敷かれた橋をひたすら南下。 海の色は写真の通りマリンブルー。日差しがきつく、至る所で硫黄の匂いがしていた。 正午に現地に到着。町全体はコンパクトにまとめられていて、原色だらけ。 観光用に奇麗に整備されていた。 通行人は老夫婦か、家族連れで、若者はほとんどがヒスパニックだった。
ダウンタウンはほとんどが土産物屋。ここもTシャツばかり売っていた。 どこの店でもスペイン語なまりの英語で、執拗に買い物を促された。 ある店屋なんて、始め愛想よかったのに「いや買うつもりはないよ。」って言うと、 その後の対応の冷たいこと。「これいくら?」って聞いても「買わないんだったら知る必要ないだろ。」 って突き放された。カチンと来たので、「もっとあんたの対応が親切なら、 シャツ10枚ぐらい買ったのに。友達も連れてきたのに。非常に残念だよ。」 って捨てぜりふをはいて店を出ると、中から「おーい、待ってくれー。」って声が聞こえた。 (結局何も買わなかったけど)。
午後3時から5時までジェットスキーを初めて体験。 島の周り約25マイルをぐるっと回り、大西洋とメキシコ湾そして キューバとの国境ぎりぎりを通るコースだった。ジェットスキーの運転は、 日本では免許がいるけど、ここでは身分証明所を見せて契約書みたいなものを書く以外は ノーチェック。意気揚々と乗り込むも、ここからが大変だった。 まず15分ほど運転の仕方、合図、進むときの体系等の説明を受けるが、 インストラクターの英語がなまってて何を言っているのかわからない。 いざ海洋へ乗り出すも「違うだろ、馬鹿!!」って怒られっぱなし(泣)。
(なんでカネ払って馬鹿呼ばわりされなきゃいけないんだと不満になりながらも) やっとコツが分かって20分ぐらいは楽しむも、陽が落ちはじめてからの1時間は、 寒い潮風で体が芯まで冷えきって歯なんてガチガチいうし、 自分の背丈より高い潮の固まりを体にもろに受けて痛いしひっくり返りそうになるし、 波が顔なんか直撃したときなんて前が見えなくなるし、おかげでゴーグルなんて2回吹っ飛ぶし、 ボートがワカメみたいなのに引っかかって動かなくなるし、 沖からどんどん離れていくし、みんなどんどん遠くに行って見えなくなって不安になるし、 周りは暗くなっていくし・・・・・本当に辛くて辛くてたまらなかった(笑)。 やっと終わった時、心に固く誓った。「もう二度とジェットスキーなんてするもんか」と。
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11月22日
昨日早く寝たのがよかったのか、それとも寝酒がよかったのか、 心配していた風邪は引かなかった。朝7時にキーウェストを出発し、 マイアミ空港へ戻る。天気はとてもよかった。 空港の中でも文化の多様性に驚く。案内も呼び出しもスペイン語が主。 英語喋っている人を見てホットした。空港内のテレビでフロリダ再集計をやっていた。 午後1時30分マイアミの再集計が終了し、州最高裁が再集計を適法とみなしたとの ニュースを見ながら、「この4日間、いろいろな人に会ったけど、誰も再集計の こと話題にもしてなかったな。騒いでるの、行政府とメディアと各候補関係者だけじゃん。」と思う。 帰りは、幸運にもTWAファーストクラスがエコノミー料金で利用できたので、 それで帰って来た。機内で調子に乗ってワイン3杯飲んで気持ち悪くなってしまった。
窓の外を見ながら「今まで行った大都市のサービス業(特にその末端業務)って、 ほとんど中南米出身者だらけだな。」「あちこちで同性愛者がキスしたり 抱き合ったりしてるの見かけたな。初日間違えてゲイ・バー入っちゃったしな。」 「マイノリティの基準って何だろう。後20年もすれば白人がマイノリティになるのかな?」 「ゴアもブッシュも2世議員じゃん。」「そういえば、今回の旅行、毎日飲んでたな。」 ・・・・等などいろいろ思い浮べながら眠りについた。 明日から残りの休みは30ページのリサーチと10ページのレポートに取りかからなくちゃ。 憂鬱・・・・・・・・・・・。