
たったひとつのラブレター
―愛しい人よ読んでもらえるだろうか―
秋も終わりかけた頃
寒さに震えながら店に入ると
光に包まれたあなたがいた
今までの冷たい空気が 瞬く間に暖かくなった
カウンターに座っていたあなたは
厳しい顔でマスターと話している
その合間に見せたあの笑顔
きっと忘れないだろう
グラスを片手に微笑むあなたは
暗闇の中にある たったひとつの光のようだった
鼓動が高まり 体中の血が駆け巡る
その瞬間 時が止まった…
ふと気付くと 恋に落ちていた
今まで感じたことのない この思いを伝えたい
あなたの温もりにふれていたい
この思いを 受け止めてくれるだろうか
愛しい人よ…願いがかなうなら…