俺は決して疲れない

疲れた所を見せるわけにはいかない


 この何日かずっと凹んでる。嫌な思いが頭を、100パーセント占領してしまって、何をするのもうつろだ。子供と遊んでるときも、NAOと話してるときも、上の空。あんまし悲し過ぎてちょっと気を抜くと涙が出そうになるほどだ。
 そんな不安定な状態の中、みんなで晩飯食ってる時、ふと我に返り思った。こいつらの前では泣けないな、と。普段、えらそうに能書きたれて、説教こいてる私としては何がなんでも、強い父であり続けなければ。それがかなわぬなら、とりあえず強い父を演じ続けなければ、私を拠り所にしてるこいつらに面目が立たない。
 いつか、こいつらが成長したとき、私の化けの皮を剥いで本当の弱い私を知ることだろう。
 いつまで騙せるか自信はないが、子供の前では強い父親で在り続けたい。