人生是空 人生是空


この章では、実際に起こった、ある人物の、人生遍歴から、
如何にして、難局を潜り、現在、どのような生活しているか
を、あからさまに報告したいと思います。

1964年彼は、ある都市銀行に入社しました。
入社以降、営業マンとして、資金集めに奔走し、まずまずの
成績で、順調に昇進して、同僚を追い抜き、1991年には、
中堅クラスの支店の支店長になりました。

ちょうどバブルの絶頂期でもあり、支店の成績も最高の利益
を確保して、社長表彰を受ける程でありました。
2店目の支店長でも、3店目の大支店での支店長でも、彼は
指導力を発揮し、役員からも一目おかれる存在となりました。

その間、大変な事件が、トラブルが続出しておりました。
会社の方針とはいえ、他社に負けじと戦いぬいてきた部下の
後始末ではありましたが、持ち前の、気力と熱意で、解決に
全精力を使いきって働きました。

ある時、暴力団関係のトラブルに遭遇し、なぐられそうになった
り、お茶をぶっ掛けらりたり、土下座して誤ることもありました。
ちょうどその頃、ある銀行の支店長が射殺される事件も有り
昼間は昼間で、夜は夜で、いつも周りを気にしながら、命の
短まる思いを、支店長在籍中に経験しました。

支店の経営も、怠りなく、毎月、全員を集め、今、日本で世界
で何が起こっているのか、今後どのような変化があるのか、
会社は、どのように変わろうとしているのか、等部下への配慮
および叱咤激励を飛ばし続けた毎日で有りました。

支店経営をした後、ある日、突然、解雇されました。
彼は、途方にくれる毎日でした。なぜ、僕が、どうして。
家族を、省みず、会社一筋、35年間は、愛する会社のこと
ばかり考えてきた人生でありました。営業ばかりしていた
こともあり、お付き合い重視で、酒に、ゴルフに、金は使い
放題、貯まった預金はなし、社宅ばかり利用していたため
住むところなし、どうしてよいか、途方に迷う日々が過ぎ
ました。

暫くして、彼は冷静さを取り戻し、自身で研究開発した金融
マーケット分析に取り組み始めました。もう過去のことは、
忘れよう、残りの人生15年、何か他人に負けないものを
自力でやってやろうと。現在彼は、ある会社の嘱託員として
再就職しています。

地獄から立ち直るには、過去を断ち切る勇気と、なにかに
挑戦する忍耐力が必要と思います。
このまま彼が、立ち直り昔の笑顔が見られる時が来るように
励ましてやりたいと思います。

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現在、世の中で色々な、醜い事件が起こっています。
でも、もう暫く我慢しましょう。「気」を確かに持って。
第4章で、未知の世界へ、お連れします。




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