戻る

ここでは日々思う無駄なことを暇な時に語ります。



 どこで聞いたか、「笑顔」ってのは本来相手に敵意をむき出しにする、「牙をむく」状態から生まれたらしい。
北京原人やらピテカントロプスから(もっと前かな)人間に進化する過程で牙をなくしたのは道具がそれに成り代わったからだろうか?
何はともあれ「牙をむく」必要がなくなったが、牙をむくときの表情(あるいは顔の筋肉)はきっと必要とされたのだろう。
「牙をむく」ことで使用したそれを、別の感情の表れにリサイクルしたのかもしれない。
それがたまたま「笑顔」だったのだろうか?
しかし、敵意を抱く警戒から笑顔に至るプロセスには些か疑問が生じる。

そこで、こんな引用話が関連するのではないかと思うが、どうだろう?
とある女性の話だ。


 面白くもないのによく笑うらしい彼女は、男性恐怖症だという。
 だというのに、考えなしに男性の家に外泊する。
 当然、ヤられることもあるのだが、何故かそれを何度もくり返す。
 実はこの女性は昔、強姦されかけたことがあり、その悪夢に毎夜うなされたそうだ。
 これだけ聞くと非常に矛盾した彼女の行動が見受けられるが、
 説明によるとこうなっている。

  「トラウマを負う人間は過去をやり直したいがために同じ行動を繰り返す」らしい。
 自身の価値を認めぬ彼女は自らを肯定せず、自我を抑制するが故に思考と行動の食い違いが生じる。
 他人は信じられぬが、嫌われることを恐れて他人とは表面的にのみ接する。
 自己を嫌い、他者をも嫌い、被害妄想的な思考を継続する彼女の笑顔には、常に他者に「牙をむく」意が無意識に込められていると。




 その時代の絵を見れば、当時がどのような時代だったのかが
わかってくると誰かが言ってました。
芸術とは文化であり、歴史であり、
政治、経済、国際交流と、幅広く読み取れるという話です。
私のような素人には無理な話でしょうが、老いて目もこえ、
人生経験も豊富であると、雰囲気でわかるんだとか。

例をあげると、
平和な時代には過激さや目新しさを求める風潮だとか、
苦しい時代には調和と安定を求める風潮だとか、
他にも細かい読み取りができるのでしょう。
芸術とは、年を取り引退した世代が、
古き良き時代を回想するために、
また、老いたわが身を忘れるために
生まれたという話も聞きました。

私はまだ若いので、
芸術を理解するにも早すぎるのかもしれません。
つまり過去を振り返るにはまだ早い、と。



 文明の進化は、人類の退化を促進するらしい。
便利な機械ができると、人間はそれに頼って動かなくなるようで。
車があれば、長距離歩かなくなるし、携帯やメールがあれば、
相手に直接会って話す必要もないですもんね。
前者は運動能力の退化、後者はコミュニケーション力の退化ってとこかな?



 とある哲学者は「勇気」を美徳の最下位に位置づけしたらしい。
今の世の中といえば、「勇気」「愛」「正義」などの言葉は
美しく、素晴らしいものの典型だと表現するが、実際どうだろうか?