真夜中の事件簿
15日の夜、正確に言うと16日午前四時にその事件は起きた。俺はけっこう風呂に
入るのが遅い。その日は、16日午前2時半に風呂に入った。それから1時間半ゆっくり
風呂につかっていた。みんなもそうだと思うけど、長い間風呂に入ってたら、汗を
かくよなー、そしたら喉も渇くでしょ。いい湯の後はビールがうまいけど、家にちょうど
なかったから、コーラーで代用することにした。120円もって外に出ると、赤いネルシャツ
着た17から20歳くらいの兄ちゃんが、3メータ幅の道を挟んで俺の家の風呂を見ていた。
(脱衣所の電気つけっぱなしと、その窓を開けていたのがまずかったのか・・)
そして奴の目と俺の目があった。すこし奴と見つめ合った後奴は、持っていた自転車で
走り去っていった。何故か俺は腹は立たなかった。それより、むしょうにおもしろくなった。
奴は寒い夜に、風呂に入っているのが男だとも知らず、ずっと想像をふくらまして俺の家
の風呂を見ていたに違いない。それにもし、俺が風呂の入ったときからいたとしたら、
1時間半もそこにいたことになる。怒りなんて少しもわかなかったよ。わらちゃった。
それから俺は、予定どうりジュースを買いに行った。そしたらだんだん、この事件を
これで終わらしたくないという気持ちになってきた。自転車は故障中、車で彼を追うこ
とにした。しかし5分くらい経っていた。別に捕まえようとは、おもはなかった。彼を見つ
たら、家まで尾行しようとか、「こらっ!!」と怒鳴ってやろうと思っただけ。車を飛ばそう
と思ったけど、窓が凍ってスピードがあんまり出せなかった。ドライブがてらに20分走った
けど、結局逃がしてしまった。残念!また彼に会いたいもんだ。
今度暇なとき覗きの彼を捜す旅でも企画するかな・・・・
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