かつて、ありとあらゆる種類の苦痛と恐怖を味わった人達。
クチトンネルは、“銃弾、密林、呻き、暗闇、背後から迫ってくる敵の気配、北の強い意志と忍耐の象徴・・・”なのかもしれません。
ベトナム戦争中、ベトコンと呼ばれた彼らは、今、このトンネルで観光客を相手にガイドとして働いています。
ベトナム戦争の真実がここにあります。
ベトコンはどこにも見えないが、どこにでもいる・・。
そんな有名な言葉が印象に残っています。
ベトナム戦争中は、ここで多くの人々が、戦い、暮らし、そして死んでいったのです…。
観光客用に、トンネルは広げてあります。
しかしもとても通るのは大変なのです。
途中で、酸欠になり倒れた白人女性もいたらしいです。
落とし穴や、いろんな仕掛けがあります。
ツアーで参加して、はしゃぐ日本人。
まるで探検するように、トンネルを進んでいきます。
一番最初にベトナムを訪れた時に、街を案内してくれたチャンという名前の男の子。
彼は、この写真を撮った一年後にバイク事故で亡くなりました。
日本に留学する1ケ月前に、死んでしまったのです。
僕は、日本の桜が見たいなぁ。雪も見たいです・・。
そう話してくれたことを今も思い出します。
チャンは、安田成美さん主演の、ドクという日本のドラマが好きでした。今井美樹の歌も好きでした。
ベトナム美人。
宝石を買うのも、値段交渉が必要なのです。
人とバイクと車が行きかう瞬間。街の喧騒が好きです。
とてもお洒落に興味がある女の子たち。
彼女たちは、洋服を仕立てるのが仕事です。
私は、いつもここでワンピースを作ります。
ココナッツキャンデーを作っています。メコン川の小さな村でのお仕事。ぜんぶ手作業なんですよ。
ココナッツを、一個、1ドルで売る。それがこの子の仕事。