Before Apr, 1999
 
 
私・Millerと彼・PLADAは会社で知り合いました。
二人は外資系の会社で情報システム関連の仕事をしています。
PLADAはMillerの上司。同じ仕事をしていて、仕事上ではパートナー同志です。

Millerはすでに結婚して6年。
パートナーと呼んでいる夫とは同棲時代を含めるとすでに8年以上の付き合いです。
でも結婚してから1年過ぎた頃、パートナーは仕事のストレスから精神的におかしくなって会社を休むようになりました。
ずっと一緒にいて支えてきたつもりだったけど、1998年6月にパートナーは度々自殺未遂を図るようになり、ついにはMillerの首を絞めて殺そうとしました。
このことが引き金になってついには別居。パートナーは実家に戻っています。
パートナーも今はだいぶよくなって仕事も新しい職場になって元気に通勤しています。
でも一緒にいるとMillerが首を絞められたことを思い出してしまって一緒にいることが出来ません。パートナーもMillerと一緒にいるとつい医者からもらっている薬を飲み忘れたりと甘えがでてなかなか病気を治すと言うことが徹底できないでいます。

離婚をすることを前提に別居はしているけど、パートナーはそのことを口にするとちょっと様子がおかしくなります。納得はしているけど、頭では分かっているけど、やはり耐えられないのかな?
Miller自身はパートナーを決して嫌いじゃない。できればやり直したいな、とずっと思ってきたけど恐い。恐いと思っちゃう。二人ッきりになるともう心臓がバクバクいいだして、とても緊張して口が渇いて・・・・・思い出すだけでも震えてしまいます。
 

PLADAも結婚して同じぐらい。
二人の女の子のパパ。でも本当は子供は欲しくなかったみたい。奥さんが妹さんに張り合って子供を欲しがる姿を見てなんか“違う!”って思いはじめていたそうです。
だんだん奥さんとの関係はギグシャグしてきたのだけど、二人女の子のパパになったPLADA。でもね、二人目が生まれてすぐ、偶然知り合った独身の女の子に惚れ込んじゃった。初めての不倫。彼女には同棲している彼氏がいたけど、付き合うようになっていい感じになったそうです。二人は旅行に行ったりデートをしたりと楽しい付き合いをしていたようです。でもどんでん返し!1999年1月の下旬、その彼女がPLADAの後輩とつきあい始めました。彼女は同棲していた彼氏とも別れてPLADAの後輩の元へ行ってしまいました。
 

初めて二人だけで飲みに行ったのが1999年の2月の半ば。その時PLADAは今まで誰にも言えなかった彼女のことをせきを切ったように話しました。それからずっとPLADAの悩みをMillerがずっと聞いたり相談に乗ったりしていました。眠れない毎日を過ごしていたPLADAはその頃から奥さんとの仲も決定的にダメになって別居を考えるようになっていました。奥さんと話し合っても平行線、結局は別居することになったけど、奥さんはどうしてもPLADAとやり直したいみたい。

今思うときれい事だけど、奥さんとの別居を決めたことを聞いたとき、私は“時間をおいてもう一度奥さんとやり直すのがPLADAにとって一番だ”とそう言いました。

ちょうどその頃Millerにも“いい感じの人”がいたけど、遠距離だったし、パートナーと共通の友人だし、さらにはだいぶ年下と言うこともあって付き合うことはできませんでした。パートナーとも離婚できるまで時間がどのくらいかかるかも分からない状況になっていることもあってけっこうMillerも悩んでいた。
そのことをPLADAに相談するようになって、そこから単なる仕事上のパートナーの関係に変化が生まれはじめました。

PLADAはMillerのパートナーや年下の相手にやきもちを焼くようになっていつもその話を聞きたがるようになっちゃった。
さらに、もともとMiller自身は甘ったれでちょっと危なっかしい脆いタイプの男の人に弱いから、モロそのタイプに当てはまるPLADAのことが気になりはじめました。
 

自分自身で言うようにみっともないほど彼女を追いかけていたけど、結局最後には振られちゃったPLADA。自宅に帰っても奥さんとは上手く話せなくてどんどん気まずくなって今や家庭内別居状態のPLADA。
年下の相手にはやっぱりそう言う対象には見ることができないと伝えたら、ちょっとこじれたMiller。パートナーも何かある毎に泊まりに来たがってその度に一睡もできないMiller。

そんな二人は毎日のようにランチも一緒、帰りも一緒、PLADAの下車駅がMillerの乗換駅。だから、その駅で一緒に下車して毎晩のように飲むようになりました。飲む度にお互いに相談にしあっては浴びるようにビールを飲んでいました。
けれどある週末、PLADAから電話が入ってカラオケに行った二人。そのあと、お約束の関係になってしまいました。

それからも何となくお互いに“付き合っている”と言う感覚はありませんでした。毎週のように朝まで一緒にいたのにね。ずるい言い方かも知れないけど、“同志”って言う感覚でした。

ところが、3月の終わりぐらいになって、PLADAが仕事中にメールを送ってきた。
“俺のこと、いつも支えてくれてありがとう。本当にMillerのこと好きになっちゃいそうだよ。”
MillerのRE:メールは
“こらこら、好きじゃなかったのか(苦笑)?”

この日から帰りの電車の中でPLADAのウォークマンを一緒に聴くようになりました。PLADAがMillerを呼ぶ呼び方も変わりました。

PLADAはいつでも一緒にいたいみたいで、Millerの部屋に行きたいと言い出しています。奥さんと別の部屋で眠るようになったPLADAから毎晩のように電話がかかってきます。
Millerはできれば一緒にいたいけど、やっぱりお互い結婚しているし、いつも飲んでいるあたりはPLADAの下車駅と言うこともあってなんか素っ気ない態度をとってしまいます。電話もやっぱりMillerからは滅多にかけません。

今Millerが暮らしている部屋だってもともとはパートナーと一緒に暮らしていた部屋。そこにPLADAを呼ぶわけにいきません。実は日本代表とブラジル戦の時、のんびりとビールを飲みながら見たいというPLADAを部屋に呼ぼうかなぁと思いました。でも前の晩にMillerのパートナーがその日に仕事の関係で近くまで行くので部屋でブラジル戦を見て待っていると連絡が入りました。

そう言うことがあって二人の関係を改めて考えると、悪いことをしているのかなぁって気持ちが強くなります。
やっぱり“不倫”なんだから、節度を守らないとダメってことですよね。
“不倫”に節度も減ったくれもないんだけど(苦笑)。

PLADAは今、部屋探しをしています。だいたいどの街に住むのかは決めてその街の不動産屋をまわって条件にあった物件を探しています。PLADA自身が独りで住む部屋です。その部屋に住んで3ヶ月間、奥さんとのことをどうするのかを考えたいそうです。“Millerの方が別れるのに時間がかかるのなら、俺もその間は仮面夫婦をしようかなぁ。”とときどき言ったりしています。

最近、PLADAはMillerも同じ街に引っ越しておいでと言っています。Millerとしてもいつまでもこの部屋に住んでいるのはイヤだから引っ越したいとは思っています。でも・・・・・引っ越しをしたらパートナーがどういう行動をするのかを考えてしまうとちょっと恐い。今のままでも十分満足だけど、最近ちょっと欲張り気味です。いけないよね。
 

MillerとPLADAの関係がこういう状況になって、この日記は始まります。

 

 
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