120円おばばと中学生おじさん
最終更新日:99/01/12
奴らは忘れた頃にやってくる。形を変えて・・・。
ある時はこちらがたこ焼きを食べているとき、ある時はこちらがビデオ屋から帰ってくるとき。
上目遣いで物欲しそうな顔をして、「今、困っているので助けてくれませんか」「返しますから」とか。
ストレートに「ください」とは言わず、借りをつくるという形で去っていく。
彼らの目的は一体何なのだろう。一見効率が悪そうに思えるが、私の様に入っていくお金と出ていくお金が等速度の人間よりは案外良いのかもしれない。ただ、万年ああいった演技をしていると疲れないのかなと思ったりもする。
どこから来て、どこへゆくのか。実はテリトリーがあったりするのかも。
彼はいつまで油を拭き続けるのか。
妙に脂ぎった中学生が目の前に座っている。ポケットを一生懸命探り、ついにティッシュを取り出す。いくら拭いても油が出てくるのか、耳の裏まで拭きはじめた。とうとう紙が無くなってしまった。なんと、彼は広告の刷り込まれた台紙まで使って拭きはじめた。
それ以後、彼がどうしているのかは知らない。
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