まんまるお月様、今日はいい天気になりました 今日が雲のない日でよかったです 今日はお月見をする日だからです 秋のなかでも一番綺麗なお月様がでてくる日だなって、私は思います 一年にたった一度のこの瞬間の満月を、私はずっと見つめていても、私は飽 きそうにありません 空に光る黄色い輝きを一番発揮する日 私は好きな人にふられてしまいました ダメだとわかっていつつも、ほんの雀の涙ほどの確率でも信じてみました でも、やっぱり雀の涙です 地面に落ちる前に見えなくなってしまうくらいに小さなものです 綺麗なお月様にも力を貸してもらおうと、今日、私の気持ちを伝えました ふふふ、私はおっちょこちょいでした お月様は、夜にならないとちゃんと顔を見せてはくれないんでした ううん、見せてくれないなんて、自分本意の考えじゃあだめですよね 見せられないんですね 私ののばし始めた髪も、そよいでくる風と一緒に軽い踊りをしています 以前までとの自分とは違うものを、自分に加える事によって、自分を勇気付 けたんです 失敗したら…すぐ切ろうと思っていましたけど、やっぱり辞めました しばらくは、このままでいようと思います この髪が一緒にいてくれるだけで、なにかが違うかもしれません ううん… 考えてたら眠くなってしまいました… 今日のお月見をもうちょっと続けたいですけど、もう終わりにしておかない と、明日が危なくなります 明日は、ちゃんとあの人に挨拶できるかわからないけど、どうにか頑張らな いといけません さ、布団をし
「お〜い志保、図書室なんかでなにやってんだ?」 「ヒ、ヒロぉ〜〜〜!!?な、なななんであんたがこんなとこに来んのよ!?」 「あかりが委員長探してるから手伝ってやってんだよ。…おっ?お前なんか 書いてたのか?」 パッ 「ああっ!?やめてぇ〜〜〜!」 「どれどれ………」 「ああっ………」 「………」 「ううっ………」 「志保…ちょっと耳かせよ」 「な、なによぉ…」 「……………私はおっちょこちょいでしたぁ?」 「!!!」 「はーっはっはっはっは!お前にこんな一面があったとはなあ。これを俺だ けの情報にするのもなにかと……」 ニヤッ 「か、返せ〜〜〜〜〜!!!」 「だめだね!」 ダダダダッ 「みんな〜、志保のやつがよ〜〜〜」 「あああ!やめて、ほんと。これほんとに。ねぇ、おねがい!」 ダダダダッ 「なになに?『でもやっぱり雀の涙です。地面に…』」 「読むなぁ〜〜〜〜!!!」 「『綺麗なお月様にも力を貸して…』」 「ひろ〜〜、おねが〜い読まないでよ〜〜〜」 「『失敗したら…すぐ切ろうと…』」 「ヒロォォォォ〜〜〜〜!!!」 ダダダダダダッ!!! …………… ………… ……… …… … 戻る


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