STAND BY ME

あの頃持ち得た以上の友達を、もう得ることはないだろう


 私が二番目に好きな映画、それが「STAND BY ME」だ。この映画を見るとまだ友達が友達であった時代を思い出す。
 私は小学生時代、まさにSTAND BY MEな日々を過ごしていた。あの頃、学校が終ってから晩飯までの時間がやたら長かったような気がする。なんでもできた、友達といっしょなら・・・。ある時は前人未踏(そう思い込んでた)の険しい山に探検に、ある時は、手作りいかだで激流下り、ある時は、秘密基地の建設。朝早く山にかぶとやくわがたを取りに行ったり、海や川に釣りに行ったり、泳ぎにいったり。
 愛すべきわるさもよくした。かえるに爆竹仕込んだり、パチンコ作ってハト打ち落としたり。思い上げればきりがない。
 そして、いつも友達といっしょだった。一人でなんか遊んだことなかった。ケンカもよくした。離れたり引っ付いたりもした。涙がでるほど懐かしい。
 友達という単語はあの頃の友達のことだけを指すのじゃないだろうか。今、あの頃の友達に会ってもなんか微妙にずれている。みんなあの頃の少年じゃなく僕も・・・
 否、僕はあの頃のままの少年だ、子供だ。かわらないよ、かわれないよ・・・