| ■2002/04/30 (火) やっぱ、これでしょ。 |
冷奴にビールは夏の王道だ。

豆腐は古くから日本人に愛されてきた。
ボクは冷奴を食べるとき、こんな落語の噺を思い出す。
「ちはやぶる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」
在原業平の有名な句をひっかけ、千早という女性に振られ、
神代という女性も想いを聞かれなかった相撲取り・竜田川は、
やがて相撲を廃業して豆腐屋をはじめる。
これがなかなか繁盛していた。何年か経ったあるとき、身なりの
みすぼらしい女性が店先に現れ、「おからでもいいから恵んで
ください」と。よく見ると、その女性は自分を振った千早では
ないか。竜田川は、あのとき自分を振っておいて何を、とばかり
千早を追い出した。おからすらくれなかったのである。
千早は世をはかなみ、近くの井戸に身を投げた。つまり水に
くくっちまったと、こういうわけだ。
もちろん、在原業平はこんな意味で作った歌ではないが、江戸の
古典落語でも、このように豆腐に親しんできたわけだ。
ちなみに竜田川とは、奈良・生駒の竜田山から流れる川で、
紅葉の名所として知られる。だから「唐紅(からくれなゐ)」な
わけ。竜田川に映る紅葉の赤で、織物をくくり(絞り)染め
するほど美しい景色だ、ということになる。
なんだか話が古典になってしまった。
現代に生きるボクは、豆腐でビール(銘柄はヱビスがいい)を
飲むのがいい。竜田揚げばかりじゃなく、おからもくれない
ことは多いけれど……。
おあとがよろしいようで。
| ■2002/04/29 (月) レトロな街・代々木上原 |
代々木上原はレトロな趣を残した街だ。


会社に荷物を持っていった帰り、井の頭通り沿いに面白そうな骨董屋
(リサイクルショップ?)を発見、つい立ち寄ってみることに。
そこには、昭和30〜50年代の家電や家具、雑多な小物などがひしめき
あっていた。だが、なぜか異様に高い。カビ生えたレンズのカメラが
20000円とか、使い物にならないものを高く売っていた。
まあ、それがアンティークだと言えば、そうかもしれないが……。
そのまま帰るのも惜しかったので、古い佇まいのラーメン屋に。
ラーメンが400円という激安さもよかったが、内装の古さがカナリ
いい感じだった。几帳面に掃除はしているのだが、経年の汚れが
宿命的に染み付いていた。味もレトロな感じがした。
ラーメン屋を出ると、夕焼けが美しかった。
都内でも有数の高級住宅街・代々木上原。しかし、その商店街は、
昭和の風情をそのまま残した、味わい深い街だった。
都内某所にて、撮影会を開催した。

撮影会って行ったことがなかったので、どういう人が集まるかと
思っていたが、これがなかなかマジメそうな人が多かった。
媒体の特性もあるだろうけど、真摯にカメラに取り組んでいる
人たちが多く、講師の説明にも熱心に耳を傾けていた。
世の中にはヘンケンが溢れているように思う。
モデル撮影会などというと、カメラ小僧がとんでもない長い
レンズを持って、バシャバシャ撮るという印象がある。
(一部、そういう撮影会もあるだろうけど)
でも、人物をキレイに撮りたい、写真をもっと知りたいと
願い、日々鍛錬に励んでいる人も多いのだ。
街でカメラを下げて歩いている人を、奇異な目で見ることなく
理解してあげてくださいね。
| ■2002/04/27 (土) フェンダーミラー?
ドアミラー? |
山口百恵の「プレイバック パート2」という歌を憶えているだろうか?

♪交叉点では隣のクルマがミラー擦ったと……という節がある。
時代背景を考えると、どうもこれはフェンダーミラーのような
気がする。いつごろからドアミラーという形態になったのだろう?
ボクはフェンダーミラーのほうが好きだ。
理由は、ドアミラーは目視するために顔を動かさなければ
ならないのがイヤなのと、ドアからせり出しているぶん、
車幅が広くなって、クルマの取りまわしが面倒なこと。
それになにより、ドアミラーはカッコわるい。
昔あった、日産のスカイライン(ケンメリ スカG)は、
デザインが秀逸だと思う。これだって、当然フェンダーミラー
だからカッコいいのであって、ドアミラーだと魅力は半減
してしまう。
これが規制のためにドアミラーにしているのか、それとも
流行りなのかわからない。もし流行りだった、廃れることを
願うのはボクだけだろうか?
それにしても、「プレイバック パート2」のパート2って
なんだろうか? パート1を聴いたことある人、いる?
| ■2002/04/26 (金) こういうのが人間の生き方なのやもしれぬ…… |
給料日あとの居酒屋にて。

Pay day後すぐの金曜だけあって、店はネクタイ族でいっぱい。
課長が部下を連れて、居酒屋に。飲んで飲んで上司の愚痴
こぼして……。しかし、こういう「飲みニケーション」は、
溜まったガス抜きにうってつけ。あとで自己嫌悪にはなるが、
とりあえずのストレスは発散される。
そしてモチベーションがあがり、仕事に精を出せるのだ。
だから、激務で飲みにもあまり行けないときとか、がっつり
飲まずに、小出しに毎日飲んだりしてると、フラストレーション
は塵芥(ちりあくた)のように溜まってしまう。
たまには、ガーッと飲む、吐く、二日酔いになる。
これが日本のサラリーマンの生き方らしくていいじゃないか。
| ■2002/04/25 (木) マイナスイオンでリフレッシュ |
雨の夜が好き。

水がくだけて空気中にイオンが浮遊する。これはマイナス
イオンで、プラスの磁気を帯びた人体を中和し、健康に
保ってくれるという。具体的には、滝など自然界のマイナ
スイオンもあるし、加湿器などでもマイナスイオンが発生
するという。そして、雨の日もマイナスイオンが発生する。
マイナスイオンの効果のひとつに、精神の沈静化作用が
あるという。カンタンに言うと、心が落ち着くということ。
とくに夜は、昼間の喧騒がないので静かで、しかも雨ふり
だと、とても落ち着くことができる。
ボクは雨ふりの夜が好きだ。いろんな気分にさせてくれる。
妙に感傷的なこともあれば、心静かに思いに耽ることも……。
ただ、来る梅雨の夜はキライ。肌がべとつき、不快になる。
ああ、今年も梅雨が来るのか。気が重くなる……。
| ■2002/04/24 (水) さよなら、湘南マイラブ |
江ノ島が見える稲村ガ崎にて。

湘南、江ノ島とくれば、思い起こすのはサザンオールスターズ。
ボクのなかでも、そういう認識と経験があった。
ところが今日、ロケで稲村ガ崎を訪れたとき、頭に浮かんだ
メロディは「湘南My Love」(TUBE)だったのだ。
♪さよなら湘南マイラブ、胸に沁む、忘れじの夏
もう一度湘南マイラブ、永久(とこしえ)に
アイラブユー、忘れ得ぬ人よ
厳密な意味での「湘南」という地域を完全に把握している人が
どれだけいるのだろうか。
今日はロケで逗子にも行ってきたが、ボクはあまり湘南を
イメージできなかった。ボクのなかでは、由比ガ浜から
国道134号線を西に走り、稲村ガ崎、七里ガ浜を抜け、江ノ電・
鎌倉高校前を右手にみて、江ノ島へ至るライン。そして、
辻堂、茅ケ崎、柳島を通り、湘南大橋を越えた平塚あたり
までが「湘南ライン」と認識している。
諸説あるが、ボクは逗子・葉山に湘南なイメージを感じない。
伊勢山トンネルを抜ければ、すぐ由比ガ浜じゃないかと言わ
れればそれまでだが、なんとなく逗子・葉山は「キャプテン
加山」な印象があって、オシャレな湘南と思えない。
また、西は大磯、二宮まで湘南に含む(クルマのナンバーでは
足柄上郡、下郡まで湘南)らしいが、これはもう湘南とは
思えない。やはり垢抜けない印象がある。
そう考えると、厚木出身のTUBEを湘南サウンドとしてイメージ
するのがフシギである。直接的に「湘南」と歌っているので、
そうイメージするというのでは釈然といかない。
おそらく、その曲が流行っていたころと、ボクが湘南方面へ
ドライブしていたころがシンクロするのかもしれない。
その時期に流行っていたのが「勝手にシンドバット」や
「思い出の渚」だったら、イメージするのがサザンや加山に
なっていたのだろう。人間の思い込みや印象なんて、ちょっと
したことで変わってしまうものだ。
| ■2002/04/23 (火) 常識として知っておきたい日本語 |
という本を読んでいる。

(C)幻冬舎/柴田 武・著
これは60万部のベストセラーになっているという。
なんと4/20に初版発行で、4/18には5回目の増刷がかかっている。
確かにふだん使っていて、考えてみれば意味がわからない言葉って
けっこうある。たとえば「つじつまが合わない」とか「道楽」とか。
うんちく(この言葉もわからないが)を酒の席で披露したい人には、
うってつけ(あ、この言葉もわからないな)。
ただ、おじいさんが書いているので、すぐ「最近の若者の間では……」
とか「私が青年時代には」となってしまうのが残念。
読んでいて、ちょっとしつこく感じる。
でも、内容や取り上げた言葉、こういう企画自体は秀逸。
一冊デスクの横にあるといいかもしれない。
写真家になるとはどういうことなのか。

某写真誌で「写真家になろう」という特集を組んでいた。
写真と一生つきあいたい、という熱い思いで「私流・写真家宣言」と
銘打ち、インタビュー記事を掲載していた。
いいと思う。
そもそも、写真家の定義とはなんだろう?
写真を職業にしている人のことなのか?
ボクは、写真は自分流で撮るのがいちばんだと思うし、そういう
楽しんでいる人は、すべからく「写真家」だと思う。
もっと写真は自由であっていい。情報過多な世の中だからこそ、
一枚でいろいろ想像させる写真の魅力がクローズアップされて
くるのだと思う。
もっと写真を楽しみたい。
実家に帰り、すき焼きを食べた。

すき焼きなど久しぶりだった。
狂牛病発覚以来、牛を食べることがなかなかなかったので、
久しぶりに食べると、これが結構美味しいもので。
そういえば、狂牛病のニュースはとんと聞こえなくなった。
もう牛を食べてもいいのかしら?
まあ、いまさらだしね。ダメなら手遅れだしね。