8.初めてのパソコン授業を終えて






<生徒は教師を育ててくれる>


つい1ヶ月前まではコンピュータの電源の入れ方すら知らなかった生徒達。それがいまやこちらが勉強させてもらうほどの上達ぶり。彼らの覚えの早さにも驚かされましたが、レイアウト、デザインなど作品を仕上げるセンスというのは彼らの方が上でした。



例えば白いハトのクリップアートを3つほど斜めに並べ、上へいくほど大きさを縮小すればまるでハトが実際に飛んで行くように見えます。これは私が教えたのではなく、生徒が自分のセンスで作り上げたものです。また背景も、色やグラデーションパターンの組み合わせによってこんなにも効果が違うものかと痛感させられました。中には私の知らない機能を自分で探し出して見事に作品に反映させた生徒もいました。




〜どうですか?同じ絵を3つ並べただけですが、本当にハトが飛んで行くように見えませんか?〜



また200人近い生徒を相手に指導していると、実に様々な質問が飛んできます。一人の質問に答えている間に2人、3人が「先生!」と叫びます。授業中全く落ち着く暇がありません。デジカメで授業風景を撮影しようと思ってもカメラに触れることすらさせてくれません。そんな質問ラッシュの中には私にも答えられないような事を尋ねてくる生徒も何人かいて、職員室に戻ってからマニュアル本で調べて初めて知ったことも結構ありました。



毎日仕事でWORD97を使っていても、使う機能はいつも大体同じですから、生徒の多様な要求を全てカバーするのは困難です。そういう意味では生徒達の質問ラッシュのおかげでWORD97の機能に関する知識が随分増えたといえます。まさに生徒達に鍛えられたという感じです。


〜君たちの遠慮ない(?)質問ラッシュが私を鍛えてくれました 感謝感謝!〜



<全 て が 予 想 以 上>



生徒達もパソコンの使い方がわかり始めるとどんどん凝っていきました。はじめ自分ではこれでいいと思っていたデザインでも、友達の作品を見て影響され、急きょ作り直したり、お互いに張り合いながらだんだん深みにはまっていきました。それが見ていておもしろかったりします。勉強の苦手なやんちゃ坊主たちも例外ではありません。



おかげで連日放課後のコンピュータルームは超満員で、ちょっとでも遅れるともう席がないという状況でした。部屋に入れず、廊下にあふれ出たたくさんの生徒たちをなだめるのに毎日一苦労しました。仕方なく土日の連休も朝から夕方まで部屋を開放する事にしたのですがこれもまた朝早くから校舎の入り口で何人も待っていて、休日ですら部屋に入れない生徒がたくさん出てしまうという結果になりました。


これほどまでに生徒たちが一生懸命に取り組んでくれるとは、正直言って予想していませんでした。ファミコンで育った今の生徒たちは、私が考えている以上にコンピュータに対する関心や適応力が高いようです。また、将来役に立つことを勉強したいという生徒たちの欲求に合っていたのかも知れません。

<放課後のひとコマ>

〜後ろに立っているのが私です その向こうではあふれた生徒達がたむろしています〜



<最  後  に>


今回初めて試みたコンピュータ授業で、生徒たちが私に教えてくれたことははかり知れません。また、この授業を実践するにあたり、いろいろと適切なアドバイスを下さった本校のYOC先生はじめ多くの先生方の協力なしには成し得なかったものと思います。この場をお借りしてお礼を申し上げます。



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