ときめき(初期詩編)

ラ・テール・ド・レーブ(シーバ讃歌)

インディゴ・ブルーに魅せられて 南へ降りゆく者たちへ
トリコロールの花束に添え 我は贈らん夜明けのうたを

麻綿ケ原(まわたがはら)には朝陽も見えない
天津(あまつ)の湊じゃ波まで荒い
北西風は水面震わせ
帆影も疎ら 泡の白浜


トゥワイライト・オレンジに魅せられて 東へ向かう者たちへ
銀色に輝くペンダントに添え 我は贈らん夜明けのうたを

空港辺りじゃ暁の底冷え
銚子の酔いこそ醒めやらね
白い車は岬を廻り
バップの響きは大気も溶かす


クリスタル・ホワイトに憧れて 西へと急ぐ者たちへ
ガーシュインのメロディに添え 我は奏でん恋のうた

左には闇の湾岸 夜の静寂(しじま)
ハロゲン・ラインは弧を描き 遥かに遠くポート・サイン
今夜の君はドレッシー
星影疎らなラプソディ
高速RAMPの明るさに
映える笑顔が眩しくて


ペダンティック・グリーンに憧れて 北を目指す者たちへ
ブラームスの不協和音に添え 我は語らん心の詩(うた)を

果てしないブロード・プレイン 緑の湿地
鉄路は沼北(ぬまきた)天王台 牛久の沼でも子守歌
君が奏でる通奏低音 僕は果実を拾いに森へ行く


Around 1984


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