5月の句です。 5月の特選わさび醤油
| クラス | 作品 | 作者 | 寸評 |
| 特選 | 『お年寄り お国のためと 首をつり』 | 目黒区 92歳の現役主婦 | 明日は敬老の日です |
| 次点 | 『若はげを 出家したと 見栄をはり』 | 草加市 もやしっ子 | いい育毛薬 紹介しますよ |
| 佳作 | 『シンデレラ タイアナさんは 死んでれら』 | 龍ヶ崎市 パパラッチ | 惜しい人をなくしました |
| 佳作 | 『失業の 専業主夫は 皿を割り』 | 竜ヶ崎市の家事手伝い専業主夫 | お気持ちお察しします |
| 佳作 | 『職安で 職員ねたんで 職さがし』 | 取手市 大学8年生 | いい仕事あったら、俺にも紹介してくれ |
| 佳作 | 『失業で 夏のビールが 麦茶か よ』 | 取手市 夏が来るとアルチュ男 | 麦茶に炭酸いれて、がまんしましょ |
☆ 皆さんの投稿した中から勝手に選ばせていただきました ☆
早朝だった。薄暮のなかを駐車場から出てゆく3トントラックは、 荷台いっぱいにガスボンベを積み込んでいた。 いつもより早く目が覚めたともえは、窓越しにボンベの共鳴する音が聞こえた様な気がした。 「まだ、夢を見ているのだろうか。」 自問するともえは、今朝の夢を思い出していた。 それは、両手に白い鳥の羽をにぎりしめ、高い丘の頂上から、今まさに飛び立とうとしていたともえの姿だった。 (略) そして、浮揚感はいつまでも続いていた。 確かに、夢から覚めているはずなのに、身の回りの出来事には、 現実感が欠落していた。 急激な環境の変化に、若いともえの思考力がついてゆけなかったのかも しれない。 (略) 修一は、ひとり苦しんでいた。 人一倍責任感が強く潔癖症の性格のせいか。それとも、政治が悪いのか。 それとも、それとも、ひどい肩こりのせいなのかぁ。 頭痛の原因なんて、肩こりのせいに決まっているのだ。 それを大上段にかまえて悩む程のこともない。 「だから、ライオン丸なんてぇ、変なあだ名がついたんじゃなーい」 こうも軽く、ともえに言い切られてしまうと、なんとも反論できない修一だった。トホホ。 (...つづく) |