| 喰う人々 |
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「サメは危険か?」のページに書いたように1年間でサメに襲われるのは約9人。これに対してサメは(エイ類を含む)1年間で70万トンも人間に食べられています(FAOの1991年の統計)。これはサメが1尾、100 kgとすると約700万尾になります。東京都の人口に近い数が毎年食用にされていることになる。 さあ、もうどちらが脅威の存在かわかりましたね?
実は日本でも毎年約3万トンのサメが食用にされています。これは国民1人あたり300g のサメを毎年食べていることになります。さて、どんな風に食べるか、一番先に頭に浮かぶのはフカヒレでしょうね。 でも、フカヒレの消費はそれほどでもなくて、一番多く利用されているのはすり身です。原料になるのはヨシキリザメ。おでんだねで有名な◯文のはんぺんやお土産で有名な仙台の◯◯蒲鉾なんかにも使われています。
食用以外では、薬品材料として、昔学校で肝油ドロップというのがありましたが、あれには深海ザメの肝臓から抽出したビタミンAが含まれていました。また深海ザメの肝臓に含まれているスクワレンはお化粧品の原料で、◯生堂も使っているらしい。もっとも、最近は合成の化合物もできてきたようですが。 最近はサメの骨の粉末が制ガン剤として一時注目を集めました。 サメ皮のハンドバック、ベルト、財布などもあります。 戦時中はサメの肝臓から抽出されるスクワレンを戦車や航空機の潤滑油として使ったようです。
サメを獲るというと漁業の話ですが、主にまぐろはえなわ漁業、底曳き漁業サメ、流し網漁業なんかで漁獲されています。 特にもっとも漁獲されているヨシキリザメは、はえなわ漁業でまぐろといっしょに獲られています。海底に棲む底ザメ類は、トロールなどの底曳き漁業で漁獲されています。 肝油が利用される深海ザメは深海トロールで漁獲されています。 |
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