リトル・オリオン


川沿いの帰り道 うつむき 歩いてた 霜焼けの君の手にはじめて気がついた
僕はただ ポケットの中の温もりを分けたくて 君の手をギュッと引き込んだ

こんなふうに 喜びや悲しみも分け合えたらいいね
その心のポケットに 僕の手は届いているのかな

  わざと目をそらす君の目に浮かんだ泣き笑いを もっと見たくて 僕はまた おどけて見せる
  暮れかけた空が星屑を散らかすその前に 涙は乾いています様に


「幸せにしたい」っていつも思ってた 今日までの僕は まだ幼いオリオンさ

優しさの意味さえも知らないで 強がっていたんだ
本当の幸せは いつだって ここにあったのに

* 凍えてた君の掌がおしえてくれた事 忘れはしないと つないだ手に力を込める
   暮れかけた空が星屑を散らかすその前に 涙は乾いています様に

    冷たい風に吹かれ ずっと待ってたんだね 
    こんなになってしまうまで いつだって僕の手を・・・

* くりかえし
      道標


そうやってまたはぐらかすんだね キミの手口はもう判ってる
愛してるとは云わないくせに 思わせ振りにうつむいたりして

  追いかけてばかりじゃ辛過ぎるから 僕はもうそろそろ降りる事にするよ

    サディスティックに切り出したサヨナラが 僕の心を心地良く疼かせる
    キミがはじめて流したその涙は 歩きはじめた二人の標にしよう


こうやってまた許しlちゃうけど キミの白い指で光ってる
リングに込めた僕の思いは どれだけキミに届いているの?

  追いかけてばかりは辛過ぎるけど 僕はもう それでも キミ以外見えない

    諦め顔で呟いたその言葉に 応えるように絡みつく細い腕
    キミがはじめて囁いた「愛してる」は 歩きはじめた二人の標にしよう

      ・・・その涙は もう戻れない二人の標にしよう 
      そして彼女は目を閉じる


誰かの声に振り向いても どうせ大した用じゃないさ
それより今は君とのデート とにかく誰も来ない場所へ行こう

  * 一月振り 君の顔 見たかったよ
    長い髪 濡れた瞳 くびれた腰   そして彼女は目を閉じる



今日のニュースより大事な事 これから始まる愛の時間
一度だけ君は拒むけれど それはお決まりの愛情表現

  * くりかえし


リングの痕を気にしながら 「帰りたくない」と 呟くひと
ルールが無くちゃゲームじゃない せつなさは恋のスパイスなのさ

  * くりかえし

       
      なにかいいことないかな


足早に流れてく雲を 東へ向かう列車から見つめ
曇り空から覗く 青い空を探してる

何処へ行けばいいのだろう なんとなく家を出たけれど
俺の行く先には どんな空が待ってるのだろう

  なにかいいことはないかな・・・  なにかいいことはないかな・・・
  なにかいいことはないかな・・・  いつか口癖になってた


ありふれた毎日と君を 残して出てきた俺だけど
何処へ行っても同じ・・・ そんな気分で空を見てる

ち切れてはぐれてく雲は 丸で自分を見ているようさ
そうさ君からもはぐれ 忘れ去られてゆくのさ

  なにかいいことはないかな・・・ なにかいいことはないかな・・・
  なにかいいことはないかな・・・ 気付けばまた呟いてる


    遠くの山に西日が差してきた 
    明日は晴れるなら それでよしとしよう・・・


足早に流れてく雲を 東へ向かう列車から見つめ
行き場の無い俺と 重ね合わせてみてる・・・ まるでOutsider 
      雨


テーブルに映ってる影は ウィンドウに残った雨粒
まるで帰りそびれた俺のよう 時折吹く風に怯えてる

太陽は容赦無く照らす 残された俺たち溶かすように
それもイイさこのまま消えるのなら だけど苦い記憶まで消せるのかい?

 * 雨はもう上がったよ もう帰らなくちゃね 君に出会う前のあの頃のように
   雨はもう上がったよ もう帰らなくちゃね いつまでここにいたって 君は戻らない


あれからもうどれくらい経つの? 凍りついた心が訊ねる
フィヨルドの化石たちは眠ったまま 来ない朝を今も待ち続ける・・・

 * くりかえし
コンバーチブル


風が冷たくなったね 午前一時の埠頭で 遠い街灯りが滲む

車のライトをおとせば そこは宇宙の片隅 ひとつになれた気がしてる

いつか話してくれたね 出会う前のことを だけど目の前の君にかわりは無い


心縛るすべてのものに 今別れを告げられる
走ってる限り新しい風は吹き続ける
走ってる限り新しい風は吹き続ける・・・
     ドラッグ


今夜は朝まで付き合えよBaby! 立ち上がるその腕を掴んだ
高鳴る鼓動が指先に伝う 沈黙が今は俺の言葉 吸いかけた煙草が消えるまで

このままじゃいられないもう 許されぬ恋だとしてももう止まらない

   *愛は責められないよ誰も 明日は我が身さ
    恋は止められないよ誰も 傷口が深いほどドラッグのように


危ない予感は感じてた筈さ この想いきっと知ってたから その心きっと揺れてたから

リスクの無い恋なんて無いさ 怖がってばかりではNoNo 始まらないよ

*くりかえし   
    1997


街に溢れる電子音 ピリリピリリと泣いてる 
一人ぼっちにゃなりたくはない デジタリックなロンリーソウルたち
俺達もまた同じ 寂しさをごまかしてる 
誰でもかまわないのに 誰かじゃダメな振りして

そう、俺達知らないうちに その胸に孤独を飼いならしてる

  *俺の心に潜む暗闇を振り払ってくれよ 言葉だけじゃ癒せないこの痛みを
    このままじゃいられない 温もりを感じたい カラダだけじゃ満たせない この心は


ロマンチックな夜に人目を避けてランデブー
退屈な会話の後 胸元に手を伸ばした
ヤケに冷たい吐息 まるで抜け殻のような
心がココに無いのは 互いに判っていたのか

そう、孤独も二人分なら いっそ二人 別れた方がマシかな・・・

*くりかえし
 
   アナザーライフ


テレビの中で誰かが泣いてる 愛した人に裏切られたって
それを横目に僕は今朝もまた ネクタイを何度も結び直してる

  *アナザーライフ 退屈な日常にサヨナラ 
    アナザーライフ いつの日か一つになれるまで


メディアは今日も退屈凌ぎに 捏造されたゴシップを謳う
見飽きた筈の僕等はそれでも マリオネットのように操られている

   *くりかえし

会議の途中で噴出しそうになる 防衛本能がそうさせている

   *くりかえし  
Goodluck Baby


ジャケットのポケットに写真押し込め この部屋を出て行くよ
いたいけな思い出は閉じ込めたまま この部屋にカギをかけて

Baby 僕達どれだけ分かり合えてたのかな 
好きになればなるほど解らなくなる そんなものかな・・・

出会った頃の二人にはなれないけど いつか何処かでもう一度会えたなら
エールを贈り合える そんなふたりがイイね


さっきまで感じてたキミの温もりを この腕が憶えてる
いつでも隣にキミが居ることに 慣れていたみたい

せつなさを抱きしめた この痛みでさえも
僕の心の中にキミが残した宝物

出会えたことを誇りに思ってるよ はしゃいだ夏も 泣かせた夜も
言えないサヨナラさえ いつか笑い合えるね

きっと また会えるよね・・・  
     宝の地図


こうしてキミと居ると子供の頃に読んだ ジュール・ベルヌみたいなセピア色の夢が甦る
南極に着いたノーチラスから見た描写は 心の奥にずっと刻まれたままで埋もれてた

   探しに行こうあの頃の宝の地図はもう無いけれど キミとなら見つけられる気がしてる


懐かしい未来はもうすぐそこに来てる SFが現実に変わろうとしてる

   あの頃僕が見てた夢は叶えられそうにはないけれど キミとなら見つけられる気がしてる
    colors


空と海を指で切り取り 片目で見る君の横顔
赤い髪が風に泳ぎ 黒い砂が波にざわめく

  いつでも二人は 同じ景色を見ていたんだ・・・ ずっと
  だけど今 この空と海は 同じ色に映ってるの?
  君の白いファインダーの中で


かける言葉さがせぬまま 細い肩を抱き寄せてる
初めてだねこんなカンジ 答えるように君が沈む

  こんなに近くに居るのに 心は遠く感じてしまう
  だけど今 この空と海は 同じ色に映ってるよね
  君と僕のファインダーの中で


    青い空と青い海が やがて色を変えるように
    僕達にもいつか別れが来るなら 今 シャッターで時を止めよう


  いつでも二人は 同じ景色を見ていたんだ・・・ ずっと
  そして今 この空と海も 同じ色に映ってるよね?
  二人合わせたファインダーの中で
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