日記風
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2018/04/08更新




----------------  04/08   ---------------


時間が経つのが早い。

数年前からだけど、すごくそう思う。

今は、だいたい40歳手前なのだけど、34歳ぐらいから

時間の過ぎるスピードが、急加速したと思う。


例えるなら、それまでの時間の動きというものは、

自分が歩く事によって、進めてきた。

少しずつしか変わらない景色の中を少しずつ歩み、

永く、時には退屈でもある道のりに、

嫌気さす事もあった。

それでも自身で歩かなければ進まない

そんな感覚だったのに、


それは、ある日、突然、

濁流に投げ落とされたかのようなスピードに変わり、

自分の意思とは関係なく、

強い力で流れていくものに変わった。


これから僕は、否応なしに、40代、50代を迎える。

数年前まで保育園児だった息子も、

あっという間に大人になり、

僕も60代、70代を迎えるのだろう。

否応なしに流れていく時の流れ。大河。

その、時の流れが、やがて行き着く先は、

海なのだと

想像の中で気付いたとき、

老いゆく事は、過酷な事でも無いのかなと

思えた。


人は誰もが海に行き着く。

全てを包み込む蒼い海に。

大きな大きな、青い海に行き着く。










2016年


----------------  10/14   ---------------


平日、毎朝、

自分で競り落としたばかりの魚を荷台に積み込む。

魚市場の張り詰めた空気を振り払う間もなく

トラックに乗り込む。

日が昇り始める頃合いの道路、

交通量の少ない早朝の一本道、

窓を開け、アクセルを踏み込み、

運転席に充満した熱気と緊張感を抜いていく。


少しの坂を登り、少しの坂を下る。

同じ交差点で必ず赤信号と向き合う。

左折、右折、車線変更、右折、直進。

いつもの大きな橋を渡る時に広がる視界。

晴れていようと曇っていようと開放的な景色に、奪われる心。

少しづつ増えてくる車、

やがて道路は朝の慌ただしさに支配される。


小学生の通学風景に何度も遭遇する。

制服の小学生、私服の小学校、集団登校の小学生、

横断歩道で子供を誘導する黄色い旗を持った大人。感謝。


この時間帯、いつも仕事で家にいないので、

おととし小学校に入学した小心者の息子が

小学校に向けて、

家を出ていく勇姿を見ることは出来ないけれど、

毎朝他人様の子供たちを見ることが出来て、

満たされた気分になれる。

たくさんの元気が見れる。

この時間だけは、おのずとスピードが落ちていく。

安全運転ならぬ愛情運転。



ソファーで寝てしまった息子を、

お姫様抱っこ(と言うのか?)で、寝室まで運ぶのが日課なのだが、

日に日に伸びていく身長に驚かされる。

よく伸びた手は、だらりと垂れ下がり床に着きそうで、

よく伸びた足は、狭い廊下の壁に摩擦されている。

1ミリの警戒心も無く全身を委ねるその無防備さが、

子供の重みを、より強く感じさせてくれる。




自分が子供の時、

小学校5年生ぐらいから極端に親と外出するのが嫌になった。

大人になる過程、当然のことだったと思うのだけど、


自分の子供が、あと3年で、

たったの3年で5年生になって、

かわいい子供から、大人への成長を

急加速させていくと思うと、

嬉しいけど、さみしい。


ほんの3年前は、保育園児で、まるまる、ころころしてたのに。

ほんの6年前は、片腕で抱ける大きさで、

スーパーに行く度に、知らないおばさまから話しかけられていたのに、

ほんの3年後は、もう5年生になっているなんて。


反抗期等を、きちんと経験しながら、力強く大人を目指してほしいけれど、

いつまでも今日のように、

素直な子供の心を、秘めておいて欲しいなと願う。




時間は戻らない。


20数年前、中学生の頃、祖父が亡くなった時、

人が死んだとき、人は何故泣くのかを考えたことがある。

大学ノートに殴り書きをしながら考えた結論が、


その人と一緒にいた時間が 完全に過去のものになった

という実感で泣く。




人が亡くなろうと、亡くならずとも、毎日、1分1秒

目の前の現実は、決して戻れない過去になっていっているのだから

亡くなった時にまとめて振り返らなくても、

普段から、日常が過去になっていく現実を感じて、

もっと悲しんでいいんじゃないのかと思った。

そういうものを、もっと感じ取るべきだと思った。


時間の流れというものは、とても厳しくて、

その時間の流れと共に、僕たちは生きている。








----------------  10/01   ---------------


仕事でLINEを使うようになって、

仕事中の自分の言葉が、活字で表記されるようになった。

自分の言葉を読みながら、

綺麗事だらけだなと思う。


おかげさまで勉強になりました

お気持ち有難うございます

またお願いします

次回こそ頑張ります


こればっかりだ。


失敗は、したけれど    繋ぎ止めておいてね

成果は、出せないけれど  繋ぎ止めておいてね

成長してるから      繋ぎ止めておいてね


「伸びしろ残ってないだろ 口だけの賃金乞い社員が」

と、自分に対して思う。


会社に利益をもたらせず

トラブルや挑戦にも、正面から向き合えず、

自分のストレスを減らす事に重きを置いて、

でも給料は、ずっと頂戴ね という



家庭を守るって格好悪いなぁ

大人って格好悪いなぁ



でも、いつか、

会社に貢献できる日がくればいい

上司に恩返しできる日がくればいい

胸を張って給料を貰える日がくればいい


言い訳ばかりしたくないけれど、

言い訳が無ければ成り立たない

口ばかりの嘘つきだけど、

それでも、そのまま突き進まなければいけない。


嘘と見栄にまみれた日常は、

自分で分かっている以上に、

ぎりぎりの所で、ぎりぎりのバランスで成り立っている。


仕事も、体も、家庭も。


疲れてない人なんていない。



いつか何かの弾みで全てが破綻した時、


「こうなることは分かっていた」

「こういう日が来ることは分かっていた」


と、僕は口にするだろう。












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