修学旅行俳句紀行文集  そのB

21番から30番

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最後の9人その後半部分は女子の作品です。

  修学旅行俳句紀行文

二年七組二十一番 

一月二十七日 天候 晴れ

 スキー講習初日は、とってもいい天気だった。はじめだから中級でもそんなに上の方に行かないと思ったら、リフトでどんどん乗りついで、かなり上の方までいってしまった。ついた時、恐怖もあったけど、天気もよかったから景色をずっと見渡すことができた。氷っている湖が全部見えて、迫力を感じた。あときれいで、滑ることより先にこっちに、目がいってしまった。その後、どうにか下まで滑った。下の方は雪が少なくて、地面が見えている所も、結構あって滑りにくくて初心者の人の方がたいへんだと思った。この日はずっと晴れてたけど、たくさん滑って疲れた。

                                 

 滑るほど雪山はげて土見える

 登るほど湖見えて雪景色

一月二十九日 天候 雪時々晴れ

スキー最終日になった。最後の日だったので、最初から自由にいっぱい滑ることができた。前の二日間とは別の所もいって、今までで一番楽しく滑れた。特に本当はやってはいけないんだけどインストラクターがやっていいと言ったのでこぶのある所で、ジャンプしたり、思い切りスピードをだして飛んで滑ったりとか何回面やれたので、かなりおもしろかった。でもけっこう怖さもあって、緊張することもあった。後になって、インストラクターの人が他のインストラクターに注意されていたので、少しやばいかと思ったけど、戻って来たら笑っていた。この日は雪の結晶もはっきり見ることができた。雪もふり続いていた。

 こぶ斜面浮き上がるほど恐怖心

 ゲレンデは結晶だらけ雪やまず


 修学旅行俳句紀行文

二年七組二十二番 

一月二十七日 天候 晴れ

 スキーをするのは初めてだったので、とても緊張したけれど、「なんとかなるだろう。」と少々軽視していた。午前中は七メートル位の距離をひたすらボーゲンで滑り感覚だけ覚え、午後には早速リフトに乗って上へと行った。しかし、午前に覚えたはずのボーゲンの感覚をすっかり忘れてしまったうえ、左右に曲がることも出来ず、一度加速が増したら止まることの出来ない自分は倒れるしかなかった。一日目の講習終了時には、一人だけウェアーがビショビショになっていた。

 初心者は倒れた数だけウマくなる

 僕だけは倒れ方だけウマくなる

一月二十九日 天候 晴れ

 講習最終日、やっと人並み程度に滑れるようになり、スキーの面白さも分かってきた時に、インストラクターの提案で、もっと上の方へと行くことになった。そこは初めて体験する傾斜角で、足が竦んでしまう程だった。さすがに高い所へ上っただけあって景色はものすごく良かったのだが、それを堪能する余裕すらなかった。。その気持ちも知らないインストラクターは先へ進み、苦しんでいる僕を見て笑っていた。

 高峰より眼下に広がる銀世界

 見下ろせば背筋も凍る急斜面


 修学旅行俳句紀行文

二年七組二十三番 

一月二十八日 天候 雪

この日の午後に雪が吹雪、とても寒くて痛かったがあんなに雪が吹雪いているのは、今まで見たことがなく、そのときは自由時間で一人でいたので、回りに人がいるのが少し解りずらかった。午前の晴れているのが、嘘みたいだった。午前の背景

とは違ってかすかに見える猪苗代の町や猪苗代湖が、また違った感動を呼んだ。

 雪吹雪くかすかに見える猪苗代


 修学旅行俳句紀行文

二年七組二十四番 

一月二十七日 天候晴れ 

 修学旅行二日目。待ちに待ったスキー講習が始まる。久しぶりのスキーだったので、うまく滑れるかどうかすごく心配だった。僕は初級者だったので、初めは横歩きや転ぶ練習、立ち上がる練習などの基礎から教わった。

 リフトに乗って上に行くにつれて、雪景色や猪苗代湖が見え今までに見たことのないくらい真っ白な世界が、とてもきれいで何よりも美しかった。上のコースに行っても、あまりの景色の良さに、スキーどころではなかった。たぶん、あの景色は一生忘れられないと思う。

 銀世界夢の向こうに猪苗代

一月二十九日 天候晴れのち雪

 この雪国福島に来て三日も過ぎ、四日目を迎えた。雪になれてきたのか、まるで雪が、自分の生活の一部になっていた。真っ白な雪を見ていると、心まで華やかになってくる感じがした。今では、あの真っ白な雪景色や雪国が懐かしい。まるで夢でも見ていた様な気分だった。

 雪国の華やか咲かす夢心地

一月三十日 天候雪のち曇り

 今こうして考えてみると、どれもいい思い出になった。ああ、またスキーがしたいなあ。ああ、早くまたスキーに行きたいなあ。

 次の句は、また旅に行きたいなあという気持ちと、旅の終わりはなんて寂しいのだろうという気持ちの両方を思いを込めて歌っている句。

 静かなる旅の終わりし雪の祭


 修学旅行俳句紀行文

二年七組二十五番 

一月二十六日 天候 雪 

修学旅行の一日目、見学先から宿舎へと向かった。ホテルは想像していたよりも立派な建物で、噂に聞いたとおり、ゲレンデは目の前に見えた。自分たちの部屋は五階立ったので、そこからの景色は最高だった。特にナイターの時のゲレンデはライトが雪面に反射して街並みのイルミネーションを思わせるほど奇麗に輝きを魅せていた。

 雪原の輝き光ダイヤほど


 修学旅行俳句紀行文

二年七組二十六番 

一月二十九日 天候晴れのち雪

 四日目、スキー講習の最終日いつものように、インストラクターの指示に従いリフトに乗り上の方に行くと、雲と同じ高さで、雲を真横から見ることが出来た。

それは、一直線状できれいだった。 

 雪山の上で見みゆるは平ら雲

 その日の午後太陽に凍った霧が反射しとても綺麗だった。

 金のごときらきら光る白雪が


 修学旅行俳句紀行文

二年七組二十七番 

一月二十六日 天候晴れ 

この日朝はいつも通り、電車もいつも通りという事で特に急ぎもせず、いつも通りに家を出た。ここまではいつも通りだったが、荷物は違った。とてつもなくでかく、そして重い。しかも肩に掛ける所がなく手提げ状態だった。このドラムバックは後でポニーと名付けられた。由来はバックのメーカーが、PONYだったからだ。このポニーを越えるバックは僕が見た限りなかった。しかしこのポニーの持ち前の重さとでかさで笑いが取れたのだ。このバックは現在(二月二十二日)、僕の兄と一緒に旅行中である。

 雪道におもくおもろいポニーかな

一月二十七日 天候晴れ

この日人生で初めての講習を受けた。僕は一班で、上級者だったので、その後に班を落とされないか心配だった。一班のインストラクターの人は初めの印象は恐そうなおじさんだったが、話はおもしろく、基礎を大事にする人で、教え方も上手だった。僕達は少し下で滑った後にすぐに上の方へ行った。何回かリフトを乗り継ぎ、隣のコースに行った。このコースは人が少なく、とても滑り易かった。誰もいない真っ白な雪の上を滑ったときのスピード感は今までに感じた事のないものだった。

 雪山に風切る滑りスキーヤー


 修学旅行俳句紀行文

二年七組二十八番

一月二十六日 天候 みぞれ

 修学旅行の一日目、会津に着いたものの天候はよくない。そして鶴ヶ城を見学している間に天候は雨やみぞれといった明日からのスキーを心配させるようなものへとかわっていった。

 宿舎に到着しバスを降りる。相変わらず天候は悪く、寒さも増してきたが山に囲まれているせいか空気は今までのそれとは違い澄んでいるように思えた。しかし、その後待ち受けていたのは人数と部屋の広さがつりあっていない空間だった。

 狭き部屋もとの雪風恋しきや

一月二十七日 天候 晴れ

 いつの間にかスキー講習が始まろうとしている。いざ始まると滑るどころか完全に初心者になっていた。それでも何回か転びながらも昔の勘を取り戻しボーゲンがなんとかできるようになった。

 午後にはみんなだいたい滑れるようになったということで更に上へ行くことになった。そこから見えた景色は綺麗だった。木が枯れて茶色い色をした山の上に、まるで白いパウダーをふりかけたような雪山。町に接しその雄大な姿を誇示している湖。湖の姿を上品に引き立てている雲。綺麗だった。思わず見とれていた。しかしそれがいけなかった。みとれている間に足が雪にとられ見事に転んだ。スキーと景色を一緒に楽しむことを許可してくれなかったようだ。 

 雪化粧心奪ゆる景色かな

 

 恍惚と心奪ゆるあやしの湖


 修学旅行(居残り)俳句紀行文

二年七組二十九番 

一月二十七日天候晴れ 

インフルエンザも治り、学校へ登校した。その日も朝から寒かった。二年生の自転車置き場に行くと、いつもは何台もの自転車が置いてあるのに全然なく、自分の自転車がぽつんと置いてあるのを見て、この学校で二年生は自分とほかに二人か三人くらいだろう事を実感した。

 寒い朝我が自転車に我を見る

学校では、自習をすることになっていて、そのためにロッカーに教科書などを取りに行ったついでに二年七組の教室に入ってみた。もちろん、そこには誰もいなく、そして寒かった。いつもなら、ストーブと四十人ちかくのひとによって教室は少しは暖かいのに。

 冬の教室暖める人はなし

 廊下を歩いていると、普段も静かな方だがその時は、普段よりもよけいに静かに感じた。

 静けさがうるさいほどに響いてる


 修学旅行俳句紀行文

二年七組三十番 

一月二十八日 天候晴時々雪?

 その日、朝から何もはいていないというのにずっとスキー靴を履いている感覚が残っていて昨日から今朝にかけて布団に入り眠るとき目を閉じてスキーで滑っている時のことを想像すると足が勝手に動いていた。

 眠る時足はスキーで滑ってる

一月二十八日 天候晴時々雪?

 スキー講習も二日目になり、ようやくこけないようになったがまだまだ危なっかしい滑り方をしていた。昼食後にリフトで山の上の方へ行き始めると雪がちらほらと降り始めていた。風が強かったせいか寒く感じた。だが、その雪が体のあちこちにくっついていて、降ってくる雪を手にとってみてみるとはっきりとした雪の結晶が見えた。

降りしきる雪がつくりし小さな絵

最後の9人

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