女子大通りの喫茶店

「ねぇ、彼ったら、ホワイト・デーにショーツなんかプレゼントしてくれたのよ」丸顔のいかにもおキャン

な感じの娘が可愛い瞳をくりくりさせて言うと、「やだぁ・・・うっそぉ〜!」周りの娘達は黄色い声を張

り上げた。

「ゆりかの場合は彼氏だからいいけど、義理でショーツなんかプレゼントされたらやだよね」おキャンな娘

の隣りに座った丸んまるい眼鏡をかけた娘が舌足らずの声で言う。

「いゃだぁ、それじゃあ、義理チョコじゃなくて、義理ショーツじゃない」もう一人の背の高い娘が甲高い

声をあげた。

「ふふ・・・」「アハハ・・・」「ハハハハ・・・」一人が笑うと他の娘も笑って、娘達は一斉に爆笑した。

 春の陽射しがまばゆいばかりの午後の喫茶店に乙女達の明るい笑い声がこだまする。女子大通りにある喫

茶店に私はいた。蒸せるようなお化粧と雌の匂いにはときどき閉口させられるけど、それでも、私は女の子

達の集まる華やかな雰囲気が好きだ。だから、ときどき、このお店に来る。

「ねえ、ねえ、あの娘、すっごい短いスカート、穿いてるよねぇ」娘達の目が私に注がれる。「えぇ〜、あ

れ、お下品じゃない」・・・ふふ・・・今日の私はひざ上25センチはある超ミニ・スカート・・・ディス

コならいざ知らず、街中でこんな短いスカートを穿いている娘はいない。

 しかも、ピチピチのハード・タイト・・・漆黒のエナメル・レザーのすべすべとした滑りがいかにも猥褻

な感じを与える思い切りお下品なミニ・スカートであった。

「下品よぉ・・・だって、パンストのクロッチがはみ出てるもの」そう・・パンストのパンティ部分の二重

にクロッチされたところが座るとスカートからはみ出てしまっているのだ。それはもう「ウルトラ超ミニ・

スカート」だった。

「あのメタル・ヒールなんかも下品過ぎるわよ」こんどはヒールの話。どうやら、私のファションを総批評

するらしい。踵が10センチもあるメタル・コーティングのピンヒール・パンプス・・・首吊りと呼ばれる

ストラップで足首に引っ掛けるようになっているマニアックなハイヒールである。

 私はそ知らぬ顔をしていた。そ知らぬ顔で「アンアン」を読んでいた。

「あんな娘、うちの学校にいた?」「違うんじゃない、あの娘、水っぽいよね」「そうそう、あれは水商売

よ」

(ちぇっ!)私は心のに中で舌打ちする。言いたいこと、言ってる。私は娘達の目の前でミニ・スカートを

捲り上げてしまいたい衝動に駆られた。

 ふふ・・・そうすれば、娘どもはキャーって悲鳴をあげるに違いない。悪戯心がムクムクと頭をもたげる。

 私は両足を少し開き気味にした。ゆりかと呼ばれたおキャンな娘と隣りに座った丸まるい眼鏡の娘からは

見えないけど、背の高い娘からは見える位置であった。

 見ている・・・背の高い娘が私のミニ・スカートの奥を覗き込んでいるのがわかる。娘には私の股間が完

全に見えている様子だ。その証拠に目を皿のようにして見ている。今日の私は蝉の羽根のように薄いナイロ

ン・ショーツを穿いていた。黒々としたヘアーは勿論、性器までも完全に透けて見える超エッチな下着であ

った。

 う・ふ・ふ・・・私は両足を彼女の方へ向けて、もう少し見やすくしてあげる。

「うっそぉ〜!」背の高い彼女が突然、素頓狂な声をあげた。私は慌てて股間を閉じた。

「何よ」「どうしたの?」連れの女子大生が聞く。「ううん、何でもないわ」彼女は頬を赤く染めながら答

えた。彼女は私の顔を見た。私はそ知らぬ顔であさっての方向を見る。そうして、もう一度、両足を開いて

あげる。見ている・・・再び、彼女の視線が私の股間に注がれている。

 純白の薄布越しに彼女に目にはグロテスクな膨らみが写っているに違いない。それは女の子にはあるはず

のない膨らみ・・・なのだ。

 いいわ・・・じっくり観賞させてあげる。私は横目で彼女の顔を見ながら、笑ってしまう。鳩が豆鉄砲を

食らったような顔とはこのことだ。おもしろい・・・私は人を驚かせるのが好きなのだ。

 私の股間が疼く・・・痛い・・・彼女の視線が突き刺さって痛いほどだ。

あん・・・私は声をあげてしまいそうになった。股間が膨らみ始めていた。彼女の粘り付くような視線にエ

ッチ棒が反応してしまう。私は場所柄もわきまえず興奮してしまった。あぁん・・・彼女の目に淫らに膨ら

んだ私のエッチ棒が見えてる・・・視姦されて、私は思い切りパンストの前を膨らませてしまう。

超ミニ・スカートの奥を食い入るように見つめる彼女の視線・・・ああ、私って・・・何て破廉恥なのかし

ら・・・とても恥ずかしい・・・

(あぁ〜・・・)私は思わず嬌声をあげてしまいたくなる。

(いやぁ〜ん!)私は両足をぴっちりと閉じた。そう・・「氷の微笑」遊びはもうおしまい。私はちょっぴ

り競り上がったミニ・スカートのすその乱れを直す。彼女がじっと見つめている。私はそれを意識していた。

「どうしたのよ、理絵」ゆりかという娘に声を掛けられて背の高い娘は私から視線を外した。

「午後は英文があるのよ」ゆりかという娘が席を立つと、他の2人も席を立った。

レジで精算して帰るとき、理絵という背の高い娘が私の方を振り返った。

おもしろ〜い・・・私は理絵という娘の驚いた顔を思い出して笑ってしまう。

でも、あの娘、どうして、他の娘に言わなかったのかしら・・・普通なら、ねぇねぇ、あの娘・・・オカマ

よ・・なんて、言ってしまいそうなのに・・・

 

           無断転載禁止・無断引用禁止 copyright by yumiko minami

感想メールを下さいね。・・・yumiko minami