TV ドラマ「美しい人」を見た:

2001年1月に再放送されていました. 途中まで再放送をビデオとって見てたんですが, 6回目あたりからビデオ借りてきて一晩でいっきに見ました. 面白かったです. 全編を通してフレンチテイストで, ジェーンバーキンの曲が効果的に使われていました. テーマは「狂気の愛」というか 「愛する狂気」というか, 激しい暴力的でもある「愛情」と穏やかな思いやる「愛情」が対照的に描かれていた点が印象的でした. 毎回毎回 ストーリーを予測できないような話の展開など,よく作ったなあって思います.

今回このドラマを見てすごく「愛」について考えさせられました. このドラマに出てくる3人の主人公 岬京介, 村雨次郎, 村雨みゆきのそれぞれの「愛の形」について..岬京介の愛の基本は相手を思いやるすごく静かな形, 村雨次郎の愛の基本は相手を強引に引き寄せ, そして離そうとしない強引な形, 村雨みゆきの愛は, 愛する人のために尽くすことのできる献身的というかどこか母性を感じさせる形. 人が人を愛するといっても, いろんな形があってそれこそ一面ではなにも見えてこない. 最後のシーンで岬圭子が村雨みゆきを京介の下に連れてきたとき, 京介がみゆきのことを祥子と呼んだときの圭子とみゆきの反応の差 演技とはいえ, すごくその差に心の内面の深さがあって, その人の本当の気持ちは他人はわかることは難しいんだと思わされました.

話が複雑でなかなか誰もが救われないというのが, 私のフランス映画へのイメージなんですが, 今回のこの「美しい人」はすごくそういう作品に影響を受けているのではないかなあって思いました.
 
 

脚本家 野島伸司について:

この人はよく知らなかったんだけど, たくさんの人気作品を作っているんですね(詳細はここ).
「101回目のプロポーズ(1991)」とか「高校教師(1993)」,「一つ屋根の下(1993)」,「家亡き子(1994)」,「人間失格(1994)」などなど....前に101回目のプロポーズとか見たことあったけど, すごく違った作品のように感じました. 今後の作品も楽しみです


JAN. 14, 2001