塩ビ管スピーカー制作メモ

塩ビ管を筐体としたスピーカーを作ってます。
他の方の作例は集まれ塩ビ管スピーカーへどうぞ。

うちでの再生機器はこんなんです。

再生機: パソコン(静音化仕様)
 └サウンドカード:Philips PSC706 "Acoustic Edge" (オペアンプをOPA2604に改造)
 └CDドライブ:PLEXTOR PX4012TA
アンプ: ラステームシステムズ RSDA202 もしくは、
エレキット TU-870

1号機

潜望鏡みたいな、コレが1号機です。手前の小さいのは2号機。
写真は集まれ塩ビ管スピーカーさんからお借りしています。

ユニットはALTEC Lansing CF204-8A。
当時、音が良いとか悪いとか、好きとか嫌いとか分からなかったので、
とりあえず見た目と価格だけで買う。

塩ビ管はVU100管1.2m弱を拾う。と言うことで無料。
半分にしたら55cmが2本。

で、何も考えずシンプルに組み立て。
そしたら当然、良い音で鳴ってくれません。
調べてみるとCF204は低音も高音も弱く、
特にエンクロージャーが小さいと、低音が全然出ないとのこと。


そこで、 1.塩ビ管を長くする 2.ユニットを買い換える の2択を迫られ…。
塩ビ管を長くするのは邪魔、ユニット買い換えるのはもったいない…。
で、第3の選択肢「これ以上買い足さずに低音を出す」ことに。
そして、「小さいスピーカーで低音を出す」と言う、
ちょっとありがちなコンセプトで1号機の制作が進んでいった。

具体的には、
・ユニットに磁石を追加して磁力を強化(キャンセルマグネットではなく順方向)、
・エンクロージャーに鉛テープ貼り付けて不要な共振を無くす、
・バスレフ周波数の適正化(と言うより、地道に1cmずつ短く切って音を聴く)

…などの改良をして、
約5.6Lと小型ながら、低音、と言うより、「低音感」を出すことに成功。
実際は50Hz程度までしか出てないけど、なぜかもの凄く低音の再生能力があるような音がします。
ユニットのおかげもあるかな?
ALTECは磁石が小さいため磁石追加で低音が改善しましたが、
FostexやTangBandなど、一般的に自作によく使われるユニットでは、元々磁力がけっこう強く、効果が薄かったり、
ユニットのバランスを崩す可能性があり、一概にオススメはできません。

もちろん中音域はALTECサウンド。アメリカンでジャジーで乾燥した音。
歌い手が見えるようなボーカルの再現力は、気持ち悪くて鳥肌が立ちました(汗)
ちなみに高音はエンクロージャーではどうしようもないので、さっぱり出ていないまま。

設計

1.マグネット追加。

2.ケーブル通し兼バスレフポートだったが埋め戻し。

3.パスレフポートはVP20、7cm。

4.足としてクランプを使用。

周波数特性

長野さんの家にて測定。1m先にマイクを設置しての測定です。
70Hz以下は雑音の影響でグラフが乱れてしまったので、実際のだいたいの線は緑色です(汗)
100Hzの谷は、部屋の本棚が吸収してしまうようで、実際は出ますので、そこも線を書いちゃってます(汗)
と言うことで、低いほうはあまり参考になりませんが、一応緑の線くらいだと言うことでお願いします。

で、けっこう凹凸が激しくて酷いグラフですね(汗)
でもこの1号機は、このグラフからは想像できないような良い音がしちゃって不思議。


2号機(改)

コレも集まれ塩ビ管スピーカーさんからお借りしている画像です。すいません。

1号機が低音も高音も出ない状態だったので、違うユニットに逃げたのが2号機…(汗)
12cmあるCF204より、8cmしか無くてもTBのユニットのほうが断然バランスが良く全域が出る、とのことで、TBのW3-993SCを買ってしまった。

で、また塩ビ管を拾いに行ったら、短いのしかゲットできず、しかも色も違う(汗)
VU100の25cmを2本。
で、もちろんバスレフで作ることに。

デスクトップに置ける小型スピーカーとして作るが、
1号機ボディと連結させると、しっかり低音が出てくれるので、
CF204を取って1号機ボディと2号機を合体させても使えるように設計。

その後、小型のままでもちゃんと低音が出るようにタンデム+バスレフに。

さらにその後、夏の名古屋オフで浜風商店さんのデコイに感激し、
次の日にはFF85Kを購入して、2号機ちゃっかりユニット交換(笑)

タンデムの配線を切ってドロンコーンとして使ったりもできる。
その場合、内部ユニット位置を出口付近まで押し出す。

設計

名古屋オフ当時の2号機。

VU100 25cm、100用キャップ、100用継ぎ手が主な材料。

1.TB W3-317SB(?)。通常ルートじゃ売ってません(汗)

2.TB W3-993SC。MDF板をドーナツ状に切って内部に固定。

3.VP25、5cmくらい?で100Hzくらいに合わせたつもり。テキトー。
1号機と合体するとダブルバスレフとして動作する。

4.合体できるように継ぎ手を差しておく。

2号機改。
1号機と2号機を合体させた現在のメインシステム。
ユニットが上向きなので、ハイ上がり気味なFF85Kでも落ち着いた音になる。

ただし、天井が反響しやすい環境では上向きユニットはダメっぽい。

ダンプラを入れると中高音がすっきりする。
ただし、音に勢いが無くなると言う意見もあるので、お好みで。
現状は10cmだが、もうちょっと短くてもいいのかも。

周波数特性

長野さん宅にて。1.5m離れてマイクを設置してあります。
80〜100Hzがかなり主張。
ベースラインがボコボコ出てウーハー要らず。
40Hzまではちゃんと出てます。
1kHz過ぎの谷は、タンデムによる干渉(汗)
これが無ければけっこう優秀なグラフなのにな〜。


オマケ

アンモナイト型逆ホーンスピーカー、「ナイトメア」。
TLSとバスレフの中間の動作をするらしい。
超小型スピーカーの割にはしっかりと低音が出てますが、やっぱり大きいスピーカーには適いません。
現在放置プレイ。ごめんなさい。