Through Time Into
Healing
前世療法2
ブライアン・L・ワイス
PHP研究所
山川紘矢・亜希子訳
第8章 悲しみをいやす 180
@レオナルドとエバリン夫妻の場合 180−183
A死は本来、恐れや喪失感や別離の体験である必要はない、ということです。
死という魂の旅路の最大の節目である過程は、いやしと発展と新しい始まりの時でもあり得るのです。183
Bマシューの場合 183−185
C悲しみをいやすためには、霊的な考え方と超常的な現象を結びつけなければなりません。185
D彼らは死が休息よりすばらしいものであることを知っているのです。そして、意識は決して死なないということも知っています。186
E深い悲しみは病的なうつ状態にまで簡単に悪化します。死につつある人や悲しみに打ちひしがれた人々は意気消沈し、未来に対する希望を失い、救いようがなくなります。精神的苦痛から、体中が激しく痛みだします。眠れなくなり、集中力がおとろえ、食欲がなくなり、気力が失せてしまいます。186
Fしかし、患者もその家族も、死の前にいやされることができるのです。この本に登場したような人々の体験について知れば、彼らは希望を持ち始めることができます。死の近い人やそれを悲しんでいる人は、お互いに自分たちの体験や知識を話し合うことが大切です。再び一緒になる可能性について話すこともできます。お互いの愛を表現することもできます。死をもっと楽しく冷静に受け止めることもできます。恐ろしい体験を、心の通い合った愛と、時にはユーモアに満ちた時間に変えることができるのです。186−187
Gピーターの場合その1(シルビアの場合)187−188
Hピーターの場合その2 188−189
I1990年に行われた、プリンストン宗教研究センターの調査によれば、アメリカ人の約半数が超感覚的な知覚(ESP)を信じています。死の過程で起こる超常現象や、死んだ人にまつわる心霊現象は、人生観や死生観に大きな変化をもたらします。こうした、人生を変えてしまう出来事が重なると、いやしや成長が起こります。特に超常現象が、”向こう側の世界”につながっている場合には、死にたいする悲しみや恐怖が減少します。189−190
J患者の話や過去世療法のの体験から、事故死のように突然に死ぬと、しばらくこの物質界にしがみつき、混乱して宙ぶらりんの状態になることが珍しくないということに、私は気がつきました。しかし、最終的には、誰でもすばらしい光や霊的なガイドや絶対的な愛の存在を見つけ、そちらの方に行きます。192
K他にも、愛する人が死んだ直後に自分を訪ねてきたという話を、私は何人もの人から聞いています。最近亡くなったはずの人から、電話がかかってきたという人さえ何人かいました。その時は背中のあたりがぞっとしたということです。こうした話を私にしてくれた人々は、まったく正常で幻覚を見るような人たちではないと、専門家である私はわかっています。192
Lこうした体験の第一の目的は、あとに残った人々が死を理解することによって、悲しみをいやすためであるようです。192
Mピータの患者のように、この種の体験をした人たちは、死というものはない、肉体が死ぬだけだということを理解するようになります。死は必然なのです。死とは私たちの成長の仕方であり、一つのレッスンからレッスンへ、一つの人生から次の人生へ移って行く過程なのです。192−193
N私たちはみんな死にます。そして私が過去世療法から学んだところによれば、私たちの大部分は、この人生の前に何回もすでに死んだことがあるのです。193
Oこれは良いニュースです。私たちの大部分はすでにずい分と成長し、以前の力や才能や愛を生かしながら、新しい人生の体験を味わってよいと許されていることを、意味しているからです。そしてこれはまた、私たちは死んだあとも、成長し続けるということを、意味しているのです。193
Pマーサの場合193−195
Qマーサにとって、悲しみが解決できたことは、退行催眠の大きなおまけでした。しかし、他の患者たちはまさにそのために、過去世療法を特に求めてやってきます。195
Rレナとジムの場合195−198
Sレナとジムの体験は、死を体験することによって、いかに人が成長していやされるかという、非常にすばらしい例だと思います。多くの死の近い人々が、自分たちを待っているガイドや聖人の訪問を受けたと報告しています。198
21.フィリップの場合199−201
22.ここに登場した人々はみな、死が絶対的なものではないことを、学びました。究極には、いやしはこのことを知ることによって、行なわれます。愛する人はいなくなったわけではありません。死んだ後も、その人とのつながりは残っているのです。202
23.つまり、こうした体験を持つ人々は、死は終わりではなく、過渡期にすぎないことを知っているのす。それはドアを通って、もう一つの部屋へ歩いて行くようなものです。霊的な世界にたいする理解と興味の深さによって、隣の部屋にいる人とのコミュニケーションが非常に良かったり、たまにしかなかったり、または全然なかったりします。それにもかかわらず、基本的なつながりがどんなものであれ、残されたものが別離は永遠的なものでも絶対的なものでもないことを理解している限り、コミュニケーションは良くなってゆきます。202
24.マーサと父親のように、この世を去った人と残された人は多分昔も一緒に生き、そして別れがあったのでしょう。しかも、再び一緒に人生を生きることを許されたのです。フィリップのように、愛する人はその肉体を脱いだにすぎないということを、彼らは学ぶのです。202
25.これは悲嘆にくれる人々に、いつか再び逢える希望を与えます。もちろん、今生と同じ関係で同じ状況の下で逢えるわけではないかもしれません。たとえば、父と娘が、友人、兄弟、祖父と孫といった関係になって、再び出逢うのかもしれません。でも、お互いの魂は何回も何回も、出逢いを続けてゆくのです。202
26.過去世退行を体験すると、死とは、自分自身が忘却の淵や暗黒の闇の中へ消滅することではないということが、わかります。死とはただ、魂にとって肉体がもう必要ではなくなったということだと、多くの患者が私に教えてくれました。魂が体を抜けだして、非物質的な霊的な世界に行く時が来たのです。意識は不滅であり、人格もまた不滅なのです。202−203
27.私たちは、たくさんの異なったレベルの自分があります。私たちはすばらしい何重もの次元を持つ存在です。なぜ、私たちは自分自身を、今ここに存在する肉体と性格だけであると狭く定義して、自分を心理的に限界づけなければならないのでしょうか?魂全体は、肉体と意識に閉じこめられてはいません。ここにいる自分自信は、全体のほんのひとかけらにすぎないのです。203
目次へ
第1章 そもそもの始まり・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・11
第2章 催眠と退行・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・22
第3章 体験して学ぶ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・45
第4章 心をいやして体をいやす・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・71
第5章 家族関係をいやす・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・103
第6章 自分の中の子どもをいやす・・・・・・・・・・・・・・・・・131
第7章 依頼心をいやす−−肥満と薬物中毒の原因・163
第8章 悲しみをいやす・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・180
第9章 心を開いて神秘を体験する・・・・・・・・・・・・・・・・・205
第10章 人生を豊かにする
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・223
第11章 過去世退行の方法について・・・・・・・・・・・・・・・・245
付録A リラックスと退行のためのテープの作成
・・・・・269
付録B 参考文献リスト・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・281
訳者あとがき・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・290