しがらみのない世界へ
二人を誰も知らない世界が、そこかしこにあるというのに
何故、私はここに住んでいるのだろう。色んな所をふらふらしたけど、結局、長年生まれ育ったこの土地に戻ってしまった。そして、結婚してからこっち、実母、NAOにとっては姑と、同居している。
この長年育った土地というのは、実は結構、曲者である。この辺は田舎なので特にそうなのかも知れないが、まず、プライバシーがない。あまりに無造作に他人(実はそうじゃないのだが)がずけずけ家に入ってくる。
何かと付き合いが多い、子供が四人もいるとなおさらである。いろんな役を押し付けられる。はっきり言って煩わしい。どっかで書いたはずだが、私は、働く暇も惜しんで家族と一緒にいたいのである。何が悲しゅうて仕事以外で家族と離れにゃならんのよ。
もう一個、同居していることで、俗に言う「嫁姑問題」と我が限界家族も無縁ではない。TVでもよくこの問題が面白おかしく取り上げられているが、「嫁姑問題」になってること自体が問題なのだ。そこに夫は不在なのか、それが不思議でたまらない。単なる自分の母と自分が選んだ妻と、どっちが大事かなんて私に言わせりゃちゃんちゃらおかしい。どっちかもくそもこの世で大事なのは妻だけであるから。私は、一応二人の言い分を聞くが200パーセントNAOだけを信じNAOの味方をする。
しかし、それ故か、なんか陰湿ないじめになってきているらしい。家に帰ったときNAOが沈んでいるといたたまれなくなる。この土地にも身寄りにもなんの未練もない私だ、家族そろってどっかいこっかなー、しがらみのない世界へ