ときめき

無題


古(いにしえ)より来たる心のささやきは
時空を越え我が胸に波を呼ぶ
そは保津の峡(たに)を抜け
白川をわたるときめきの戦(そよ)ぎ

そして我が心 嵐の如く
汝(な)が姿に酔い
我が理(ことわり)岩の如く
為す法(すべ)なく巨椋池(おぐらがいけ)に沈む

そはまさに四十五億年の必然
我は南都に在り
ブラフマンの通奏低音を聞く
されど汝が微笑(えみ)は永遠(とわ)に北嶺の
ヴェールを纏いて我をまどわす


木津の畔にて
16 December, 1993


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