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どうして、私が舞台が好きなのか?
それは、舞台が「いきもの」だからです。
「いきもの」というのは、生物と言う意味でありません。
舞台に立つのは役者。それを支える多くのスタッフ。それを見に来るお客。
1つの舞台には、大勢の人が関わるのです。
映画やテレビは一瞬、その時をとらえ、永久にその映像を残しておくことが出来ます。
しかし舞台には時が有るのです。
役を演じる役者には、役者の人生があります。役者は人間です。日々成長してゆきます。嬉しいこと、辛いこと、様々な事が有るでしょう。そうやって、磨かれてゆくのです。
作品もそうです。
制作者も日々進歩する。そうなれば、1つの作品でも、手が加えられ、どんどん完成度が増して行くでしょう。
・客という立場の私も成長します。その日の気分や、それまでに勉強したこと、それまで生きてきた人生。10人10色、作品の見方は違います。そして、時によって、作品の感じ方も違うのです。
例えば、私の例で言うと、「風の谷のナウシカ」という宮崎アニメを何回か観ました。
子供の頃に観たときは、「気持ち悪い虫の出てくる話」というぐらいにしか思いませんでしたが、大人になって観てみると、環境問題等々、見方が変わっていたのを憶えています。
舞台にとって、全く同じ物というのはあり得ません。
たとえ、同じセリフ、同じ動き、同じ演出をしたとしても、全く同じ物というのは出来ないのです。
それは、私達が同じ時を生き、成長してゆくからだと思います。
今は、今しかないのです。だから、今何が出来るのか?