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Through Time Into Healing
   前世療法2    ブライアン・L・ワイス
                     PHP研究所
                山川紘矢・亜希子訳

第2章 催眠と退行                                                  22

@催眠術は実は、そんなに不思議なことではありません。催眠というのは、意識が
ある一点に集中する事で、私たちは日常でもこうしたことはよく体験しています
すっかりリラックスして何かに意識が集中し、外部の物音や刺激に気持ちを乱され
ないような時、その人は軽い催眠状態にいます。実はすべての催眠は自己催眠であり
被験者、つまり催眠をかけられる人が催眠のプロセスをコントロールしています。 22
Aほとんどの人は毎日、催眠状態を体験しています。                                 22
B催眠の目的の一つは、瞑想と同じように、潜在意識へ到達することです。    23
C潜在意識の動きが表層意識に到達する時、私たちは直感、知恵、創造性等が湧き出る
体験を味わいます。                                                                          23
D事前に催眠についての説明を受け、恐怖心を取り除いておくと、ほとんどの人が
治療のために必要な、自分にあった深さの催眠状態にはいることが出来ます。  23
E他の人に誘導してもらうと意識を集中させやすく、しかも深い催眠状態に入ることが
出来ます。                                                                                      25
F催眠は少しも危険ではありません。                                   25
G抜け出したいと本人が思えば、いつでも催眠状態から抜け出せるものです。  25
H他の誰も、あなたをコントロールすることはできません。                           25
Iあなたは完全に自分をコントロールしているのです。                    26
J催眠状態では、あなたは常に意識があって自分のしていることを観察しています。26
K催眠は、患者を潜在意識に触れさせて、病気を治す強い力を持つ状態へと導く
ことができます。                                                                             26
L退行のプロセスは、いやされるために患者が食べなければならない聖なる果実
つけた木なのです。                                                                         27
M退行催眠療法は、患者の現在の生活にいまだ悪影響をもたらしたり、様々な症状の
原因となっている記憶を呼び戻すために、時代の如何を問わず昔の時代までさかのぼる
心理的な行為です。」                                                                 27
N催眠術は、通常の意識状態では近づけないような過去世の情報を得るために、患者の
心に意識の障壁を飛び越えさせることができるのです。                       27
O反復強迫観念を次のように定義しました。「それを行っても快楽が得られるかどうか
にはまったく関係なく、以前の体験や状況をくり返してしまう盲目的衝動」−つまり、
その行動がどんなに有害で破壊的であっても、その人はそれをくり返かえさずには
いられないように見えます。意志の力もこの衝動をコントロールすることはできません
フロイトはその原因となった最初のトラウマ(精神的傷害)を意識化し、解放し
(このプロセスを精神科医は浄化と呼ぶ)、その時の感情と学んだことを統合すると、
非常に効果があることを発見しました。                                 26−27
P私のこれまでの研究では、患者の四○パーセントは、現在の問題を解決するために、
過去世までさかのぼる必要がありました。他の大部分の人々にとっては、今世の過去
戻るだけで、十分に効果があるのです。                               28
Q人々の病気は、何百年、何千年もの過去世で起こったことに起因しているために、
従来の今世だけに限定した退行催眠療法を行っていては、どんなにすぐれたセラピストでも、彼らを完全な治療に導くことはできないでしょう。                  28
R過去世での暴力的な夫が、今世では暴力的な父親として現れるというパターンも
あります。アルコール中毒によって過去世で何回も破滅したというのもあれば、
ある不仲な夫婦の場合は、二人は四回もの過去世で互いに殺し合っていたことが
わかりました。                                                  30
S 完全に症状をなくし、社会的に不適応な行動の反復を永久になくすためには、
こうした患者には、過去世への退行催眠が必要でした。               30
22.病気の根本原因が意識の奥底に隠されたままだと、病気は必ず再発します。 30
23.退行療法と組み合わせた催眠術は、普通のリラックスした意識状態で行なう
自由連想法等の精神分析よりも、ずっと深いトランス状態へ達することができます。
催眠術を使えば、普通の意識では達することのできない深い記憶の貯蔵庫から、
連想を引き出すことができるために、根の深い病気から多くの患者を劇的に回復させる
ことができるのです。                                                30−31
24.過去世退行催眠療法はフロイト流の感情の浄化によるいやしと、ユングの
特長であるいやしへの参加シンボルの持つ深い意味の解明という手法をミックス
したものといえるでしょう。                                 31
25.しかし、退行催眠療法は退行催眠だけでは不十分です。催眠療法を始める前に、
セラピストは患者の病歴を調査し、患者に質問し答えを引き出し、重要な事柄に
ついては詳しくしかも具体的に知る作業に、十分時間をかけます。       31       26.さらに、退行催眠が終わって患者が催眠状態から覚めたあと、催眠中に導き出さ
れた感情や気づき、情報等を現在の状況と統合させることが必要です。    31
27.こうした統合の作業を行うには、かなり高度の専門的知識と経験が必要です。
なぜなら、引き出された内容は協力でしかも非常に感情的なものであることが多い
からです。従って私は、過去世療法を医師の資格のない人から受けることは、
あまりお勧めしません資格のない人では、その患者にあったペースで記憶を
思い出させたり、患者が記憶と現実を統合する手助けが十分にできないと思われる
からです。                                           31−32
28.しかし、自分の家で一人で過去世退行体験するのは、多くの場合、リラックス
できますし、役に立ちます。潜在意識は賢くて、表層意識が受け入れられない記憶まで
呼びさますようなことはありません。                           32  
29.自分で退行催眠をして少しでも悪い結果が出てきたら、すぐに止めれば
いいだけです。そうすれば潜在意識がちゃんと守ってくれます。          32
30.過去世を思い出すパターンには二通りあるということを、私は発見しました。
第一を「物語り形式」と呼ぶことにします。                        32
31.ほとんど物語のように、生まれてから死ぬまでの一生を話してくれます。  32
32. キャサリンはほとんどの過去を、この物語り形式で思い出しました。     32
33.第二のパターンは「キー・モーメント・フロー」(主要場面想起)と私が呼んでいる
 タイプです。                                                    38
34.このタイプでは、過去世の中で患者の隠されたトラウマに最も関係が深く、
しかも急速かつ強力に患者を回復させることのできる過去世の主要な場面
(キー・モーメント)をいくつか、潜在意識が選び出します。                38
35.みんながみんな、現在の人生に過去世からトラウマや傷を引きずって来ているわけ
ではありません。                                         42
36.しかし、私は自分の患者に自己催眠の方法や瞑想のテクニックを教えています
                                                                                                                                                                42
目次
第1章 そもそもの始まり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
第2章 催眠と退行・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22
第3章 体験して学ぶ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・45
第4章 心をいやして体をいやす・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・71
第5章 家族関係をいやす・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・103
第6章 自分の中の子どもをいやす・・・・・・・・・・・・・・・・・131
第7章 依頼心をいやす−−肥満と薬物中毒の原因・163
第8章 悲しみをいやす・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・180
第9章 心を開いて神秘を体験する・・・・・・・・・・・・・・・・・205
第10章 人生を豊かにする  ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・223
第11章 過去世退行の方法について・・・・・・・・・・・・・・・・245
付録A リラックスと退行のためのテープの作成 ・・・・・269
付録B 参考文献リスト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・281
訳者あとがき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・290