映画祭

ここではぼくが観た映画についての感想を書いています。
映画といってもほぼ100%DVD作品です。
そしてぼく自身映画がそれほど好きではありません。
なので更新頻度もそれほど高くはありません。
2〜3ヶ月に2〜3作品をまとめて借りてきて鑑賞するサイクルとなっております。
ちなみに、このページのタイトルがなぜに映画祭なのかは覚えていません。
多分コンスタントに観るのではなく、周期的にまとめて観るからだったかと思います。

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『ティファニーで朝食を』
トルーマン・カポーティ原作。
オードリー素敵。
オードリー最高。
オードリー万歳。
タイトルの意味を勘違いしていました。
ティファニーが経営する喫茶店で優雅な朝食をするものだと思ってました。
実際は、ティファニーのショーウィンドウを見ながらテイクアウトのパンとコーヒーを食べるというものでした。
どちらも素敵だからいいのですけどね。
「ハチミツとクローバー」の真山が使用している着メロはこの映画からきてたんですね。
はぁ……オードリー素敵(溜め息)


『ニュー・シネマパラダイス』
舞台は第二次大戦後のシチリア島。母と妹と暮らす映画好きの少年トト。そしてシネマパラダイスで映画技師をしているアルバート。2人はシネマパラダイスを通じて親交を深める。シネマパラダイスの出火、建て直し、そして新シネマパラダイスの誕生。火事により失明したアルバートの代わりに映画技師となったトト。そんなトトもお年頃。恋あり恋あり映画ありの毎日。そんな日も過ぎ去り、徴兵されている間に彼女と離れ離れになり、映画技師も別の人間が雇われていた。徴兵されていた1年は確実に変化をもたらしていた。アルバートの助言もありトトは村を出ることになる。そしてアルバートの死を告げる母の電話を受け30年ぶりに帰郷したトトを待つものは・・・
頑張ってあらすじ書いてみました。
トトが主人公だと思ってたけど、アルバートが主人公だったんですね。
兵士と王女の寓話は今作が元ネタなんでしょうか。
トトは一途でしたけど、必ずしもそれが良いことなのか考えさせられました。
過ぎ去りし日々は取り戻せませんからね。結局、映画制作と恋人は天秤にかけられていたんですね。
エンディングは少年期の伏線を受けてのものだったんですね(半日後に気付いた)。
僕はこの結末にすっきりしませんでした。すべてを上手く片付ける方法があった気がするのです。フィクションですからどんな結末にも出来たはずなのに、トトの運命を第三者のアルバートが決定付けてしまった印象が強かったです。
その辺から、主人公はトトじゃなくてアルバートなのかなって思うに至った訳ですが。
アルバートの年長者らしい老婆心(長く生きてきたからこそ得られるもの)を不安定なそれでいてまっすぐな若者に押し付けたように思えるのですよね。
その辺は、その後のエレナも「あの頃は分からなかった、けれど今なら分かる」とか言ってますが、フォロー以外のなにものでもないと思います。
他人から押し付けられた正しい選択が本人にとって必ずしも正しい選択ではない。
間違った選択であっても最後には自分自身で選んで欲しいと僕は思います。
青臭く、全くもって合理的じゃないですけど、そんな馬鹿らしさが僕は好きです。
追記
トトを主人公に沿えて、エレナとばっちりハッピーエンドを迎えるバージョンが観てみたいです。チープな三流映画かもしれませんけど「けっ、青くせーな、べらんめぇ」とか文句つけながら観てみたいです。


『大脱走』
THE GREAT ESCAPEが原題です。
まずメインテーマが良かったです。
話が進んで行く間もかかるBGMはほとんどこの曲。
観てる間に刷り込もうとしているかのようです。
さて内容の方はといえば、第二次大戦中ドイツサガンに建てられた収容所に集められた連合軍の捕虜たちが脱走を目指すというもの。
脱走は捕虜の使命である。脱走を企てる事によって敵兵を収容所に釘付けにする。釘付けにする為にこそ捕虜は脱走を企てるのである。
この前提がエンディングに反映されています。
浦沢直樹「20世紀少年」で今作について語られている場面があり、そこから脱走に成功するのはスティーブ・マックイーンだけだと思ってました。
まぁそういうことで予想外の結末だったわけです。
チェスの駒のように(西洋風)各キャラが各々の役割を演じる姿が魅力的に描かれてました。
収容所を出てからの逃走劇も面白かったけど(バイクの策越えとかね)、収容所からの脱出劇が地味ながら面白かったです。
土を掘り、掘った土を捨て、支柱を立て、エアポンプを作り、監視は怠らず、音が外に漏れないように誤魔化し、外に出てからの準備も着々と進める。
こういう準備段階ってワクワクします。文化祭なんかのイベントごととかもね。
ドイツ軍の飛行機やバイクや車がかっこよかったです。
長さを感じさせない作りは流石だと思います。十分楽しめました。


『ターミナル』
限定された空間とさりげない演出と元ネタを聞くとがっかりするほどの美談っぷりがシナってました(青菜に塩みたいだな、シナジー効果って言いたかっただけです)。
終盤世界観が馴染んできたころ、ふいに任天堂のMOTHERを思い浮かべた。
空港という設定がMOTHERの世界観にマッチしそうだなぁと思ったのです。
エンドロールを見て主演がトムハンクスだということを知った僕に映画を観る資格はあるのでしょうか?いや、ない(気にせず観ますが)
印象に残ったシーンは、主人公がスチュワーデスを食事に誘う時です。
搭乗口から降りてきた彼女を主人公の仲間が通せんぼしつつ上手く主人公の元まで誘導するんですけど、ありえないと思いつつも微笑ましかったです。コメディドラマやアニメではよく使われますけど好きです。シチュエーション萌えとでも言いましょうか(言わなくてもよい)。
素朴な感想として、アメリカのハンバーガは大きいなぁというのもありました。
万人向けの良作です。僕にとってはど真ん中、山なりボールでした。


『ミスティック・リバー』
某指輪をめぐる冒険映画にアカデミー賞を阻まれた作品。
帳尻を合わせるように主演男優賞とかもらってましたよね。
比べてみるとどっちもどっちかなと思います。
指輪はファンタジーの原点だと言われてますけど、原点というだけで面白味に欠けます。
本作は何を於いても後味が悪い。事件解決のプロセスは面白いんだけどね。
まぁ、指輪の方は1作目2作目の合わせ技で受賞したようなものだと思います。
かつて幼馴染だった3人の数奇な運命を描いた作品。
3すくみにみえる均衡状態を線で表すと、ABCを結ぶ正三角形を書けばいい。
でも実際は正三角形を構成する3本の線には矢印がついていて、現状は停滞してるように見えるわけです。それがゆっくりと動き始めて、しまいには三角形を構成しなくなる。崩壊しちゃうんです。本編の流れを説明するとそんな感じです。
川の流れは止めることができませんからね、上手いタイトルです。
結末が登場人物にとって不公平なのはやっぱり後味悪いです。
こんな物語があるから恩田陸の青春小説を素晴らしいと思って読めるんでしょうか。
演出は凝ってていいと思います。


『オズの魔法使い』
臆病なライオンが元K1選手の角田に見えて仕方なかったです。
脳みそが麦わらでできてるはずの案山子が一番賢いのにも疑問です。
「黄色いレンガの上を歩いて行くのよ」と言われるけど作中には黄色いレンガの道しか登場しない。
とてもぬるい作品です。舞台向けなのでしょう。
ミュージカルということで音楽は素晴らしいんですけどね。
『虹の彼方に」とか。
それだけといえばそれだけなんですけど・・・。


『タイタンズを忘れない』
僕も忘れません。
黒人差別が当たり前のヴァージニア州にある高校のあるフットボールチームが人種の壁を越えて勝ち進んでいくヒューマンドラマ、とでも言いましょうか。
だいたいひとつの物語において一番盛り上がるところは、黒幕との最終決戦だったり、試合の決勝戦だったり、結婚式だったりするわけですけど、この作品では最初から最後までゾクゾクしてました。
合宿での険悪なムードからわだかまりが解け意気投合する場面。
9月学校が始まってチームの外では黒人差別が当たり前のように在る現実。
試合にも影を落とし始めるチームの仲。
それを解決し、勝ち進めるチーム。
勝ち進めることで人種差別よりも素晴らしいものが確かに存在すると訴えるような流れ。
決勝直前、事故で下半身不随になるチームメイト。
落ち込むどころか奮い立ち見事決勝を制するタイタンズ。
結構ありきたりな設定だと思うんですけど、それでも感動できるつくりです。
作品の底で流れるダイナミズムが観る人の心を揺さぶるのでしょうね。
得も言わず存在する勢いがすごいです。
ごちそうさまでした。


『ロード・オブ・ザ・リング 王の帰還』
カミングアウトしますと、わたくし1作目観てません!
2作目もテレビで流し観ただけです。
そして、いきなり3作目。 分からん!
人名地名、固有名詞がさっぱりです!
少ないながらも理解した事は、エルフの弓使いがカッコいいって事とホビットの半分以上は役立たずだって事。
気のせいか、2作目で魔法使ってませんでした?
あんな大軍勢同士の争いがたった1日で決着するなんて!
折れた剣が打ち直しただけで元通りになるなんて!
投石台にしても尖塔ひとつ破壊できるほどの威力を打ち出す源がオーガの腕力・・・って使い方がしょぼすぎないか?火をつけた矢とか槍とかさぁ。
頭使ってないのよねぇ。
主役が一騎当千の活躍するだけで勝っちゃうし。
普通にガチンコ勝負だったりするし。
総評。
良く言えば「壮大」、こう始まる場合主に言いたい事は後に続く「悪く言えば」である。
無駄に長い、原作の全部分を抽出したようなイベントの数々、全編通しての繋がりが弱い。
指輪を捨てに行ってるフロドとサムの方がメインのはずなのに、戦争してる部隊の方が割かれている時間も多く派手。
主人公のはずのフロドがまたヘタレで、サムの方が主人公らしい活躍を魅せてくれます、デブだけど。
指輪の旅が決着した時も戦争してる部隊は「フロド!フロド!」ですよ。
仲間捨てて、敵に捕まって、最後には指輪を自分のものにしようとしてさ。
指食いちぎられて罰は下されたみたいに終わってさ。
なんか納得できへんのよね。期待はずれでした。


『ロボコン』
ひょんなことからロボットコンテスト略してロボコンに出場する事になった主人公(長澤まさみ)たちが大会を通して変化(成長?)していくお話。
長澤まさみさんも時の人ですが、小栗旬さんも時の人ですね。
ロボットや工作機械が出す擬音がまたいい味出してます。
キュイーン、ギュワン、キュルキュルキュル、ガション、パタッ、ウィーなどなど。
聞いてるだけでうっとりしちゃいます。
大会で対戦する相手のロボットもまた個性的で毎試合違った展開になり飽きさせないつくりでした。
ショッカーだろっ!って言いたくなるような集団や長澤まさみさんが口ずさむ「夢先案内人」やら本筋から少し離れたところにも魅せ場があって楽しめました。
最後に一つ苦言を。
ラストの「部長!入部します」「(にこっと笑って)歓迎します」はクサすぎです。
気持ちこもってません。
オチなしで終わる方がいいところなのに、意図せずオチがついてしまいました。


『ぼくは怖くない』
これも元日に観ました。
劇場公開された時に乙一さんが絶賛していました。
原作は早川ミステリー文庫で刊行されていたはずです。
主人公の住む村のとある空家の地下には秘密の部屋がある。
そこには気味の悪い少年がいて、主人公は好奇心の赴くまま何度も訪れる事になり、そのうち・・・。
って感じの話です。
物語の核心はこの少年にあるんですが、その辺の謎が徐々に明かされていきます。
そして、ラスト10分。
うつらうつら舟を漕ぎながら観てたんですが、一気に目が覚めました。
もードキドキですよ。
黄金色の麦畑?と単調な音楽と閉鎖された空間での物語と、舞台公演されてる芝居みたいな感じです。単館系っていうのかな。
とにかく、ぼくは怖かったです。


『キルビルVol.2』
2005年元日に観ました。
パイ・メイ先生でしたっけ。
あの先生のヒゲを撫でる仕種にぞくぞくしました。気持ち悪い。
過去のエピソードとして登場したんですけど、現在で既に殺されてました。
五突爆心拳でしたっけ?北斗神拳ですか。五秒で死ぬって・・・ねぇ?
最終章で娘が生きてたとか色々あるけど、個人的にはVol.1の方が好きです。


『あなたのために』
ナタリー=ポートマンが可愛かった。
その娘役の子も可愛かった。
とてもチープな作品です。
でも、チープな作品がつまらないかというとそうでもないです。
自分が選んだ映画を面白くないなんて言いたくありませんもん。
良い場面はあります。
主人公がウォルマートの中をちょこちょこ歩いてる場面やクライマックスで大学をちょこちょこ歩いているシーンはキュートでした。
主人公はハッピーエンドを迎えます。
それまでの流れがムチャクチャといえばムチャクチャ。
主人公の娘役の父親が両足切断で車椅子生活になっていたり、娘を生んだ後の主人公を呼んだシスターも竜巻で死んでしまったり、主人公の周りがすっごく不幸に見えます。


『戦場のピアニスト』
整列させられた人たちから幾人かが呼ばれ、伏せるように命令される。
伏せることがイコール死ぬことだと分かっていても逆らえない。
ひとり殺され、ふたり殺され、最後の男を殺すために劇鉄を打つ。
しかし、弾切れ。
無感動に弾を詰める兵士。
恐怖におののき、逃げることさえ出来ない男。
弾を詰め終えた兵士は何事もなかったように男を撃つ。
この場面は観客に訴えるものがあります。
もうひとつ、クライマックスで主人公のピアノに魅了されたドイツ兵が主人公に援助する。
その後、主人公とドイツ兵の立場が入れ替わる結末は絶妙です。
戦争という「場」が支配するところでは、人はどちらの立場にもなりえる。
そんなメッセージを僕自身は強く感じました。
蛇足ですが、ひげの濃い主人公は嫌いです(にこにこ)
ピアノもそれほど印象的ではなかったです。


『キャッチミーイフユーキャン』
小切手詐欺をはたらく話です。
最初は上手くいかない部分ばかりで、それをひとつずつ克服していき、最終的にはうん百万ドルを手に入れます。
具体的な目標もなく、繰り広げられる犯罪には滑稽さがにじみ出ていました。
両親の離婚を原動力にここまで取り組めるってすごいです。
オチは嫌いですが、小切手詐欺で行き着くところまで行った部分は好きです。
途中の看護婦さんはエロかったです。けものみたいで。


『ゼブラーマン』
映画作品というよりTV作品でした。
クドカンの演出もTV向きの小ネタでした。
冒頭は相川翔さんの境遇が痛々しくて直視できませんでした。
クライマックスになると衣装がカッコいい方になります。
あれ?その辺の解説はなし?と思いましたが、ないのでしょう。
あとから考えるとそんなことばっかりでした。
ゼブラナースとか。
鈴木京香はよくあの格好しましたね、ほんと。


『踊る大捜査線 レインボーブリッジを閉鎖しろ』
普通に面白かった。
でも前作の方がデキはいいと思う。
ネームバリューはあるから観る人は観るし、観ない人は観ないでしょう。


『ファインディング・ニモ』
ピクサーっていう映画制作会社の作品(らしい)。
ニモが主人公と思ってました。
ちょっと英語できる人なら題名みてすぐ理解できるのでしょうが、わたくし題名に「二モ」と入っていただけで主人公をニモと思ってました。
僕が邦題つけるとすれば「バッ!バッ!ニモォ〜!!!」ですね。
右向いて、左向いて、叫ぶっ!感じを表現しました。
ニモの父親マーリンの吹き替えはとんねるずの木梨憲武さんだったんですね、クレジットみるまで分かりませんでした。
相方は室井滋さんでしたし。
個人的には中島ヒロトですが。ラストの学校の場面でアナウンスみたいな声出してるのがそうだと思ったのですが、どうなんでしょう。
テーマは王道、家族愛。
作中ずっと感じたアメリカ人らしい(?)サバサバ感が少しおかしかった。
冒頭の子供の名前を考えるシーンで、「こっちから半分は○○ジュニア、で、残り半分は○○ジュニア!ハイ、終わり!」って言うシーンがあるんです。 家族愛をテーマにしておきながら・・・それかいっ!
って思わずつっこみました。
さんご礁が極彩色だったり、ニモやマーリンがシーマンに見えたり、クジラのシーンがクリスチャンラッセンみたいだったり、後半シドニーの描写がSFCドンキーコングみたいだったり、ニモが餌食になりかけた飼い主がチャイルドプレイのチャッキーみたいだったり、ペイフォワード?と思うシーンがあったりしました。
全体通して小技がきいてました。
感想として、家族愛よりもこのあとしばらく魚食べれないなぁと思った。
(もともとそんなに好きじゃないけど)


『g@me』
東野圭吾さん原作「ゲームの名は誘拐」の映画化作品。
藤木直人さん主演、仲間由紀惠さんも出演してます。
レンタルはVHSのみ。DVDは未定(レンタルされてない)。
さて、中身なんですがミステリらしく二転三転します。
観てる間中、文章の流れを考えてみたりしました。
2時間飽きさせない内容です。
ただし結末は許せません。
僕にとって映画はハッピーエンドでないといけないのです。
課題として問題提起してそのまま終わるような作品は嫌い。
映画作品に言われるまでもなく考えようと思ったことなら考えるし、考えない考えたくない考えようと思わないことなら考えません。
仲間由紀惠さんの白いカッターシャツ1枚姿がエロかった。
藤木直人さんの感情の変化が流れるように変わっていくのでなく、ブロックごとで変化していた。大きく分けて3回ぐらいかな。
最初の高圧的な態度は少しわざとらしかった。でも本で読むとこれぐらいの冷めた感じが結構普通に登場するんですよね。
何度も書きますがハッピーエンドで終わらせて欲しかったです。
主役2人さっぱりした感じで終わるのも嫌でした。
あと、チューチューチュチューしてんじゃねえよっ!って思うぐらいまぐわうシーンはキスばかりでした。それはちょっとないだろ・・・と思った。
追加
全編通してauの携帯電話しか出てこない。
むーなんとなく分かるけど現実の世界見せつけられて興ざめ。
もう一点。
いくらフリーメールでも身元特定できるでしょ。
自宅のPCからだったし。最近の2chへの書き込みでも身元特定されてますし。
こういう詮索ばかりしてると作品を楽しめなくなってくるんですよね。
反省。


『スティッチ・ザ・ムービー』
リロアンドスティッチのOVA(のような)続編。
久し振りにみるスティッチは不細工に戻ってました。
アメリカ人の感性によるアニメっておかしくて面白いです。
笑い所が笑い所になっていないあたりが苦笑ものです。
まぁ、結局試作品623体がハワイにばらまかれちゃって、それを集めると言う名目の上にシリーズ化されそうです。
それピカ○ューやん!って思ったり思わなかったり。
なんとかジャパニメーションに近づけようとする姿勢は良かったです。
素直に面白がれないけど、不思議に面白かった作品です。


『キル・ビル』
タランティーノ監督は日本を勘違いしてるのですね。
切って切って切り伏せて、殺して血を吹かせて・・・っていいながらも、アホ映画でした。笑うしかない。
最初は意外と真面目に観てたけど、沖縄に行って千葉真一登場してからもう歯止めが利かなくなりました。
ナイナイのオールナイトニッポンでも取り上げられてましたが、千葉真一さんが噛んでます。寿司屋の店長である千葉さんが店員に向かって上がりを主人公に出すよう命じるシーンで「それがおめえのし・・・役目だろ」って部分です。
それだけならまだしも、後ろにかかってる「酔生夢死」の書き物。
意味は有意義なことを一つもせず、むだに一生を終えること、です。
さて日本を少なからず舞台にしているにも関わらず、中国、宋の儒学者、程(ていこう)・程頤(ていい)兄弟の語録なんです。しかも沖縄で。
沖縄は大陸の方が近しい関係にあったはずやから日本刀ってなかったのでは?と少なからず疑問を抱きました。ハットリハンゾウって名前もそうですけど。実のところ沖縄の要素が全く関係ないですね。まぁハットリハンゾウさんも移ってきた人ってことなんでしょうね。
それからは、設定がおかしいやんと一度思ってしまったため、もうあとは崩れる一方でした。
飛行機に日本刀持ち込んでるし、フルフェイスのマスクにスーツ姿の男がバイクに日本刀引っ掛けてつるんで走ってるんですよ。目的地着いたら着いたでカトーマスクしてるし。サッカー日韓ワールドカップでつけてた人いましたよね。一時FMでよく流れた外人ズゴーゴーが出てくるし、マカロニウエスタン?ってタランティーノが言ってたけどウエスタンな音楽流れるわ、へなちょこ効果音入るわ、片言の日本語で「ヤチマイナ」とか言ってるし、下手すると「ヘチマ」に聞こえるし、すごい軽そうに鉄球振り回すし、挙句に後頭部にもろに喰らってるのに死なないし、ラストの決闘が終了するまで庭の獅子脅しが鳴らないし、ってかあとで考えたろ、タランティーノ!
もうアホアホやで、マイッタ。
タランティーノマイッタヨ!!!
関西人のノリに近いです。
劇場で観た人はどんな感じやったんやろ・・・。


『クレイマー・クレイマー』
この作品タイトルがクレイマーを2度つなげているのは強調する為なのかと思っていたんですが、原題みて納得しました。「クレイマーvsクレイマー」の意味だったんですね。ナルホドナルホド。
まぁ、子供をどちらがひきとるかでクレイマー氏とクレイマー夫人が争うお話です。
印象に残ったポイントはテーマ曲とフレンチトーストと結末ですね。
テーマ曲は明石家マンションの勤君が登場するクレーマーで使われてましたね。
フレンチトーストは冒頭と最後の方で2回登場するんですけど上手な使い方でした。
そして結末、これは僕にとって意外でした。
他のポイントとしては離婚裁判の様子が痛々しく描かれていた事とアメリカの都市は灰色がかってみえる事でした。
特典映像でドキュメンタリが入ってたんですけど、子役の子がいい大人になってました。こっちの方が衝撃だよっ!と思いながら50分ほどのドキュメンタリを早送りで見てやりました。ふふふ。


『CUBE』
いきなり箱の中から始まる物語。
訳もなく箱の中に連れて来られた事から脱出を目指す5、6人。
ただそこには罠があり、裏切りがあり、出口がなかったりのてんやわんや。
開始早々は脱出の為に一致団結して進むんだけど、進むうちに不安、不満、猜疑なんかがドロドロ渦巻いて・・・。
罠にかかり死ぬ者、裏切りにあい見殺しにされる者、裏切られ死ぬ者、返り討ちにあう者、自分が生き残る為に殺す者、そして生き残る物。
密閉空間に閉じ込められた人間の心理描写が巧緻でした。
後半30分なんてものすごいよ、ニイチャン。
カッコいい罠、英語でいうとTRAPですね、が登場するんですが数が少ない。3つぐらいしか出てこないんでよ。そこをもっと演出として使って欲しかったです。でも使いすぎると流行のアクション映画みたいになるから注意が必要ですね。
「今あるものを最大限に利用し、最大限の効果を得る。」 そんな言葉がどこかにありました。最後は多分「最適の結果を得る」だった気はしますが。
DVDのおまけ特典としてショートフィルム「ELEVATED」というのがついてました。こちらもエレベータ内部に自分の意志とは無関係に閉じ込められるという疑似密閉空間が舞台です。20分の映像なんですがこちらも上手く作られてました。


『チャイルドプレイ』
「僕チャッキー、チャッキーと遊ぼうよ、ハイディーホー」
人形に殺人鬼の魂が乗り移って暴れるお話です。
山崎邦正が真似してるみたいです。
最初は普通に人形の振りをしてるんだけれども、その時が一番怖かった。
正面を向いている登場人物の後ろを驚くべき速さで左から右へ移動するシーンがムチャクチャ怖い。
だってね、なんでかっていうとね、すごい不自然なの。
ヒモで引っ張ってるだろっ!って感じでね。
カーテンレールを滑るように人形が移動する、これはチビった。
電池が入ってないことに気付いて、それを確認するシーンも怖かったね。
バレちゃあしょうがないって具合に正体がバレてから後は好き勝手に動くんだけど教育テレビの人形並で怖くなかった。
ただ、チャッキー往生際が悪い。
ホラー映画の悪役全般に言えるのかもしれないけど、なかなか死なない。
これにはびっくりだ。
主役の少年は可愛かったです。
ホラー映画で怖いぞ怖いぞって期待がある分、最初はドキドキするんだけど展開が進むとそれほどでもなかったです。


『スタンドバイミー』
評判どおり良かったです、名作ですね。
中学校にあがる直前の休みに少年4人組が冒険に出発する話。
ひたすら線路の上を歩いていきます。
少年達はみな悩みをもってます。ベタなストーリーかもしれませんが好き。
ただひとつ、クリスの兄貴になんの制裁もないのは観てて悔しかったです。
この冒険の後の話は細かく描かれていません。簡単な語りが入ってるだけです。やぼったくなく、これぐらいでエンドマークを打つのが潔いなと思いました。
勿論ベン・E・キングの「STAND BY ME」も良かった。
「ロリーポップ」もね。


『2001年宇宙の旅』
スタンリー=キューブリックはすごいと思った。
僕には思いつかない世界です。
猿人が動物の骨を武器として使う場面。
HAL9000型の反乱でコールドスリープ中の搭乗員の状態を管理する心電図(5つ位)が次々に波状のグラフが1本の線に変わっていく場面。
HAL9000型の論理回路をひとつひとつ停止させていく場面。
宇宙に放り出されたクルーがゆるゆると回転している場面。
モノリスの存在。
今観ても新鮮さを失わない作品。
コンピュータの反乱ってSFで出てくるけど現実にはありえないんよね。
「人格を持っているようにみえるのはなぜか?」
「我々も本当のところはわかっていないのです」
そんなもん大事な木星探索に使うなよ!って思いました。


『バグダッドカフェ』
主人公ジャスミン(かなり重い)が寂れたモーテルバグダッドカフェに活気を取り戻すお話。以前栄えていたのかは不明ですけど。
徹夜明けで観てたのですが、こっくりこっくりなってくるタイミングでコーリングユーが流れてきましてハタっと復活してたんです。
ジャスミンが一度ビザが切れて帰国後、再度バグダッドカフェを訪れるシーンがカッコ良かったです。赤みがかった配色に給水塔のような建物、それを背景に再会するジャスミンとブランディ(やったかな)。絵になってました。
派手さもなく、古臭ささえ感じたけれどコーリングユーにまとめられたような作品でした。
映画って連続する「球」からなる円柱のように3次元な匂いがします。
映像があって、言葉があって、間がある。
それらをまとめてひとつのシーンとして記憶する。
全編の中でその特別なワンシーンの持つ意味がひどく繊細で愛しく感じます。
この作品はタイトルが良かったですね。


『ショーシャンクの空に』
原作はスティーブンキングです。
1度目は流し程度、2度目は確認ということで計2回観ました。
一番印象に残ったのは上半身裸で両手を広げ脱走に成功したことに歓喜する主人公のシーンではなく、規律違反と知りながらフィガロの結婚を刑務所内に流すシーンです。フィガロの結婚自体はそれほど印象に残るメロディではななかったのですが、懲罰から戻った主人公が「音楽は何者にも奪われない」とふかすんです、あぁなるほどねと思いました。
あとはトミーが登場してから退場するまでのシーンですね、起承転結の「転」です。主人公が捕まった殺人事件の真実を持ち込み、勉学に励む姿をみせ、そして所長の陰謀で殺される。登場時間の割りに印象に残るキャラでした、合掌。
そしてミステリっぽく伏線の張り方が素晴らしかったです。クライマックス近くで理路整然と語られるんだけど聞いてて惚れ惚れするほどスマートな論理です。2度目に観たとき、抜き打ち検査で主人公の牢獄を調べられるシーンにて違う意味でハラハラしました。「あんたクレイジーや」そう思わされました。
僕は主人公が脱獄したところでピリオドを打ってもよかったと思うのですが、物語は相棒のレッドが仮釈放され主人公と再会するまで続きます。もうここはエピローグとして観ました。2段式なんですね。
つっこみどころとして、所長が自殺するシーンで弾丸を6発込めていたのが少し不思議でした。もうひとつ主人公アンディが椎名桔平に似てると思った、個人的にですが。
映画も捨てたものじゃないと思えた作品でした(生意気)


『ビューティフルマインド』
実在の数学者が苦難を乗り越えノーベル賞をとるお話です。
こう書くとありきたりですがツボを押さえたつくりはハラショーです。
映像が綺麗でした。学校ではアカデミックな色づかいがなされ、月夜のパーティーではノスタルジックな色づかいがなされ、とても自然な雰囲気が出ていました。
お気に入りのシーンはノーベル賞受賞式の主人公のスピーチです。
「今夜のわたしがあるのは・・・君のおかげだ   ありがとう」
分裂症で苦悩し、それを乗り越える過程を経てこのシーンだったので説得力がありました。授賞式という公の場で妻ひとりにむけたこのセリフかっこよすぎです。そしてこれを受けてスタンディングオベーション。
他にも敬意を示したい相手に自分が持っているペンをテーブルに置く場面があり、欧米文化のこういった賞賛を惜しまないところは好きです。
数学は数学でも経済数学を専攻してるみたいでした、反トラスト法、ゲーム理論って単語がでてました。
主人公の妻役の人が綺麗でした。すらっと細くて、知的な雰囲気を醸してました。
そして幕が下りる寸前、「行きましょうか、お嬢さん」日本語字幕でしたが、このセリフ。老いた夫が老いた妻に対して「お嬢さん」・・・涙ダァーですよ、嘘ですけど。でも、こういうニュアンスの言葉に一瞬くらっとなります。


『時計じかけのオレンジ』
スタンリー=キューブリック監督の作品です。
悪事を働けなくする矯正プロジェクトを受けた男の回顧録かな。
セックス&バイオレンスな展開です。プロジェクトの前と後で加害者か被害者かの違いはあるけれども終始バイオレンスはありました。観てて気持ち悪くなります。因果応報、AとBを入れ替えただけの暴力シーン。
ベートーベンとバイオレンスが妙にしっくりきました。
他のサイトで読んだ感想ではなんだかもっと小難しいこと書いてましたけど、展開、カメラワーク、音楽、小道具は良かったです。
本質的なテーマについては正直分かりません。
最後のセリフが意味深長ですが、やっぱり分かりません。
この監督さん『A.I.』もやってた気がする。
タイトルはずば抜けてカッコいいです。


『I AM SAM』
知能障害の父親が娘を取り戻す物語。
ビートルズがメインなのか娘を取り戻すのがメインなのか分かりません。
それぐらいビートルズしてます。
ジョンのポスターしかり、メンバーの名句を引用したり、アビーロードのパロディやってみたり、音楽がまた良かった。
「ルーシーはダイヤと一緒に空に♪」そこから名付けられた娘ルーシー。
可愛かったです。
ユー・ガット・メールでもそうですけどアメリカってスタバの数多いですね。
カフェといえばスタバなんでしょうか。サムもスタバで働いてたし。
ピザハット出てくるわ、セブンイレブン出てくるわで妙な感じでした。
サムがサムなりの答えを持って弁護士の女性と里親の女性、そして勿論ルーシーをHELPします。涙ながらに見ること間違いないです。(嘘)
アメリカの児童福祉法?なるものに色々考えさせられました。
「"It"とよばれた子」と「I AM SAM」の違いわなんでしょう。
「リロアンドスティッチ」でも福祉局が出てきます。
同じバックグラウンドで子供たちそれぞれの事情があり、十把一からげではどうにもならないでしょうね。
世界は広いよ。よい解決方法まってます。


『Dolls』
北野武の映画作品。物語性は薄いです。
「ひっつき乞食だ」
結婚を約束された女が自殺未遂をはかり、頭がおかしくなる。
結婚を約束していた女とは別に社長令嬢と結婚することになってしまった男。
男は女を迎えに行き、意味不明の旅をする話。
ヤクザの親分が公園のベンチでただ待ち続ける女とのわずかな出会いの話。
アイドルの追っかけをしている男がアイドルの事故をきっかけに盲目になり、引退したアイドルに会いに行く話。
3つから成り立ってるみたいです。
共通項は死んじゃうって事です。死=バイオレンスでいいのか分からないですし、北野作品の特徴なのかどうなのかも分かりませんが鮮やかでした。
人物が人形みたいにみえます。最初と最後に人形劇が入ってたりします。
菅野美穂かわいいです。深田恭子がマミムメメモ♪って唄ってます。
色彩美がすごいです。BGMもほとんどなく効果音もほとんどなく映像だけで勝負してる感じです。


『ユー・ガット・メール』
オンラインでの親密になっていく関係とオフラインでの対立した関係を交えながら2人が結ばれるまでの物語です。
「あなたでよかった」とラストシーンでヒロインがもらすのですが、自信が確信に変わった瞬間だったのでしょう。
実際ネット上で知り合ってオフラインで会う場合、こんな言葉出てこねえよ、なんてつっこんだりもしましたけど、シンデレラストーリーのように淡い夢を見せてくれる作品なんでしょう。作品としては普通に面白かったです。
メールを打つシーンで何度も何度も打っては消し打っては消し試行錯誤してるシーンは共感できます。文章でしか伝えられないから一番よい言葉を真剣に選んじゃう。それとは別に決断の必要な文句なんかは同じ文章を打っては消し打っては消す、送信ボタンを押すまでの気持ちの揺らめき、押した後の後戻りできない感、不思議です、メール。


『めぐり逢えたら』
何ひとつつながりのない男女がとても細い糸をたよりに出会う物語です。
冒頭部分と結末部分が良かったです。
その間はつまらなかったです。
雨降りのシーンが新鮮でした。
男親と息子の会話シーンにもユーモアが感じられました。
押さえるところ押さえると以上4点です。


『リロアンドスティッチ』
スティッチが妙に気になったので借りてきました。 実際に観るまでは不細工なのか可愛いのか正直微妙でした。ただデズニィだから、なんだかんだで可愛いだろうなと思ってました。でも、登場シーンの第一声を聞いてイメージ壊されました。ヤマデラコウイチさんです。ガラガラ声です。話の途中は犬ということになってるので喋ることはあんまりなかったけど、ラストシーンの会話の場面の時には普通に受け入れてました。
家族っていうテーマがあるんだろうし、デズニィってカテゴリもあるだろうし、奇をてらった展開もなく、ハッピーエンドで終わる予定調和的なストーリーだったけど、それでもそれでも、子煩悩で親バカなひとりの父親になった気持ちになりました。
意外だったのは音楽かな。デズニィって音楽に凝ってるのかどうか知らんけどプレスリーですもん。
好きにならずにいられない。
Can't Help Falling In Love。
そういえばあごの割れた人いなかった気がする・・・。(偏見)


『シザーハンズ』
つい先日、地上波で放送されていたそうです。その話題を小耳に挟んだのでわざわざ借りてきて観ました。前半のコメディちっくな展開と後半のシリアスな展開、所々でみれるユーモアのセンス。一場面一場面で魅せてくれます。全体を通しては若干支離滅裂な感じもしますが目をつぶっても大丈夫な範囲だと思います。結末はアレでよかったんだと思います、ただ切ないですけど。英語のやりとりがなんだか格好良くみえました。「hold on me・・・」とか「good bye・・・」「I love you.」のやりとりなんかが新鮮に感じました。普段聞きなれないからでしょうけどね。
「どうして雪は降るの?」
「それは・・・」
この物語のようなあなたなりの答えはありますか?