人生是空 第一章 人生是空


人はそれぞれ生い立ちが異なる。
胎内に精を受けた瞬間に始まり、胎内で発育し、身体が出来ていく過程で
眼,耳、鼻、舌、身、意、の六感が備わり、人間として完成し、胎内より
出でし時、初めて「人」となる。

生れた環境、生育していく時代、自らの経験など、人はそれぞれ異なった
歩みをする。又、人はそれぞれ因果因縁によって、過去から現在へ、そして
未来へと「三世」に渡り、流転しているのである。

人間は、煩悩の動物と言われる。
人は、年輪を重ねる程に、欲望を持つ度合いが、少しずつ大きくなる様に思う。
一時的な快楽や、喜びの世界を、さまようこともあり、苦しみ悩んで、
限りなき欲望の世界に浸ることもある。

人は、それぞれ大なり小なり「煩悩」を持って生きている。
当初は、ほんの小さな行為であったものが、だんだんとエスカレートし、取り
返しのつかないほど、大きな欲望へと導かれるという経験は、
誰しもあることだ。

今までの人生を振り返って、本当に大変なことをしでかした。
あの時あんな事をしなければ、ここまで困る事にはならなかった。と思う。
今も、その痛みが、残っている人もいる。又、もう過去の事件として忘却の
彼方へ追いやった人もいる。又、現在進行中で、今、現在も苦い問題をかかえ、
もだえ苦しんでいる人もいる。

煩悩がすぎて、急に病魔にとりつかれ、苦しんでいる人もいるように思う。
よく思い返してみると、それらの多くの原因は、自ら発した事がきっかけと
なっては、いないだろうか。もし自ら、関わりがなければ、何の事態にも遭遇
しなかったのではないか。

全てとは言わないまでも、何らかの関わりがあって、度を越した煩悩をもって
結果、悩み苦しんでいるのでは、ないだろうか。
しかし、過去に起きてしまった事を、今更どうしようもない、逃げ出すことも
できない。解決しようと思っても、どうしようもない。
と思い悩んでいる人も多い。

我々の、本当の姿は、知恵に目覚める能力と、限りなき深い慈悲の心があって
「煩悩」に打ち勝つ能力が備わっているものだ。
どうすれば「知恵」と「慈悲」に目覚めることが出来るのであろうか。

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私は、現役のサラリーマンです。喜怒哀楽、色々と経験しました。
人生、全てが「空」であり「無」である事象を悟るには、まだまだ
修行が必要です。皆さんといっしょに考え、「煩悩」を打ち破りま
しょう。「人生是空」第2章をお楽しみに。


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