本部を東京等の都市部以外に構え、主に地域で活動する政党もある。
○「緑・にいがた」
1994年、「市民新党にいがた」として結党。「草の根民主主義」、環境保護、反原発、平和憲法擁護などを訴え、新潟市に市議を輩出。所属の新潟市議は議会でもスーツではなくジーンズやスニーカーを着用し話題となった。
2002年「緑・にいがた」に改称、環境政党設立を目指す組織「みどりのテーブル」との連携をいっそう強調するようになる。2009年に解党し、新たに結成された環境政党「みどりの未来」に合流予定。
○琉球独立党、かりゆしクラブ
崎間敏勝や野底武彦(野底土南)らにより「琉球独立党」として結党。「左翼とは一線を画する琉球独立運動」を掲げる。1978年以来活動が停止していたが、2005年に屋良朝助(衣料品店経営、千葉県在住)らにより活動再開。ホームページも開設される。
2007年には党職員への賃金未払いや解雇をめぐり、労基法違反と不当労働行為でフリーター全般労働組合により労働委員会に申し立てされている。
2008年3月、「かりゆしクラブ」に党名変更。党職員解雇などにより悪化したイメージを払拭する目的もあるのではないかと言われている。「かりゆし」とはウチナーグチで「めでたい」などの意味。
○伊藤裕希
ミニコミ紙「北斗新報」を発行するジャーナリストで、1996年青森県三沢市議選に出馬、当選。「取材・執筆にネクタイは邪魔」とノーネクタイの服装を常としており、議会にもノータイで出席しようとしたが、他の議員よりバッシングを受け、議会出席を拒否される。次は他の議員の指示通りループタイ着用で出席しようとするが、やはり他の議員の妨害により出席を拒否された。伊藤の議会出席禁止は、実は服装ではなく「北斗新報」の与党に批判的な報道姿勢に対する嫌がらせではないかとの論もあり、論争が起き、マスコミでも報道された。2000年の市議選には出馬せず、1期で引退。その後、休止状態にあった北斗新報の発行を再開している。
ここに挙げた以外にも、「沖縄社会大衆党」や「生活者ネットワーク」(「生活クラブ生協」「グリーンコープ」など、日本生協連非加盟の生協が母体)などは、国政にも進出しており有名。旧「共産主義労働者党」も深く関わる「虹と緑の500人リスト」は、環境保護等を訴える「市民派」無所属地方議員の連絡組織となっていた(現在は「みどりのテーブル」と合併し「みどりの未来」)。「アイヌ青年参政権協議会」の成田得平は、アイヌ民族として初めて選挙で国内の民族問題を訴えた。
さらに、生活者ネットの右傾化を批判して分裂した「自治市民’93」(東京都杉並区)、税金の歳出削減を活動目的とする「行革110番」(東京都世田谷区など)、そして「ありが党」(大阪府大阪市)、「高槻ご意見番」(大阪府高槻市、旧「小泉の会」「族議員をぶっ倒して構造改革を進める党」)、「郷土美化」(兵庫県、党首:影山次郎)「日本公進党」(岡山県岡山市、大阪府岸和田市、山口県周南市)、「燃える市民党」(島根県浜田市)、「たんぽぽ党」(岡山県和気町、現職議員あり)、「新党地球の福祉」(山口県山口市、宇部市)、「世直し連合」(鹿児島県宇検村)など、個性的な党名・主張の政党が存在。無所属でも、高槻市を中心に人権や障害者福祉について訴える高谷仁(季刊誌「人権通信」編集者)などが活発に活動している。