学校が嫌いだった桜は、夏休みに入っても学校に行っている。
海未は「お姉ちゃん、あたしも英語をおしえてもらいたいの!!!」
といって学校に連れて行ってもらうことにした。
学校に入るとルーズソックスをはいた、ミニスカの学生が
先生の周りをとり囲んでいた。どうやらライバルはお姉ちゃんだけじゃ
ないらしい。と海未はふつふつと熱い闘志を燃やしていた。
先生は海未を見ると「可愛いね。桜ちゃんの妹なの?」と聞いた。
桜はニッコリ笑って「はい。海未といいます。小学校2年生なんです。」
と優等生的発言をした。
いつもだったら、足げりするくせに。。。と
海未はちょっとむかついていたが、
「ハイ!マイネーム イズ ウミ!」と右手を出してみた。
先生は目をぱちくりしながら、ニコニコ笑って
「マイネーム イズ タロー!ハウ ドゥ ユー ドゥ?」
と言って握手をした。
「ワンダホー」っと海未が答えると、
先生もルーズソックスも桜も大笑いした。
先生は海未の頭をなでなでしながら、
「グッド!今度 コンドルが飛んでゆく
の歌を教えてあげるよ」と言った。
海未は「コンドル?」先生はちょっといけてないな
でも先生の目はとてもやさしそうだ
先生はタクヤではなくタローなんだ と海未は思った。
その夜、海未は髪と右手をおふろで洗わなかった。
そっと髪にさわると、タローの手のぬくもりを思い出した。
右手を見つめると、タローの大きな手を思い出した。
その夜海未はひとつ単語を覚えた。「ラブ」
アイ ラブ タロー
わたしはタローを愛しています。
アーメン。
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