私の家は田んぼの中の一軒家だ。西に山が見える。今日、日が暮れてから、裏の田んぼにネギを取りに行ったとき、ふとその西を見ると、夜と昼の狭間の薄青い背景に、くっきりはっきり山の輪郭がうかんでた。きれいだった。完璧だった。あたりまえだった。
しかし、この風景とも後二三年でさよならだ。山と家を遮断するかのように高速の高架ができるからだ。
一体世の中の誰が、こんな世界を望んでいるのだろう。誰の意志に従って進んでいるのだろう。それとも人間の意志とはとことん自然とかけ離れた所にあるのだろうか。
少なくとも、私は違う、断じて違う。自然に手を出せば必ずしっぺ返しを食らうだろう。痛い目見るまでわからないんだろーなー。