
「どーだ、子供でも作ってもみないか?どっちに似ても、小さい時はかわいいと思うよ。
あーたに似たら、おっきくなって不細工になっても、ちっこいときはかわいいよ、きっと。はははははーーーー」
「子供でも、って、暇つぶしに子供作るって感じだなー。他にやることがあるだろうが。
まー、いずれは作らない事もないけど、今はなぁ・・・・・・」
「いずれって、何時よ。わしがちょーばばあになって産めなくなってからか?若いねーちゃんに子供を産ますんかい。」
「ははは。それもいいかも・・・・・・・・・だって、あーた、ほんとに子供ほしいの?」
「うーーーーーん・・・・・・・ほしいかどうかは自信ない。育てるの大変そうだし。でも、せっかくある子宮を使ってみたいんだよ。」
「それだけで、子供つくるとか言うなよ、どんなことかわかってんの?子供を育てるって。」
「わからないじゃん。今のとこ。出来て育ててみなきゃ。あーただってさ。」
「そりゃそーだけど・・・・・・」
という話をたまにしていた。
ほんとのところ、ちょっと、どうゆうものか経験してみたいという気持ちの方が強くて、
子供が欲しいという気持ちは薄かったように思う。
しかし、病院の超音波検査で、ちっこい影っぽいものをみたときは、何がなんだかわからなかったにもかかわらず、
なんかかわいいーーーーと思ってしまった。
たまにぴこぴこっと動くのをモニターて見せられたら、むふふっと笑ってしまう。
家に帰っても思い出して、ぐふふっと笑ってしまう。
実感として、ほんとにお腹の中にいるのかどうかわかんないけど、超音波写真には映ってるからほんとだろう。
うにのほうがもっと実感ないだろうし。まーでも、出来たら責任をもって育てるといってたから、子育てはうににまかせるわ。
お腹にいる時のことは、まかしてちょーよ。うえーーっとくるつわりとか、つらい痛みもなんとかのりこえるわ。
って、思っていたんだけど、なにもないんだよなー、トラブルが。今のとこ。
困るつうと、便秘。
ニンシンがわかってすぐたばこを辞めたら、全然出なくなった。
ベランダで弱ってるアロエをしぼって飲んでみた。うえっとくるが、すぐさまもよおしてきた。しかしまずいから2回でやめてしまった。
明治ブルガリヤアヨーグルト。そのままで我慢して半分食った。あんまりすきじゃないが、少しもよおしてきた。
しかし、この辺からうさぎうんちしか出なくなって、出すのにも30分かかってもまだまだまだ!つうかんじになってきた。
きったないはなしだけど、栓詰まり。便秘薬を飲んでも、栓が詰まってるから下腹部だけがぎゅるぎゅる苦しい。
痛い痛い痛い早く楽になりたいあああああ・・・・・・これってこれって、陣痛の時と同じ感覚だったりして・・・・・・・・
なら、つらいわつらいくるしいいいいいいいいいいいいいいいいい・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
雑誌や本で読むと、陣痛はこんなもんじゃないらしいことがわかった。
出したいけど、その時期がくるまでがまんがまんがまんなそうだ。そっちが痛くてひじょうーにつらいらしい。
つうことで、毎回三日に一度はこんな感じだった。
そのことを、去年男の子を産んだ友達に話したら、
「それって、あんまりよくないよ。力むと痔になりやすいし、へたすると流産しかねないんだから。
下剤だって子宮が収縮するから流産しやすいんだってよ。気をつけた方がいいよ。安静にして。」
ふーーーーーん。そーなんだ。
ぶっころんでも走っても夜更かししてもあんなにふんばっても、なんともないなんて・・・・・・・・・・・・・・・・・・
良い子だわ、この子は。うん。よい子ね。いいじゃん。よい子ちゃんつう名前。いいじゃん。いいじゃん。
うにに話したら、
「やめようぜ。小さいときはいいかもしんないけど、大きくなったらかわいそうだよ。そんな名前。」
と、あっけなく、却下された。
しかしこの頃からなにかあると、とうちゃんはひどいやつだよーねーよいこちゃん。とかいってるから
とりあえず、よいこちゃんと呼んでいる。
別に何もしなかった。日記でいいやと思っていた。
ただ、出産本や雑誌を買ってきて、こうゆう病気があるのかとか、体験話を聞いたりしたが、
ただなー・・・・・・・やっぱ年もトシマエン耳もトシマエン。
つうことで、早めにニンシンしといたほうが、よかったかも・・・・・・とか、思うようになってきた。
若いときなら、なーーーーんも考えずできることが、年取ると、知識だけが広がっていって臆病になってくる。
環境ホルモンの話しとかニンシン中毒症とかあるから、食べるものにも気をつけなくっちゃ。
しかし、そうなるとできあいの物は全然食えないつうことか?
インフルエンザが流行ってるみたいだから、外出ひかえなきゃ。
寒いからうにがどっか行こうよといっても、めんどくさくなる。
映画もおしっこが近いから到底だめだし・・・・・・電車も具合悪くなるから乗れないし・・・・・
昼頃起きて、飯食って、ポアロ見て、信濃屋に買い物にいって、飯食って、夜中に風呂入って、寝る、が
しばらく続く。
でも、あのことが起きてからは、今迄ぼーーーっとしてたけど、色んなことを考えるようになった。
姉のところに地下鉄で行った時、酔った感じというか息苦しさを感じて、気持ち悪くなった
ことはあったけど、あれほどではなかったし。
寒い北風がぴーぷー吹く朝方、トイレに行こうと思って起きた時だった。
トイレにいたら、急に息が苦しくなってきた。すーはーすーはーゆっくり呼吸してみるけど、
だんだん早くなってきて、何がなんだかわからなくなってきてトイレから出て、
とにかく落ち着こう落ち着こうと、部屋の中をぐるぐる周りはじめた。けどまた、心臓がどかどかして来て
また息苦しくなってきてしまった。何か冷たいものを飲むとおさまるだろうか?
牛乳を飲んだ。もっと心臓がどかどかどてきて耳鳴りがする。もうだめだ。ここにはいられない。
ばじゃまのうえからずぼんと上着マフラー帽子つけて外へ飛び出した。
どこがどこかどこかどこかどこかどこか、広い場所へ逃げないと息苦しくなって死んでしまう・・・・・・・・
だめだ狭い。右に行っても左に行っても道路が狭くて、息苦しい。もっと広くひらけた所に行かないと、 息苦しい。
ああああああああああああああもうだめだ、わけわかんなくなってきた。
苦しい。マフラーが苦しい。 帽子もとんなきゃ、上着のボタンもはずさないとだめだ、息苦しい・・・・・・
あああどこへどこへどこへ行けばおさまるんだ、どこへどこへ・・・・・
あああああ・・・・・すーはーすーはー・・・・もういやだ、だめだ息が苦しい。
「おーーい、大丈夫か?」
うにが追いかけてきた。
「落ち着け、落ち着け。深呼吸して。ゆっくり・・・・・・・」
すーはーすーはあああああ・・・・・・・だめだ、ますます変になりそうだ。
「どうしたんだろ、あたし。気がおかしくなったんだ。呼吸困難になりそうだ。
救急車呼んだ方が・・・・・いや、車に乗りたくない。酒でも飲んだらおちつくか? たばこを吸ったら少し楽になるのかな・・・・・・・・
「深呼吸しろ。ゆっくり・・・・」
「黙っててよ。何も言わないで。頭が混乱する。すーはーすーはああああああああああああだめだ、苦しい、
もういやだ、もう何もかもいやだ。こんなに苦しいんだったら子供なんていらない。何にもいらない。いやだ、いやだ。
おかしい、変だ変だ変だあああああああああああ・・・・・・・・わけわかんない、頭が変になりそうだ。気違いになりそうだ。」
秋山胃腸科の前で、あたまをかかえて叫んだ。
うには青冷めた顔をしながらも、背中をさすってくれた。
「・・・・・・・・・じゃ、お茶か酒でも飲みにいこうか・・・・・・・・・・どっかやってるところがあるから・・・・・」
「・・・・・・・・・うん・・・・・」
その瞬間、しゅるるるるぅーーーーーっとさっきまで息苦しかった気持ちが落ち着いてきた。
うにがサイフをとりに家に戻るから待っててと言うので、外でがたがた震えながら待っていた。
ゆっくり深呼吸したり、体をひねったりしながら息苦しさを忘れようとしていた前を、
新聞配達のにいちゃんが変な顔をして通っていった。
寒さで指先が冷たくなってきたので、家に入った。
その後、うにが用意してくれた焼酎ソーダ割りと温めた牛乳を目の前にして、
「どっちでもいいから飲んで。落ち着くよ。」
じーーーーーっと考えたが、やっぱり、焼酎はやめておこうと思った。
その日は、寝るとまた息苦しくなるかもしれないと思い、横にもなれなかった。
夕方、食欲が出てき、食パンをかじかじしていたときに、ふっとよぎった超音波写真を思い出したとたん
食パンをくわえながら、うぐぐぐぐっと涙が込み上げてきた。
うわあああああああああああ・・・・・・・・・・ばかだった、ばかだったよーーーーーーごめんよおおおおお
いらないなんて言ってごめんよーーーーーーーーわるいことしたようーーーーーーごめんよおおおおおおー
うわーーーーーーーーばかだったよーーーーーー・・・・・・・・・・・・・・・ごめんよおおおおお・・・・・・・・・・・
ひっくひっくなるとまた思い出してぎゃーぎゃー泣いて、落ち着くとまた、わるかったよーーーーーっと
泣いて、泣きながらこんなに悲しいことは、生まれ初めてだろうと思った。
驚いた。あんなに声をだしてぎゃーぎゃー泣くなんて・・・・・・・・・・いい大人が・・・・・・・
泣けるもんなんだなーと感心もした。
やっぱ、泣くとすっきりするのか、その夜は眠れた。

添加物、糖分、塩分、油っこいもの、カフェイン等の摂取は控えよう。
食っていいのは、たん白質、カルシウム、せんい質、鉄分などが含まれている食品。
つまりは、質素な食いもんを食っとけつうことなんだな。ちょー薄味な煮物、ちょーびりょーおひたしや納豆にかける醤油、
白湯のごとき味噌汁。唯一味がしっかりしてるのは、ししゃもだけだぁーーーーー。でも、そのししゃもも
おそるおそる食べる。あんまり食が進まなくて、ごはんもちっちゃい茶碗にいっぱいがやっと。
その後だけが、楽しみになっている。食後のデザートとして、グレープフルーツを半分食う。
その時だけが、ほっとするときなんだなー。ストレスたまらないように、おやつは甘いものを食べてる。
あんぱんだったりたい焼きだったり、たまにはチョコレート食ったりする。
そうゆうのを食う時、動くんだなー。よいこちゃんが。かーちゃん食うなよーって言ってるみたいに。
けっこうこうゆうことが多い。わしが、ちびっと後ろめたい気持ちになると決って動き出す。
ごろっとだっだりポコっとだったり。
しかし、最初はゆうこときいて食わないでいたけど、あのパニックがあってからは、
食わしてくれようーたのむよーと言いながら食っている。いいもんね、食っちゃうもんねーと無視してくったりする。
これって添加物がはいりまくってる食い物だけど、食っていい?と聞くと、黙ってる。
まー、たまにいいんだか悪いんだかわかんない時もあるけど。
耐えられないので、コーヒーとか紅茶は飲んでいる。そのときは動かない。
やっぱ、わしのこころの奥底に潜んでるものが、よいこちゃんを動かしているのでは、とか思う。
でも、やっぱそこは、わしよ。なんせ飽きっぽいからさ。考えないときは平気で 食いたいもん食ってるし。
うには、
「うちで一番ちゃんとしてるのはよいこちゃんだけだよ・・・・大きくなって叱ると時、おまえはお腹にいたときの
ほうが良い子だったぞって、言ったりして。ははは。」
あほくさーく言っていた。
今日は健康的な食事だったなーと思うと、ぽこっと動く。そのタイミングが面白い。
ほんとかいなーと思われるけど、やっぱ、うににはわかんないよねー、このおかしさは。
食い過ぎるなとか早く寝ろとか腹減ったから何か食わせろとか疲れたから休めとか。
どうしよかなーと考えてるとぽこぽこ動いて、行動をうながそうとする。 えらいよね、よいこちゃんって。
たまにくらーーーいことを考えてたりすると、ポコっと動く。
とにかく胎動って、時々忘れかけてるよいこちゃんの存在を思い出させたりする。
わしは、ああ、そうだよね、そうだよね。こんな事考えちゃいかんよな。よくないよな。
ごめんよ。ごめんよ。と、謝ったりする。慰められたりする。
何があっても、大人が子供を守ってやらなければならないのに。何だか、慰められていて いいんだろうか?
お風呂に入ってるとき、かあちゃんはだめな人間だけど、この間みたくなったりするけど、
こうゆう人間だと思ってくれよーーー、と、お腹に向かって言ったら、無反応だった。
ちっと難しかったか?まだ。
ニンプ仲間が集まってたりすると、なぜかはりきって?動き出す。
ぼこんぼこん動く。お友達がいるのがわかるのかしら。
母親学級に行った時も、助産婦さんのお話中、っぼこんぼこん動いていて、そうでなくてもおしっこが近いのに
動くとますますボーコーが刺激されるようで、何度もトイレに行って落ち着いて話を聞いてられなかった。
誰に似たんだか・・・・・・・?やっぱ、わしか?
前にも言ったように、自分のココロの中にある良い悪いがよいこちゃんに伝わっていて、
その指示のもとによいこちゃんは動いているような気がする。 つうことは、わしの緊張がよいこちゃんに伝わって
それでごろごろ動いているのかしら・・・・・・よくわかんないけど。これをどう説明していいか。
ほんとに偶然なのかもしれないし、わかってて動いてるのかもしれないし、
何かに動かされているのかもしれないし。 わしも、よいこちゃんも。