雨なんか嫌いだ。
特にこんな時はな。
アメ降れ傘させ
「えへへ。ありがとうございました」
「いやいや、女性が風邪をひくのは困る。それに、の苦しい姿なんて見たくないからね」
7月24日
雨
と一緒に居るのは・・・
「それじゃあ、私は仕事に戻るが風邪をひかないように。おやすみ、」
「はい、おやすみなさい。大佐」
俺の天敵、ロイ・マスタング。
地位は大佐だ。
「おや?鋼の」
わざとらしく気づくな、わざとらしく!
「あれ〜?エド。居たんだ?ただいま!」
”いたんだ”って・・・お前。
俺がどれだけ心配してお前の事を待っていたのか。
そんな事も知らずに呑気にお前は笑顔でこっちに駆け寄ってくる。
「えへへ〜、大佐にごちそうして貰っちゃった」
ご丁寧に語尾にハートが付きそうだぞ!チクショウ!!
「ああ・・・、そうかよ。良かったな」
ぶっきらぼうに俺は言う。
そんな俺を見て大佐がにやにやと近づいてこう耳元で一言。
「余裕がないな、鋼の。そんなんじゃは私が頂くぞ?」
「な!!」
「はは。では、おやすみ。。良い夢を」
「はい!おやすみなさい、大佐」
そう言って車に乗り込んだ大佐を笑顔で見送る。
「あ〜、楽しかった。さぁ、もう寝よっと」
う〜っと伸びをして宿に入ろうとする。
「ありゃ?エド、まだ入んないの?」
くそ〜、この呑気娘め!!
俺が今どんな気持ちか少し考えやがれ!!
「・・・んなに楽しかったのかよ?」
「え?」
「大佐との食事」
「うん、そりゃあ・・・まぁ」
「・・・そうかよ」
「・・・エド?何、どしたの?機嫌悪いよ?」
「・・・が、楽しいよ?」
「ん?」
「俺と大佐と居るときどっちが楽しいんだよ!?」
「な、なーに?いきなり。今日はおかしいぞー?エドー」
そう言って俺の顔をのぞき込んでくるの顔をグイッと引き寄せる。
「え・・・?」
考えさせる余裕がないほど素早く唇をぶつけてのそれを塞ぐ。
「ん?んー!!」
が俺の胸を押し返そうと手に力を込める。
だがそれを俺は許さず、構わずキスを続ける。
「ん・・・!!」
は息が続かなくなったらしく、苦しそうな顔をする。
鼻で息をすることもしらないらしい。
ニヤッと俺は笑って少し舌を入れて、すばやくの唇を舐めて離してやる。
「ぜぇ・・・ぜぇ・・・」
ホントに苦しかったらしい。
多少ばかり罪悪感は感じるが、これは始まりだ。
「な、何すんのよー!!」
顔を真っ赤にしてが叫ぶ。
だが、俺はもう一度ニヤッと笑っての耳元に唇を近づけ言う。
「これからは、他のヤツが見えねぇー位愛をやるよ」
またの顔が真っ赤になるがお構いなし。
スタスタ俺は余裕を見せてを残して宿に戻る。
だってこれは宣戦布告。
今は後ろで突っ立ったまま俺の背中を見送るだけど、
その内追いかけずにはいられない位惚れさせてやるよ!!
覚悟しといた方がいいんじゃねぇ?
?