モラトリアム

最終更新日:99/05/27

私を含めて、「今の新入社員は終身雇用が保証されていない以前に、はじめからずっと同じ場所に勤める気がない人が多い」と言われている。誰が言っているかと説明すると、上長だけでなく、当事者である新人が言っている。だから、あながち嘘ではないとは思う。事実、私の同期を調べてみても1%以上は辞めている。実際にはもう少しいるであろうと考えてはいるのだが、それでも1年で10%まではいかない。
ただ、1%程度であれば誤差とは言い切るような無茶はいわないが、大学でもありがちなことである。仮面浪人みたいな人や、何時の間にか存在が消えてしまっている人の人数が丁度その程度であった。ただし、これは私の経験則なので統計をとったらもっと大勢の人間が動いているのかもしれない。ただし、これらの人数はおそらく巷で言われている人とは違う。彼らはモラトリアムな生活の延長で就職し、また辞めただけであり、偶然と言うべきか揺らぎと言うべきか、「たまたま」辞めたのである。

いろいろな雑誌を読んでみると、「独立しよう」とか「起業家なろう」とか書かれているが、結局の所自分の狙う分野を決めている人向けであって、何がしたいかわからないからとりあえずぶらぶらしてみるというモラトリアムとは別物であることがわかる。やっていることはモラトリアムなのに、言っていることは独立した人生。そりゃあ、無理ってものじゃないですかね。
多分、時代が求めているといわれる人々はスピードが速いというだけでなく、品質の保証もいるのでは無かろうか。安請け合いはしない、etcなんらかの持ち味を発揮できるアピールできる能力が必要だと思う。よく映画で出てくる暗殺者みたいなのだろうか。

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