二人の若い紳士が、すつかりイギリスの兵隊のかたちをして、ぴかぴかする鉄砲をかついで、 白熊のやうな犬を二疋つれて、だいぶ山奥の、木の葉のかさかさしたとこを、こんなことを云ひ ながら、あるいてをりました。

(中略)

「どうも働きすぎた。さつきからくだらないものが見たくてたまらないんだ。」
「ぼくもさうだ。もうあんまりネットサーフィンしたくないな。」
「あるきたくないよ。あゝ困つたなあ、何かみたいなあ。」
「みたいもんだなあ」
 二人の紳士は、ざわざわ鳴るすゝきの中で、こんなことを云ひました。
 その時ふとうしろを見ますと、立派じゃない一軒の西洋造りのホームページがありました。
 そして玄関には

  HOMEPAGE
  西洋料理店
  HI-CARD HOUSE
  はいカード


といふ札がでてゐました。


「君、ちやうどいゝ。こゝはこれでなかなか開けてるんだ。入らうぢやないか」
「おや、こんなとこにおかしいね。しかしとにかく何かくだらないのを見せられるんだらう」
「もちろんできるさ。看板にさう書いてあるぢやないか」
はいらうぢやないか。ぼくはもう何か根をつめすぎて倒れさうなんだ。」


ニャー