現在形のモバイル
最終更新日:99/02/09 モバイルという言葉が先走っている世の中であるが、実態を書いておくことでよりよいモバイルを目指す人々が増えることを願う。
今、モバイルということでとらえるなら携帯電話かPHSを最低持つ必要があると思われるかもしれないが現在モバイルという言葉には2種類の意味合いがある。そもそも、モバイル環境といわれている話自体が米国と日本では環境がむちゃくちゃ違うということを無視しているから問題がある。向こうでは例えばインターネットにつなぐ電話回線の値段は日本に比べると非常に安い。一般家庭でも常時接続ができるほどの値段だそうだ。日本でその環境を実現しようとすると月額3万円はかかることになる。また、日本のようにビジネスといっても大都市間の日帰り移動ができる程度の距離であるから、それほど完全にネットワークに依存しているわけではない。インターネット中毒者といっても日本ではテレホーダイの時間だけであろう。
さて、1種類目は携帯電話やPHS、日本ではいまいちのポケットベルを持っている人々、つまりどこからでも連絡が取れるという意味でのモバイルである。本人がどこでも連絡を取れるかどうかについては連絡を取りたがっている人にとっては意味をなさない。モバイルは他人から見た本人の可動性を示している。ドラえもんのPHS「どらえフォン」だったかはこちらに含む。
もう一つの考え方として、どこでも発信できるという使い手本人の視点から見たモバイルというものがある。これがはやりのモバイラーである。モバイラーとは場所に依存せずどこからでも発信できる人々という条件であるが、ここでいう場所という定義が曖昧である。
会社の自分の机という条件の場所を示すのであれば、出張先でも良いのだしホテルでもかまわない。つまり、バッテリー(コンセント)とネットワーク(電話回線)の確保ができるところでもよいのならモバイラーはたくさん存在する。しかし、電波さえ届くところであればどこでもよいというモバイラーとは自由度が大きく異なる。CMや映画などででてくるのをまねしたいのであればバッテリーと携帯電話が必須となってくる。
ところが、パソコンにしても携帯電話にしてもバッテリーはそれほど保たない。モバイルと言ってもどこか充電場所がないとやっていけない。つまり、車を想像していただきたい。ガソリンスタンドが無い地域を車で走るほど不安な物はない。というわけである。
いろいろなところにガソリンスタンドを確保して、モバイラーしてください。
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