静岡県静岡市の銭湯。
〜340円のしあわせ〜
人口は47万人の静岡市ですが、銭湯は・・・たった5軒しかありません・・・。
大人(中学生以上) 340円
小学生 120円
6歳未満 60円
洗髪料 0円
(2003年現在)
わざわざ洗髪料0円と書いてあるところがおもしろいです。
静岡市内の銭湯では第2月曜日は老人無料(70歳以上で、市発行のシルバーカードが必要)。
お湯は地下水をくみ上げて加熱しているようです。

天神湯
静岡市葵区浅間町1-29
【営業時間】15時〜23時
【定休日】月曜日(ただし第2月曜日は営業)
木之花開耶姫命を祭る浅間神社の東側、長谷通りに位置するのがこの天神湯です。
牛乳石鹸と書かれたのれんが目を引きます。
下駄箱は木札式で木製です(松竹錠)。
番台でお金を払います。番台がかなり高いところにあり、見上げる感じになります。
脱衣所はロッカー(松竹錠)が並びそれほど広くはありません。
浴室、湯船もそれほど広くはありません。下方はタイルで、上方は木造です。真新しい真っ青なペンキが雑に塗ってあり、ちょっと幻滅。基本的には戦後に建てたそのままではないでしょうか。
湯船はふたつ。右側は超音波(ジェット)で、左側は薬湯でヘルスケミカルのジャスミンでした。お湯の色は黄緑色。
温度はちょうどよく、ほかほかになりました。
桶は底に温泉マークが浮き彫りになったもので、赤茶色のものです。裏には「セキスイ」と書いてありました。静岡には多いようです。
トイレは段差和式。大型体重計はsのほかに「貫」が書いてあり時代を感じさせます。
有料ドライヤーあり。
いまの形になったのは戦後ですが、創業は大正時代ということでした。
番台の小さなガラス冷蔵庫にはビン牛乳なども売っています。

静岡高校が近いこともあり、周囲には駄菓子屋、お好み焼きやもいくつかあります。駄菓子屋ではもちろん、おでんを食べることができます。

桜湯
静岡市葵区駒形通3-2-1
【営業時間】14時〜24時30分
【定休日】火曜日
にぎやかな商店街の真ん中にあるのが桜湯です。
呉服町商店街と違い、駒形通り商店街は生活のための街という感じで、八百屋、魚屋、肉屋、スーパーマーケットが立ち並び、夕方は主婦たちで賑わいます。
平日の16時ごろ行ったのですが、前にはすでに自転車が並んでいました。静岡人の移動手段は自転車が多いです。おじーさんが、おばーさんを荷台に乗せて走ってたりしてみなさんパワフル。

さて牛乳石鹸と書かれた、天神湯よりは小さ目のピンクののれんをくぐると古い傘立てがあります。これだけでもわくわくしてしまいますね。
下駄箱は木製で木札式(錠銘:松竹錠)。半分くらい木札がありません(怒)。持ってる人は返せー。
引き戸は木製なのですが、無意味に自動ドアです。なんでだろう?
番台でお金を払います。
木製ロッカー(錠銘:松竹錠)。
真ん中に椅子とテーブルがあります。
ロッカーの上にはお風呂セットがいくつか置きっ放しになっていました。
湯船は2つで右が泡風呂で深め、左がヘルスケミカルの甘草の湯でした。桜湯だからなのかお湯がピンク色です。
お湯の温度はちょうどよく、ぽかぽかになりました。
桶はケロリンと同じ黄色の Mutuwa製 でしたが、底に赤く「ゆ」と描かれたものでした。比較的新しいようです。
鏡面広告は薬局や医院などが多かったです。
ビン牛乳などの飲み物のほかに、駄菓子屋の軒先のような冷凍庫がありアイスも売っています。昔から冬でもアイスを食べる静岡独特ではないでしょうか。
トイレ(段差和式)、大型体重計完備。
マッサージ室もあり、マッサージチェアも並んでいました。
有料:ドライヤー。
番台のおかみさんにお話を聞いてみました。
30年ほど営業しているそうです。
飲み屋の女将さんが仕事前に来ることも多いとか。
で、脱衣所の隅に縦2メートル、高さ1メートルくらいのミニロッカーがあったので聞いてみると、貸しロッカーで常連さんが石鹸やシャンプー、カミソリなどを入れておくためのものだそうです。1月300円。
初めて見ました。半分くらい埋まっていました。
女風呂のほうからも話し声が聞こえてきて、なごんだ空間でした。
ちなみに女性の方は番台と脱衣所の間についたてがあり、安心して入れそうです。
深夜まで営業しているので仕事帰りにはいる人も多いとか。
静岡で一番元気なお風呂屋さんです!
別棟でサウナもやっているようです。

近くにはやはり駄菓子屋があり、おでんがあるのも静岡らしいですね。

天狗湯
静岡市葵区本通7-2-1
【営業時間】不明
【定休日】日曜日
天狗湯は桜湯から西へ行った、本通り沿いにあります。
くじらと右下に赤字で「ゆ」と描かれた青っぽい暖簾です。
表は白い新材ですが、一歩中へ入ると・・・そこは昭和30年代の匂いが・・・。
下駄箱はもちろん木製で木札式(松竹錠)。
戸を開けると番台があります。
番台上のテレビでは暴れん坊将軍が放映されていて、レトロさを増しています。
脱衣所は床にゴザが敷いてあり冷たくないように工夫されています。
ロッカーは扉に大きく算用数字が書かれたもので、たいそう古そうです。
11番を使いましたが、なぜか鍵には「女」と。ここも鍵不足のようです。女風呂のほうはどうなっているのでしょう。
籐編み丸型の脱衣籠もありました。
浴室は真ん中にまん丸の湯船がある珍しい形式です。
お湯は・・・かなり熱いです! 時間帯によるのかもしれませんが、これは江戸っ子向きです。
カランには固定式シャワーあり。
桶はほとんどが市販のもので、残りは底に温泉マークのついた赤茶色のセキスイのものでした。
床はタイル、上方は木造で水色に塗装されています。
ブルーで短冊状のモザイクタイルが綺麗です。
脱衣所の隅にはなぜかギターやら電子レンジがおいてあり、不思議な雰囲気です。なぜ?
鏡の近くにはほこりをかぶった30年位前の巨大なコイン式ドライヤー(たぶん使えない)もありました。
そういえば脱衣所の明りは白熱球で天井だけ洋風でした。初めてですが、銭湯には蛍光灯より暖色系の明りが似合うのではないでしょうか。
なんだかお隣りの風呂を借りに行ったような感じでした。
大型体重計、マッサージ椅子あり。
飲みものもあるようです。

松乃湯
静岡市八幡1-3-14 廃業?
【営業時間】15時〜22時?
【定休日】水曜日?
絶滅危惧種。
おそらく戦後に建てたそのままの木造建築です。
暖簾をくぐり戸を開けるとなんだか暗い・・・。
もちろん蛍光灯はついているのですが、光が届いていない模様。
番台にも人がいません。でも浴室には人がいるのであがってしばらく待っているとお婆さんが来ました。
下駄箱もあるのですが、木札が無く使われていないようです。松竹錠ですが上下に開く珍しい形式です。
円形の傘立てもあります(錠銘は不明)。
脱衣所はもちろん板の間。
ロッカーは大きく数字が書いてある年代もの。
湯船はひとつで真ん中壁側にありますが、お湯が半分くらいまでしかありません・・・。
湯加減はちょうどよかったです。
タイルのはがれた破片が隅に積んであったり、何度拭いても見えない鏡だったり、アヤシさ大爆発です。
鏡面広告は質屋と薬局。
桶はセキスイの赤茶色。
コインドライヤーあり。
手動式のマッサージ椅子もありました。
飲み物も売っているようです。
隅にはおそらく昔の暖簾(シンプルに「ゆ」)と描かれたものが架けてありました。
いや、私はいったいどの時代に迷い込んでしまったのだろう。

岳南湯
静岡市葵区安東1-6-6 2003年末廃業
【営業時間】14時30分〜21時
【定休日】金曜日
駐車場あり
熊野神社の横にあるお風呂屋さんです。
小・中学校時代このあたりは通学路で、神社の中を通りここの前を通って学校に通ったものでした。
いつもなんだろう、と気にはなっていたのですが看板には大きく「サウナ」と書かれていてなんだかパンチパーマの人を想像してそそくさと通り過ぎていました。
建物全体は近年建て替えたようで綺麗です。銭湯は1階で2、3階でサウナを営業しています。
暖簾をくぐるとサッシのドアは立てつけが悪いらしく、常に開放されているようでした。完全に閉めたら怒られました。
下駄箱は木製で松竹錠。
もうひとつ戸を開けると番台です。
ロッカーは木製ですが、前面がアクリル板で中が見えるようになっています。
隅には忘れ去られたぶら下がり健康器が・・・。
ベンチあり。
浴室にはなんとまぼろしの白ケロリンが!
湯船は2つで右が壁ジェット、左が熱めでした。
体重計、コイン洗濯機あり。
ビン牛乳あり。
女性の方は番台との間についたてがあり安心して入れそうです。

岳南湯の南にはかき氷・おでん・やきいもで有名な「大やきいも」があります(小学生の頃、火事で煙突が焼けたんだよなぁ)。
風呂あがりにコーヒー牛乳と、おでん5〜6本食べても500円以下。非常にリーズナブルですね。中学生、高校生も多いです。

朝日湯 静岡市駿河区馬渕3-18-10
すでに廃業されていました・・・。