| は危険? |
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米国では第二次世界大戦時から、航空機や艦船の乗組員がサメに襲われるので、その被害の研究も盛んでした。 実際には米国海軍がモート海洋研究所(リンクがあります!)に依頼して20年以上にわたる世界のサメ被害の実態を調査しました。この事業は、現在でもフロリダの博物館に受け継がれて資料( Shark Attack File)が収集されています。(資料をご覧になりたい方は、リンクをご覧ください。
さて、日本の場合ですが、世界で年平均9人ということだから、日本では当然もっと少ない! これも新聞や文献の情報によりますと、日本では43年間に12件のサメによる被害がありました。 これは3〜4年に1件程度の割合で事故が起きていることになります。
サメの事故の確率として、よく引き合いに出されるのは、ハチに刺される事故、雷に撃たれて死亡する事故などです。確立的には、年間に山でハチに刺されて死ぬ人のほうが、圧倒的に多いでしょう。 それにしても、海にサメがいて、人間と出会う限り、恐怖の存在であることにかわりはないのでしょうが…
さて、これまでに人間を襲ったと記録されている種類ですが、世界に約400種類いるサメがすべて悪役と言うわけではありません。これまで、人を襲ったとされている種類は約30種。サメの種類数の1割以下です。 このうち被害がよく報告されている種類は10種にも満たないのではないでしょうか! これまで、人に対する危害が報告されている種類には、ホホジロザメ、イタチザメ、オオメジロザメ、シュモクザメなどがあげられます。
さて、現実にはサメによる事故が少ないものであるということを述べてきましたが、サメに襲われないためには具体的にはどうしたらよいのでしょうか?以下にサメの本にまとめてある要点を引用しておきましょう。 1.大きなサメがいるといわれている所では海に入らない。 2.最近サメによる被害があった場所では海に入らない。 3.常に2人以上で行動し、単独行動はしない。単独でいる人が襲われるケースが多い。近くに誰かがいれば救助が可能である。 4.小さな切傷を含めて傷口が治っていない人は海に入らない。水の中でけがをした時は速やかに水から上がる。血液はサメを引き寄せ興奮させてしまう。 5.濁った水では泳いだり、潜ったりしない。水に入る時は常に周囲に注意を払う。 6.沖合い、狭い水路、落ち込みの付近では泳がない。このような場所でサメに遭遇することが多い。 7.近くにいる魚が異常な行動をとったり、大きな群れにまとまりはじめたら水から出る。 8.まだらに日焼けしていたり、非常に明るい水着や皮膚とコントラストのきつい水着を着ている時には水に入るのを避ける。 9.犬やペットと一緒に泳がない。アザラシやオットセイの群棲地付近でサーフィンをしない。 10.船から海に入る時は周囲にサメがいないかよく確認する。 11.干潮時に海と切り離されたタイドプールや入り江で泳ぐ時は、中にとり残されたサメがいる可能性があるので注意する。 12.多くのサメが活発に餌をとる明け方や夕方、夜間は泳いだり、潜ったりしない。 13.銛を打ったり、いたずらしたりしてサメを怒らせない。小さなサメでもひどい傷を負わせられることがある。 14.サーフィンをする時は、最近の短いベリーボードの方が襲われる危険性が大きい。ホホジロザメのようなサメにはボードに乗って手足を出しているサーファーはアザラシのように見える。 15.同じ場所で長い間水中銃を使ったスペアーフッシングをしない。不規則に泳ぐ魚や魚の体液が流れればそれだけサメを引き寄せる可能性が高くなる。獲物はできるだけ早く水から出す。 16.大きなサメを見たらすぐに水から上がる。その際、パニックにならないように、水から上がるまで規則正しい滑らかな泳ぎをする。スキューバの場合は、岩やサンゴに隠れ、船の真下にきてから浮上する。その際、サメの行動を見て安全に浮上できるタイミングを判断する。サメが襲ってきた場合は、冷静に行動し、できるだけサメとの距離をとるようにする。サメがぎこちない不自然な動作をした場合、脅しであるので、ただちに水から出る。 17.危険なサメがいる海域で潜水する場合は、檻やサメ対策をしてある小型潜水艇を使う必要がある。 (サメ・ウォッチング:ビクター・スプリンガー、ジョイ・ゴールド 訳・監修 仲谷一宏)
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