戯れ言

スニーカーと夏
 夏、毎年儀式のように繰り返している事がある。夏の足音が聞こえるとスニーカーを一足、買うのだ。しばらくは箱から出さずに部屋の中に転がしておき、気温が30度を越える頃、紐を通して素足で履き始める。
 今年はコンバースのテニス・シューズで、去年はエディー・バウアーのデッキシューズ。その前はニューバランスの革製、さらに前の年はナイキのスエードとブランドも素材も特にこだわりなく買っている。素足で履くため傷みが早いのであまり高価な物は買わない。あくまで、ひと夏を歩くための靴だ。
 去年の靴はバイクで走り回ったため、洗っても靴紐が黒ずんでいる。また、スコールの中でも履いていたので型くずれも起こしている。新しい夏の訪れと共に丁寧に手入れをし、廃棄する。捨てるなら手入れはいらないと言う人がいるが、そこは礼儀である。
 新年を迎える儀式があるように、夏を迎える儀式があってよい。私の場合、それがスニーカーなのだ。
 真新しいスニーカーの紐を結び、歩き出す。
2001年08月07日 06時01分50秒

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