Breath of Life - 元彼女について
俺が付き合ったことのある女性は、1人だけである。
約1年半付き合っていた。その人の家族に会ったこともあった。
別れ際に、「今後も連絡を取り合っていく」ことと、「しばらくしてから再び付き合い、結婚できたら」ということを確認しあった。むしろ、その人にお願いされたといった感じであった。
別れたあと、俺は恋愛をそれほど求めなくなった。その人との確約みたいなものがあったせいか、寂しいと感じることも少なかった。
しかし先日、久々に会おうと連絡したら、「いま付き合っている人がいるから、ごめんね。もう連絡取り合うのもやめよう。」と言ってきた。
あの頃の思いは嘘だったのだろうか? それとも、時が心を変化させたのだろうか?
その人とは、合コンで知り合った。同い年の女子大の人だった。第一印象は、「かわいい」「男に慣れていない(ちょっと愛想が悪い)」といった感じだった。
合コンの帰りに、その人に魅かれたため、その人にだけ電話番号を聞いた。そしてその夜からメールでの文通が始まった。
メールでは、お互いのことについていろいろ送りあった。愛着が湧いたというか、ますますその人に魅かれていった。向こうも同じ様だった。
そして、出会って10日ほど過ぎ、初めて2人で会うことにした。
その人との、初デート。出会った場所でもある、渋谷で会った。いろんな話をした。意気投合した。
ここまで「近い」異性がこの世にいるとは思えなかった。信じられない出会いであった。この人しかいないと思った。
帰り際に、告白した。うまくいった。俺が告白しなかったら、私からしてた、と言ってくれた。嬉しかった。
それからは毎日メールばかりしていた。携帯電話ばかりいじっていた。幸せだった。
数回のデートで、俺達は結婚を考えていた。いま考えても、それは「子供の考え」では無かった。本気だった。それほど、お互いに確信を抱いていたのだ。
キスをした。その人の身体を見て、触れた。
初めて喧嘩したのは、その人がイギリス旅行から帰ってきてすぐのデートだった。
その人は、俺に旅行についていろいろ話したがった。一方俺は、その人とただ一緒にいたいだけだった。俺の寂しかった思いをわかってくれていないといった感じだった。
いま思えば、俺が小さすぎた。
余談だが、海外旅行には、人の世界観を広げる効果があるように思える。
続く。