経費削減ではなく、増額
最終更新日:00/01/11 以前から、社内接待について疑問を持ってきた。根本的な問題もさることながら、同じ社内接待でも一体どちらをたてればいいのだろうかと悩むこともある。いつもの同僚と部署からお誘いがある。私は現場を採る主義なので、部は断る。そうすると部署から問題視されることとなる。
しかしながら現場をとったとはいえ、こちらも社内接待なのである。どちらを選んだところで社内接待であり、接待申請は出せないお金である。野球選手が個人事務所を設立するように、私も個人事務所を作りたい気分である。税金などの申請にかえってお金がかかるかもしれないが、社内接待が公に接待費として経費に認められるのならば、それもいいかなと考えている。個人の所有財産は増えないが使える金額は増えるという変な話なのだが・・・。
時折、大学の友達から「高い給料でいいね」と比較されることがある。確かに高いかもしれない。だが、こうやって社内接待にお金が費やされるとしても、それでも高い給料はいいことなのだろうか。実際には単純比較できないので善し悪しの判断はつかないが、どっちでもいいというのが私の答え。自由がきかないので、個人的な生活はかなり限定されてしまうことになるのだが、不自由な世界にこそ自由を感じられるときもある。すでにシステムに組み込まれているからだろうと思う。いわゆる歯車である。いずれ歯が欠けた時点で「ポイッ」と捨てられてしまうだろうが。
忙しく毎日を過ごしていると、だんだんと思考能力が衰えていく。個人的な楽しみよりも組み込まれていく生活を重視してしまうのだ。「仕事人間」かつてそう呼ばれた人種に近づいているのだろう。ときおり、個人的に楽しみを見いだしている時もあるが、それでも休日に仕事のことを考えるのは異常かもしれない。だが、仕事中に私的なことを考えるのならば、どちらが異常なのだろうか。
「どちらの世界からものごとをみるのか」という判断のしかたもあるだろうし、「公私混同すべきではない、しっかりと区別すべきだ」という判断基準もあるだろう。だがこうやって仕事の最後に締めとして個人的なことを考えるようにでもしないと、フレキシブルな勤務体系をしているとしっかりと確保することはできない。
こうやって自分をだましつつ、私は「仕事人間」と化していくのだ。そして、小遣いを経費から捻出するようになるのだろう。
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