サンゼン〜サエキのHPと比べてちょーよ〜



 

6月15日。朝方お腹がぐにゃぐにゃしてきて、トイレに行った。きた!

おしるしらしきものが!大蔵病院のセンセーの話じゃ、お産が早まる早まると36週あたりから

言っていたのに昨日40週の診察をむかえてしまった。

センセーには、ちっとも早まりませんでしたねーと言って帰って来たのが昨日のことだった。

なんか兆候もないようだし、遅くなるのかなー・・・・・・・・実家の母やおねいさまには、

36週くらいから、早まると電話してむふふ気分でいたのに・・・・・・・早まると聞いてわくわくしていたのに、まだ・・・・・・

でもついに!・・・・・・うむむむ・・・・・いよいよか!

やっぱりいおんちゃんは、わしとの約束を忘れてはいなかったんだ!

でも、おしるしが来てからすぐに陣痛がくるわけではないらしく、2.3日長いときは1週間こなかったりするらしい。

横になって様子をみることにした。

日中もだらだらと出血が続いたので、もしかしたら破水してるのかもと心配になって病院に電話してみたら

そうゆうこともあるから様子をみてといわれたので、また横になっていた。

夕方、不規則ながらも生理痛のような痛みがときどき襲って来たけど、時間をはかってみたら

5:05    5:25   5:45   6:05  まだ20分おきだった。

でもたぶん勘違い陣痛かも知れないからと思い、だらだらベッドで寝ていた。

日が落ちた7時にお腹が痛くて目が覚めた。はかったら13〜10分おきだった。

7:20   7:27   7:40   7:45   7:50   7:58    8:06   8:13   8:20    近い!!

うむむむ・・・・・・ううううううどうしようううう・・・・・・・・・違ったらいやだし・・・・・・

でももし、そうだったらやばいし・・・・・・・・どうしようかなー・・・・・・・・やっぱ心配だから電話しよ。

つうことで病院に電話した。

対応したセンセーは

「うーーん、なんともいえませんねー。でも、いらしてみてください。違ったら違ったで帰ればいいんだし・・・」

本当だったらちょっと怖いから、とりあえず病院にいってみることにした。

うにとこに電話して、シャワーを浴びてタクシーを呼んで入院に必要な荷物1を持って家を出た。

9時30分病院に着いて夜間診察の手続きをして、

時折くる陣痛を呼吸法でなんとか逃し、病棟に入った。
 
 
 

診察室はなんだか妙にあわただしそうで、センセーの姿はなかった。

助産婦さんが内診をしてくれた。

「子宮口が4センチ開いていますね。入院しましょう。」

・・・・・・つうことは、これがほんとの陣痛ってことか・・・・・・

「そうするといつ頃生まれるんですか?」

「早くて朝方、お昼くらいには・・・・・・」

朝方かお昼かー・・・・・・長いなー・・・・待ってる時間ひまそうだなー・・・・・・・

と思っていたら、うにが診察室の中に入ってきた。10時過ぎだった。

「留守電にちょっと行ってきますって入っていたけど、なんだか心配で・・・・」

うには暑そうに診察室に入ってきた。

生まれるのは朝方かお昼と聞いてうには、いったん家に戻ってまだある入院に必要な荷物2を

持ってくるといっていた。

少しうにと話していたら、だんだん陣痛が辛くなって来た。間隔もさっきよりも早いようだ。

急に痛みが早くなってきて、腰のあたりが割れるように痛くなってきたので

うにに腰をマッサージしてもらった。そのとき陣痛は、5分間隔になっていた。

30分ほど診察室で横になり陣痛室に移るとき助産婦さんに、

「陣痛室と、LDRという広い分娩室があって、トイレ洗面台CDデッキテーブル完備で、分娩室に移動しないで

そこで産める部屋があるんですが、そこは2万円かかります。どっちにしますか?」

と言われた。

一回2万は高い!それにそのLDRに入ったら、一人きりになって心ぼそくなるんじゃないかと

心配になり、ふつーの陣痛室でいいですと、答えた。

陣痛室には一人待機してる人がいるらしいから、一人きりよりは心ぼそくないかなーとも思った。

着替えてから、ますます陣痛がひどくなり、ハンカチをくわえて声を出さずに

我慢していたけど、このころからいた〜いた〜〜〜いーーーーーと徐々に声を荒げていった。

間隔が3分間隔になってきた。その時時計を見たら、11時30分だった。

「いたーーーーーい・・・・・・・いたーーーーーーいよう・・・・・うに背中さすって・・・・・」

じゃあ帰るからと言っていたうにだったが、陣痛のたびににいちゃーーーんと

叫んでいる嫁を置いて帰るに帰れなくなってきた感じで、うには、わしの腰をさすっていた。

陣痛がおさまると普通に話すんだけど、波がくると

いったぁーーーーーーーいいたいよーーーもういやだぁーーーー

ますます声が高くなってきた。うにが帰ると言うと何だか心ぼそくなって、もうちょっといてよーーーとお願いした。

もし、あまりの痛さに正気じゃなくなったらどうしようと心配になってきたのもある。

助産婦さんが来て、話題をかえようと、

「名前は決ってるんですか?」

と聞いてきた。

うには

「名前は、いおんと決めたんですよ。」「へー・・字はどう書くんですか?」

「人べんに衣で音です。海外に行ってもわかりやすいかなーと思って。」「えいかいわーの、みたいですねー。」

「ははは・・・・・よくいわれるんですけど・・・・・・どーのこーの・・・・・・・・・・・」

そのあと陣痛に苦しむ妊婦以外3人は、どわっと笑ってなにやら話していたが、

こっちはそれどころじゃないつうのになんでみんな笑ってるのよーーーーーーーーーと思いながら

いたたたたわめいていた。
 
 

それからも何回かくり返した後、今迄に無い強烈な痛みが襲って来た。

「いたたいたた痛いよいたい、ほんとに痛い。おかしいよーイタイのがずーーと続いていておさまらないよー

変だよかっ看護婦さん看護婦さん呼んでっ。おかしいーーーーー変だよーーーーー」

ナースコールのボタンを何回も何回も押して、ぎゃーぎゃーわめいた。

助産婦さんがきて内診したら、子宮口は8センチ開いていたらしかった。

痛い痛いもういいもう止めるもうだめだいやだようこんなに痛いんだったらもう止めます

もういやだ帝王切開にしてください切ってください痛くて耐えられないお願いします

出来ないのなら無痛分娩にしてください痛くて痛くて耐えられないうあああああだめだ代わってよ

気が変になりそうだあああああーーーもうだめだああああーーーーーー

とかなりうるさくぎゃーぎゃーわめいていた。

助産婦さんは、

「もう遅いですよ、無痛にしても準備に30分はかかりますから。」

と、むふふふ・・・・・どうあがいたって子宮口8センチじゃもーどーにもならないのよねー。

このまま自然分娩で痛みと戦いながら産むしかないのよねー・・・・・・つう声で、わしに言ったのだった。

しかしそんなこと言われたって、痛いもんは痛いんだからどーしよーもないのよーーーーーー

楽にしてーーーーーという気持ちでいっぱいだった。

うにが助産婦さんになにか耳打ちしているのが見えた。

「じゃーお部屋かえましょうか。陣痛がおさまってるみたいだし。歩けますか?荷物は持ちますから。」

???何で?と思ったがみんなが移動し始めたので、何で?と思いながら次の陣痛が来る前に

と急いでついていった。

行き先はLDRだった。

あまりにもわしがうるさくわめくので、隣の人にめいわくがかかるとうには思ったらしい。

それで看護婦さんに耳打ちしていたんだ。時計を見たら、0時過ぎていた。

LDRに入って間もなく、助産婦さんが

「今を過ぎれば、痛みはだいぶ楽になりますよ。」

と言ったので、

「あと、何分で?」

と聞き返した。

「うーーーんあと30分くらいかな・・・・・・」

そう言ってたけど、ますます痛みが増すばかり。

「人工破水しますから、次の陣痛がきたら息んでいいですよ。うんちするみたいにお尻に力をいれてください。

「うぐーーーーーいたたいたたーーーー・・・・・」

「そうそう、そうゆう感じでいいですよ。」

しかし、そこからが長かった。

息む力が足りないのか、うーーーーーーーーーんと息んでも、全然出てくる様子がない。

息むより、陣痛が来ると痛くて痛くて、力がはいらない。

手を握るうにに、かわってよーーーいたいんだよーーーもーやだよーとさけんだが、これっばかりは・・・・・と言われた。

あまり痛くて体を横にしたら、陣痛のときは開いているように言われた。

うーーーんときばってみたが疲れてなかなか長く息めない。

陣痛が遠のくと、息を吐いて吐いてーーーーーと看護婦さんに

できませーーーん息ができませーーん、いたくていきができませんーーーーー

呼吸しろ呼吸法だひっひふーーーーだといううにに

そんなの出来ないよーーいきできないもんーあーもーうるさい!黙ってて!

とわめいて、看護婦さんの指示にしたがった。

痛いーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーと

いいながら一応息を吐く。息むといおんちゃんの心音はあっと言う間に遅くなり

合間に呼吸を整えないと、後で大変なことになるらしいから、声を出してでも息を吐くようにした。

ちっともマタニティーヨガで習ったことが生かされなかった気がするけど

ヨガの先生も、とにかく吐いてながーーーーく吐いて、そうすると自然に吸うようになるから

息を吐く意識をもちましょうと言われていた。そんな意識なんて持てる状況じゃーなかった。

会陰が伸びないので切開しますと、言われた直後、ちくっとした。

陣痛の波がきたときに会陰を切ったところが、ひりひりした。

いったーーーーいい切ったところがいたーーいいいいいようーーーーー

「頭が見えて来たから、もう息まないで。」

と言われて、そこからあとは、え?って感じ。

この、え?っていうのは、またそこから痛いことがあるんだろうなーと思っていたのに、

「生まれました。」

とあっさり言われたので、え?もう終わり??のえ?だった。

ズルって感じで、出て来たみたいだったが、その感覚がいまいちわからなかった。

「どっちーーーー?」

思わず出た言葉に周りがどっと笑った。

「おめでとうがざいます。女の子ですよ。時間は1時50分です。」

女の子かぁ〜・・・・・・・

「あれ?泣かないよー・・・・・なんで?」

そういった矢先、おぎゃーーーーーーっといおんちゃんの初泣きが始まった。

その瞬間、

「私一人ではここまで出来なかった。ここにいるみなさんに励まされたおかげで

無事に産めることが出来ました。ほんとにありがとうございました。」

と、感謝した。

ほんとうにほんとうーーーーーに、そう思ったんだもの。

お腹の上にいおんちゃんをのせてもらったら、うにが

「ほら、なんか話しかけて。」

と言った。

「・・・・・ごめんね、いらないなんて言って・・・・・・・こんにちは・・・・・・・」

いおんちゃんはふやけてて全身白っぽく、目はみょーに切れ長だった。

話しかけたら、こっちをじーーーーーっと見ていた。

ひじょうーに不思議な気持ちだった。本当に産んだの?ここで、わたくしが、今、子供を?産んだのか?

ほんとに?わたくしが?ほんとうーーーに?子供を?ほんとうーーーーーに??(しつこい!!)

と、思っていたら後処理がはじまった。

子宮収縮の薬を点滴され、後産を待たずに 胎盤を先生が手で引っ張って取り、会陰縫合が始まった。

なーーんか最初から、人が多いなと思っていたけど、縫合する先生もいたのだった。

「これから会陰の縫合をします。」

「痛いですか?」

「痛くないです。」

と、縫合する先生は麻酔を注射器でぶすぶすぶすっと刺した。

ずーーーと見てるだけの先生の指示のもとで、縫合を行っていた。

「そこをそうするとこんどはここがなんとかするから、なんだかんだ・・・・」

なんか、一回針を通したところをやり直ししていて、大丈夫かぁ〜?と思った。

暇だったのでちょっと前かがみになってのぞいてみた。ちっとも見えなかったけど。
 
 

そのすべての処理が終わったあと、ご主人どうぞという看護婦さんの声で、うにが部屋に入って来た。

わしを待ってる間、ずーーっといおんちゃんをだっこしていたそうだ。

「腕が疲れたよ。」

二人とも、まだなんか不思議な気持ちでいおんちゃんをみていたような気がする。

切れ長の黒目は誰に似てるんだろかー・・・・・・とか、うにと話ながら二人とも目の前のうにゃーーっと

動いてるいおんちゃんを、不思議そうに見ていた。
 



 
 

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