〜義母〜

お義母さんが、また異常なほどの子煩悩な人。
孫のかわいい近況を聞かせたくて電話をしても 話は息子が小さかった頃の自慢話しにすれ替わる。
いいたいだけ話をし、気がついた時には電話は切れている。
息子の入社には偉い人の声がかかっている事を自慢し、会社ではさぞ特別扱いを受けているに違いないと思っている。
入社25年近く経ってるんだけど・・・
息子は 近所でもいまだに評判なほど立派な人間で、悪い事は出来ない人間。優しくてきっと人にも好かれている事だろう。
あの時も、この時も・・・と、また幼い時から学生時代にいたるまでの自慢話をする。
世話を焼きたくて仕方が無い。自分のその行動に、人が感謝していると自慢する。
息子の勤務先も自慢の種。

異常なほどの干渉に、ダンナはついにキレ。「もう一切 家との縁は切る」そう言いだした。
年とった両親の言う事など、うるさくても適当に聞き流しておく事が親孝行ってもんじゃないかな、と思うけど、ダンナにはそんな我慢は出来ないらしい。
確かに異常なほどしつこく掛かってくる電話。そしてその上、異常な思考回路において (これはダンナと似たり寄ったり) 喋り捲る電話に、神経逆なでされることも事実。

ダンナは、「あんたの話しを聞いてると 気が違いそうになる!」そう言って電話を切る。
お義母さんにして見ると、息子が何で怒っているのか皆目見当がつかないらしい。
「何を怒っているんだい?」と説明を求める電話が 私に何度でも掛かって来る。
(そうやって世話を焼く事事体を 煙たがっていると言う事。彼女には 説明してもわからないだろうなぁ)
そう思いつつ、お義母さんに同情した振りをして話しを聞く。

うつ病の事もしばらく内緒にしてあった。
知れたとき、その説明をすると、上司の悪口を言いだした。「入社の時のコネを、みんなは知らんのか!」「そんな上司とはどこのどいつだ!」挙句の果てには、手紙が送りつけられてきた。「そんな上司は 必ずくたばります。私があなたを守って見せます!」だって・・・

転勤先が決まった。
こともあろうかそこは なんと実家の目と鼻の先の土地だった。
単身赴任することの決定について文句は言ってこなかった。が、その代わり「今までの地で 何か悪い事でもしたのか?」「左遷じゃないのか?」「お金でも使い込んだんじゃないだろうね?」と何度でも何度でも電話が掛かってくる。
「そうじゃありません」といっても、どうしても聞かない。

単純な転勤なんだけど・・・(信じられない思考回路・・・何でそういう発想になるんだろう・・・)

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