修学旅行俳句紀行文
二年七組十一番
一月二十八日 天候曇り
今日は、スキー講習二日目。一日目と同じように滑りに行く。ふと後ろを振り返ると、今までに見たことのない風景が目に入って来た。雲一つ無い青空と、深い青のイナワシロ湖が、溶けあって見え、地平線が隠れて見えない。周りは、青と白の二色のみの世界。
イナワシロ 青一色と 白い雪
直滑降で二百メートルぐらい一気に滑った。
雪が散る 直滑降は 鳥のよう
この作品は今年度の神奈川高校文コンクールで高文連会長賞を受賞しました。
雪が降ってきた。
ゆらゆらと 雪と一緒に 俺は舞う
修学旅行俳句紀行文
二年七組十二番
一月二十七日 天候晴れ
今日は修学旅行の二日目で、待ちに待ったスキー学習が始まりました。ある程度スキーの経験がある僕は、ずっとうまく滑ることだけに気を取られていてリフトに揺られて上のコースに行くときも、山から見下ろす景色にも気をとめずに転ばないように一生懸命でした。午後は午前よりだいぶスキーにもなれてきて、余裕がでてきたのでリフトの上で下界をみおろしました。太陽に照らされてキラキラ輝く冬の寒さで凍り付いた湖が空に見えたのは夢か幻か?
(うみ)
太陽に照らされ笑う冬の湖
大空に憧れ真似る氷湖かな
一月二十九日 晴れ時々雪
とうとう最後のスキー学習の日だ。しばらくスキーができなくなると思うとすこし寂しさがこみあげてくる・・・・と思いきや、山の最高頂からこのとても急な斜面を滑り降りると思うと、心が熱く、高鳴るこの鼓動をおさえきれない。寒さで全てが氷ついたように静かなこの山にきれいな雪の結晶がふってきた。まるで風になって滑り降りる僕を讃えるかのように・・・。
山頂で炎える心と雪結晶
風感じ高鳴る鼓動スキーヤー
氷点下全てが凍る世界かな
風を切り雪をかき分け炎える火よ
重力に我が身まかせて雪まみれ
修学旅行俳句紀行文
二年七組十三番
一月二十六日 天候曇り
修学旅行当日の朝、外はとても寒く身を縮める思いで駅のホームにたっていた。電車がホームに入り扉が開くとどっと人が流れ込み自分の身はその流れに負けないようにと流れに逆らおうとするが逆らう事が出来なかった。電車の中に潰された状態でひと段落ついたときに自分の体温が異常に高くなっていることに気づくが脱ぐにも脱げないサウナに入った状態で運ばれていった。
それにしても数秒の間でこんなに暑くなるなんて夏のサラリーマンは地獄だと同情してしまった。
冬の朝 押して押されて コート蒸す
雪の降る中のバスの乗車、下車のときにバスのガイドさんが外に立って挨拶をし、寒い中無理になまりを標準語に変えようと努力しているのだが、なまりが出てしまっている。それがなぜか心に響いた。
白い息 心に響く なまりごえ
雪が前の晩に降り、積もった新雪の上をまだ誰も滑っていない、あまり人がいかない山の中の静かな森の中を一人リフトに乗って新雪を眺めようと下を見るとまだ誰も足を踏み入れていない雪の上に小さな小さな足跡が新雪に喜ぶかのようにいくつも残っており目をつぶりイメージしたときに小さな妖精(動物が)踊っている姿が頭に浮かんだ。
雪舞台 踊るようせい ゆめせかい
部屋の暖房が効きすぎて冷たい空気を入れようとして窓を開けたときに遠くに見える小さな明かりの集まりは明かりじたいは小さいがその周りにある白いたくさんの雪がその明かりで青っぽく光り都会のネオンに負けない美しい輝きをはなっていた。
白い町 街にもまさる ゆきあかり
1の句は修学旅行がいつまでも続いてずっとここにいたい。という気持ちを表した。瞬きは時の速さを表す。瞬きしてしまえば現実に戻ってしまうからいつまでもしたくない気持ち。
2の句は、またいつか行きたい、そして瞬きではなく目を閉じるということで開けなければずっとそこにいられるという希望をこめた句。
1 夢の旅 瞬きすれば 現実に
2 目を閉じて 夢の世界へ いつかまた
修学旅行俳句紀行文
二年七組十四番
一月二十六日 天候 雨,曇り,雪,みぞれ
修学旅行の一日目、友達と待ち合わせして一緒に東京駅に行こうと約束した。東京駅に着いたら集合場所がすぐわかると思っていたが、まったくわからなかった。駅に着いてから十分以上余裕で過ぎていった。先生を見つけたときは、嗚呼やっと着いたと思い安心した。
森の駅 見えた先生 森の人
一月二十九日 天候 雪,曇り
今日の夜、つまり一月二十八日から一月二十九日の事だ。その日は就寝時間が過ぎてもなかなか眠れずにいた。他にもう眠っている人もいたので暴れる事も出来ないので、トークタイムになった。最初は四人で話していたが、ふと気がついたら三人になっていていつ眠ったのか解らないくらい、話に夢中になっていた。三人になった後、普段なら絶対話さない様なことも話してしまっった。でもこれぞ修学旅行という気がして楽しかった。
夜深く 雪に聞かせる 恋話
修学旅行俳句紀行文
二年七組十六番
一月二十九日 天候雪
スキー講習最終日は雪が降っていた。この頃にはパラレルがある程度出来るようになっていた。この日はリフトに乗って一番上から二番目ぐらいのコースで滑っていた。上の方は下より雪が少し強かった。
リフトに乗っているとき、スキーウェアについた雪が奇麗な結晶の形になっていた。多分見ることが出来ないと思っていたので余計に嬉しかった。もう一度見てみたいと思った。
雪降るや 身にまとうのは 結晶
修学旅行俳句紀行文
二年七組十七番
一月二十七日 天候晴天
スキー講習一日目、起床が六時でとても眠いまま七時から朝食を取り、各部屋に戻った僕らはウェアーを着て、ゲレンデに出た。すぐに講習が始まりリフトに乗り継ぎ、下の町が見える高さまで登った。そこで目にした美しい景色は今でも鮮明に思い出される。
光の中 映し出されし 海の都
一月二十八日 天候吹雪
二日目のスキー講習を終え、宿舎に戻り風呂に入って夕飯をいただき、班長会議も終わり十時過ぎには床についた・・・これからが本当の修学旅行の始まりです
今宵より 始まりけりし 魅惑の夜
修学旅行俳句紀行文
二年七組十八番
一月二十六日 天候みぞれ
修学旅行の一日目は鶴ヶ城を見学した。その時は、みぞれが降っていた。宿舎に着いたときはみぞれから雪に変わった。宿舎の部屋には大きな窓があった。その窓からは、外の景色が良く見えた。夜暑くて眠れない時窓の方をみると、最初に部屋に着いた時見た景色とは違っていてとてもきれいだった。その景色は、雪が光っているように見えた。
真夜中よ星もちりばむ銀せかい
修学旅行俳句紀行文
二年七組十九番
一月二十八日 天候快晴
スキー二日目、今日は昨日より高い所まで登っていった・・・・。
雲近う 己の小ささ しみにけり
その景色の雄大さに本当に感動した。
白山の 逆山湖中に 映りけり
修学旅行俳句紀行文
二年七組二十番
一月二十六日 天候雪
一日目は鶴ヶ城。しんしんと降り続ける雪。寒さの中バスへと急ぐ。外の景色はだんだんと田舎らしくなっていく。バスガイドが話しはじめる。ものすごく訛ったしゃべり方にバスの中で笑いがおこった。雪が激しくなり窓の外は真っ白になる。空と山が見分けられないほど曇っている。
空と山旅路で見える白い海
旅路より雪よりおおく笑い声