5.ふ ろ く

  

@使用したプリント類

A使用したVTR

B生徒の意見


@使用したプリント類

  (サンプルに使用している氏名は実在の人物とは関係ありません。)

 

「ディベート本番の手順と注意事項」

 最初の時間に配布して説明しました。

1.ディベートの次第(プログラム)

 司会←教師が行う

   論題紹介:「本日の論題は〇〇〇です。」

   両派紹介:「肯定側は□班、否定側は△班です。」

 流れ(肯定側が先攻、否定側が後攻とする。)

   第1ラウンド:肯定側立論(4分)→否定側反対尋問(4分)→肯定側ゲストスピーカー発言

   第2ラウンド:否定側立論(4分)→肯定側反対尋問(4分)→否定側ゲストスピーカー発言

   作戦タイム(2分)

   第3ラウンド:自由討論(5分)

   作戦タイム(2分)

   第4ラウンド:肯定側最終弁論(2分)→否定側最終弁論(2分)

   審査

   判定用紙回収

   観戦記録回収

   講評と審査結果発表


2.立 論

 立論とは自分達の立場の正当性を根拠を示しながら主張すること。まず「結論」を述べ、次に「理由」を述べる。このとき聴衆や相手側がメモをとりやすいように、理由が全部でいくつあるかを述べ、それぞれの理由の最初には必ずナンバーリングをすること。

 例)「私たちは〇〇〇という立場に立って主張します。」

   「その理由は〇点あります。」
   「第1に△△です。それは◇◇によれば・・・だからです。」

   「第2に□□です。それは▽▽という統計資料から明らかです。」

※ディベートには「主張する者は必ずそれを証明しなければならない。」という最も大事な原則があるから主張 の理由(根拠)は大切である。理由(根拠)のないものはただの意見であり、無視してよい



3.反対尋問と回答

 相手の立論に対して、不明瞭な箇所を確認したり、データが何の資料によるものかを確認したりする。ボクシングでいえばジャブのようなもの。事前に尋問内容は用紙に書いておく。また相手の尋問(反論)を予測し、それに対する回答も用意しておく。


4.ゲストスピーカーの発言

 これは公式のルールにはないが、聴衆も議論に参加する唯一のチャンスである。事前にディベーターが発言を頼んでいた者やその場で発言を希望する者が、肯定側もしくは否定側をサポートしたり、相手側に反論してよい。


5.自由討論

 漠然とした問いではなく、論点を明確にして互いに反論し合う。時間内に必ず全員で反論にあたること。全員であたる方が審判にアピールできる。但し感情的にならないよう気をつけること。できるだけ互いの議論がかみあうよう努力しよう。相手側が的外れな回答をした場合は「質問だけに答えて下さい。」と言ってはっきり却下すればよい。質問に対する逆質問はルール違反である。尚、ディベーターおよび聴衆はマナーをわきまえること。やじ、揚げ足取り、中傷、私事に関することなどは絶対に慎むように。


6.最終弁論

 これまで展開された立論や反対尋問、自由討論での争点をしっかり押さえながら、再度自分達の立場の正当性を主張する。尚、ここで新しい議論を持ち出すのはルール違反である。


7.審査

 審査は、当日ディベートを行う班以外の全生徒によって行う。一番注意すべきことは、自分の意見とは無関係にどちらのデベーターの議論がより説得力があったかを判断しなければならないことである。また自分の持っている知識とディベーターの知識とを比較して判断してはならない。まして友人関係や個人的な感情で審査してはならない引き分けは存在しないので必ずどちらかを勝者にすること。もし票数が同じであった場合は、教師の票を入れて勝敗を決する。


「班員登録用紙」

 班分け、論題、肯定・否定が決まったら、各班に配布して、記入後提出させました。「役割」の欄には「立論」「反対尋問」「回答」「最終弁論」のどれかを記入させました。


       3 班


氏      名 役   割
班長 神戸 一郎 反対尋問
班員 明石 二郎 立   論
班員 大蔵 三郎 最終弁論
班員 人丸 四郎 回   答


 論題:夫婦別姓を認めるべきである。
 
 賛否:肯定側・否定側(丸で囲む)

 ゲストスピーカー:喜楽 尚床


「準備報告書」


 図書室で下調べをするときは毎時間提出させました。文字通りその時間に調べた内容を具体的に書いてこちらに報告させるものです。従って「〇〇について調べた。」とか「△△について決めた。」などという大ざっぱな書き方ではいけないと指導しました。回収後、点検して次の時間の最初に返却します。

 9月 10日 火曜 3校時
 年   組   班 論 題: 1別姓 2少年法 3破防法 4原発 5安保  
 1   3 立場 肯定側  否定側 (丸で囲む)
    番    氏         名
班長  2    太  寺  保  男
班員  5    浪 田 寿 一 二 三
班員  8    恵 久 世 留 夫
班員  9    阿 久 瀬 隅 子

 内  容

☆                                             



















「論点シート」

a)自分達の主張ポイント

b)予想される反論

c)反論に対する反論


 以上3点について箇条書きでまとめさせました。これがその班のディベートの骨組みとなりますから、私は非常に重視しました。本番の一週間ほど前に「点検日」というのを設定し、立論の練習をしたり、各班の相談に応じるのですが、その際この「論点シート」を提出させ、それを見ながら指導していきました。

 年  組   班 論題: 1男女 2ポロ 3携帯 4五日制 5死刑 
 1  5 立 場 肯定側  否定側 (丸で囲む)
班長 4番 氏 名 安 東 耕 治
班員 5番 氏 名 石 井 康 史
班員 7番 氏 名 上 井 正
班員 8番 氏 名 菊 本 吉 夫


 主張の根拠(箇条書きで)





☆                                         

☆                     
予想される反論 (箇条書きで)




☆                                         

☆                                         

 反論に対する反論(箇条書きで)





☆                                         

☆                                         




「ディベート観戦記録」


ディベート本番の際、聴衆は全員、やりとりの内容を聞き取ってこの用紙に記録します。特に討論が白熱すると、聴衆にとってはかなり大変な作業になります。


10月 5日 水曜 4校時 7組 2番 氏名  川 谷 春 夫              
論題 1男女 2ポロ 3携帯 4五日制 5死刑


  評価:記号を丸で囲む(肯定側・否定側とも同じレベルの評価であってもよい)

肯  定  側 否  定  側
★プリント・提示物の評価(A B C)
★主張の説得力、論理性(A B C)
★相手をよく聞いているか(A B C)
★質問、反論は鋭いか  (A B C)
★応答が的確であるか  (A B C)
★チームワークはよい か (A B C)
★特に頑張っていた人(        )
★プリント・提示物の評価(A B C)
★主張の説得力、論理性(A B C)
★相手をよく聞いているか(A B C)
★質問、反論は鋭いか  (A B C)
★応答が的確であるか  (A B C)
★チームワークはよい か (A B C)
★特に頑張っていた人(        )
あなたの考えはどちらの主張に近いか(丸をつける) 肯定側( ) 否定側( )
どちらのチームが討論に勝ったと思うか 肯定側( ) 否定側( )
その判断理由



試合の感想


要     約

      肯 定 側 立 論             否 定 側 立 論      







      肯 定 側 回 答     否 定 側 反 対 尋 問







        最終弁論(次の項目についてチェックする→〇で囲む)

★立場が変わって    (いる いない)
★今日の論題をふまえて(いる いない)
★新しい論題が入って  (いる いない)
★立場が変わって    (いる いない)
★今日の論題をふまえて(いる いない)
★新しい論題が入って  (いる いない)



「判定用紙


 試合の勝敗結果はできるだけその時間内に生徒に知らせてやりたいので、ディベートの「次第」がひと通り終わるとすぐに○印を入れさせ、回収します。こちらがその場で票数を数え、2分後ぐらいに「ディベート観戦記録」を回収します。そして講評の後、勝敗結果を発表するという流れで私は進めました。これはディベートの本で読んだのですが、講評の前に勝敗結果を発表してしまうと、生徒達は講評に耳を傾けなくなってしまうそうです。言われてみればなるほどその通りかも知れません。


  判定用紙

勝ったと思う方に

○印を入れること

肯定側 否定側


教師用評価票」


 ディベートの本番中、司会進行役をつとめながら私がこの表に点数を記入していきました。ただ一回り目で用いた評価表は本番の評価基準が大ざっぱ、点数をつけにくかったので二回り目は各役割ごとに評価項目を設け、細分化しました。そのため満点値はかなり大きくなりましたが、結果的にはこの方がチームとしての適正な評価ができたのではないかと思います。ここでは二回り目の評価票をサンプルとして提示させて頂きます。


1年  組  班

論題 1 別姓 2 少年法 3 破防法 4 原発 5 安保
立場 肯 定 否 定


チーム得点

準備用設問プリント  

      /10

準備報告書(小計40点)

1 回 目 2 回 目 3 回 目 4 回 目
   /10    /10    /10    /10

論点シート

      /10

作成プリント

      /10

立論(小計30点)

内 容  量  話し方
  /10   /10   /10

反対尋問(小計40点)

質問の鋭さ 内 容 態 度 話し方
    /10   /10   /10   /10

回答(小計50点)

相手の質問内容をふまえているか 応答の素早さ 応答の的確さ 態 度 話し方
                   /10       /10       /10   /10   /10

自由討論(小計60点)

質問の鋭さ 質問の内容 応答の素早さ 応答の的確さ チームワーク 話し方
     /10      /10       /10       /10       /10   /10

最終弁論(小計20点)

内 容 話し方
  /10   /10

審査結果(勝った班に30点、負けてもよく健闘した班には15点、欠席者には半分の点数を与える)

票 数 投票結果 勝利得点
   票  勝・負    /30

チーム得点合計(この点数を班員全員に与える)

        /300



個人得点

ハッスル賞(試合の勝敗結果に関わらずよく頑張ったと思われる者に与える。人数制限なし。)

氏      名 点   数
篠 山 紀 夫     /10
夢 野 聡     /10
有 馬 馨     /10
三 田 則 和     /10


ゲストスピーカー

氏      名 点    数
逆 瀬 誠     /10
西 幸 夫     /10
神 野 克 宏     /10


減点すべき者(試合中、観戦態度の悪い者、無関係なことをやっていた者は1回につき10点減点)


氏      名 点   数
加 古 道 夫     点
姫 路 佳 子     点
赤 穂 照 美     点


そ の 他

個人得点として、聴衆による「ディベート観戦記録」を1枚につき10点満点で評価。


従って10点満点×4回分=40点満点分が加算される。


サルでもわかるニュースもとにして作成した資料プリント


 二回り目のディベートの論題は大変難しかったので、全員にある程度の予備知識を身につけさせるため、こちらが少し説明した後、これを配布しました。そしてこのプリントを見ながら、「準備用設問プリント」に答を記入させていきました。この本は多少安直な印象を受けますが、テーマがテーマだけに、こういう場合は本当にありがたい資料でした。私は少年法、破防法、原発、安保について利用させてもらいました。

「準備用設問プリント」

 
 上記資料プリントをもとにして作成したものです。これにひと通り答えると、大体、何が問題になっているのかがわかるようにしています。ここではその設問のみ抜粋させて頂きます。


【破防法について】

1.正式名称は何か。

2.制定されたのはいつか。

3.破防法とはどのような法律か。

4.これより先にその適用が議論された法律は何か。

5.宗教活動においてこの2つの法の内容はどのように違うか説明せよ。

6.暴力主義的な破壊活動とはどういうものか。2つ挙げよ。

7.上記6について具体的に挙げよ。

 @それだけで適用条件を満たすもの。(名称と意味)

 A適用にあたってはその行為の目的に政治的な主義主張を要するもの。

8.第二次世界大戦前の1925年、破防法に似た内容の法律が制定されたがその名称を答えよ。

9.破防法の問題点を2つ挙げよ。

10.破防法が適用できるかどうかを調査するのはどこか。

11.適用するかどうかを決定するのはどこか。


【原発について】

1.火力発電と原子力発電は何の力によってタービンを回しているか。

2.火力発電ではボイラーを利用しているが、原子力発電では何を使っているか。

3.原子のうち原子核に陽子が92個あるものを何というか。

4.上記3の原子が、外から中性子が当たることによって壊れることを何というか。

5.発電量において原子力発電の占める割合はどれぐらいか。次の2つについて答えよ。

 @1993年の世界平均 :

 A1994年の日本の割合:

6.世界の国々の中で次に該当する国を挙げ、設問に答えよ。

 @原発がゼロの国:

   それはなぜか。

 A原発が8割以上を占める国:

   それはなぜか。

 B以前、国民投票で2010年までに原発を全てやめると決めながらも40%以上も原発に頼っている国:

7.次の各項目について推進派と反対派の意見をまとめよ。

項   目   推   進   派     反   対   派  
必 要 性
地球環境
経 済 性
安 全 性



【日米安全保障条約について】 
  

1.日米安全保障条約の正式名称は何か。

2.個別的自衛権とは何か。

3.集団的自衛権とは何か。

4.日本が負担している米軍の駐留経費のことを何というか。

5.日本がGHQからの独立を認められた条約を何というか。

6.そのとき同時に結ばれた日米安保条約によって定められたこととは何か。

7.この条約(旧安保)が発足したのは何年か。

8.そのときこの条約を調印した首相は誰か。

9.米軍が日本に駐留した理由は何か。

10.上記9に関して1950年に勃発した戦争は何か。

11.1960年の安保改正の内容は何か。

12.そのときの首相は誰か。

13.そのとき賛成派と反対派が激突した争いを何というか。

14.安保不要論の主な根拠を挙げよ。

15.安保必要論の主な根拠をまとめよ。(3つ)

16.「瓶のふた論」とはどういうことか説明せよ。


「アンケート用紙」 


 「女の方が男より得である。」とか「本校の夏服はポロシャツにすべきである。」などという論題では、当然のことですが、本などまずありません。そこでアンケート用紙を作って、クラスアンケートをとってみてはどうかと生徒達には勧めました。実施を希望する班にファックス原稿用紙を渡し、作成した原稿を印刷して渡しました。対象をクラス内に限定したのは、こちらの関知できない範囲にまでアンケートが実施された場合、いろいろと迷惑がかかる恐れがあると判断したためです。


ディベートで対戦する班がクラス全員に配布するプリント


 これは各班に必ず作らせました。要するに自分達の主張内容をまとめたプリントです。ペーパーテストでなかなか点数のとれなかった生徒が意外とこういう部分で才能を発揮してすばらしいプリントを作成することもあり、見ていて大変おもしろかったです。ただ本番当日にこのプリントを配布する際、相手の班には渡さないよう配慮しました。それは、初めから相手チームのプリントがあると、どうしてもメモをとるという作業がおろそかになってしまうと判断したためです。


新聞記事

 a)永山則夫の死刑執行について

 b)少年犯罪の凶悪化と少年院収容期限撤廃について

 c)日米安保新ガイドラインについて


授業予定表


 各班のディベート本番の日と「点検日」の予定を事前に知らせておくため、早めに配布しておきました。

                           

            


A使用したVTR



★ニュースステーション(H9.7.14)
  「永山則夫の処刑」を編集(2分30秒)

★クローズアップ現代「ディベート甲子園」を編集(8分)

★中高生のためのディベート入門 学事出版 ¥5,000

※このVTRは全部で50分ありますが、最初から最後までを通して見せるほどのことはないと思います。私は 「立論の仕方」や「反対尋問の仕方」だけをディベート後の余った時間に見せるなど部分的に使用しました。

★ニュースJAPAN「アメリカの電気椅子に代わる人道的処刑」

★MBSナウ「少年法の現場からA」〜調査・鑑別〜

★サンデーモーニング(H9.9.28)
  「日米安保新ガイドラインについて」

★サンデーモーニング(H3.9.8)
  「安保から40年」


B生徒の意見


肯定側と否定側の意見(論点シートより)


1.「女の方が男より得である。」

肯 定 側 否 定 側
★会社などで責任が軽くて得。
★化粧など様々なおしゃれができる。
★デートのときおごってもらえることが多い。
★マラソンで走る距離が短くて得。
★男性に養ってもらえる。
★力仕事を押しつけられずにすむ。
★女子には短大もあり進路選択の幅が広い
★控えめな態度でもよしとされる。
★平均寿命が長い。
★レディースデイなどのサービスあり。
★先生に叩かれにくい。
★あまりきつく叱られない。
★いろんなことを見逃してもらえる。
★子供を産むという喜びを味わえる。
★いざというとき男に頼れる。
★ズボンもスカートもはける。
★長男だとか気にしなくてよい。
★泣けば許されることがある。
★学歴をあまり気にしなくてよい。
★男の方が体力がある。
★親がうるさくない。
★収入が多い。
★一家の大黒柱でいばれる。
★現実的には男の方が出世しやすい。
★ダイエットとか気にしなくてよい。
★どこででも用を足せる。
★男の方が就職しやすい。
★姑にいろいろ言われなくてよい。
★女性は出産が大変。
★男はセクハラ、痴漢にあわなくてよい。
★結婚をあせらなくてもよい。
★多少行儀が悪くてもとやかく言われない。
★女はおしゃれに金がかかるから損。
★男は天皇になれる。
★会社などで女性より給料が多い。
★女性より主導権を握れることが多い。
★スポーツでは男性の種目の方が多い。
★男性の方が着替えるのが早い。

※ともすれば差別的発言ともとれる意見がいくつかありますがどうかお許し下さい。

2.「本校の夏服はポロシャツにすべきである。」

肯 定 側 否 定 側
★アイロンをかける手間を省ける。
★女子にとっては透けなくてよい。
★通気性がある。
★動きやすい。
★汗を吸う。
★体育の授業のあとすぐに着られる。
★ボタンが少ないので早く着替えられる。
★ボタンを開けても中が見えない。
★他校でもポロシャツ導入が進んでいる。
★しわができにくい。
★汗じみができにくい。
★ポロシャツはだらしなく見える。
★洗濯すると襟が伸びてしまう。
★学生らしい。
★清潔感がある。
★伝統は大切にすべきだ。
★世間の目に悪く映る。
★ポロシャツはスポーツウェアである。
★冠婚葬祭で使用できる。
★カッターシャツは伸びない、縮まない。
★風紀が乱れる。
★世間一般ではカッターの学校が多い。



3.「携帯電話は不要である。」

肯 定 側 否 定 側
★呼び出し音や話し声ががうるさい。
★乗用車運転中の事故が多発している。
★電磁波による悪影響がある。
★いつでもどこでも遠慮なくかかってくる。
★電波が届く場所しか通話できない。
★公衆電話より高い。
★鞄の中にあると、いつ鳴るか気になる。
★病院などで機械の誤作動を招く。
★充電が面倒くさい。
★公衆電話を使えばよい。
★バイブレーターや留守電機能がある。
★緊急の時すぐ電話できる。
★公衆電話で並ばなくてよい。
★相手の居所がつかめないとき便利。
★ハイジャックのとき役に立った。
★親に受話器をとられたくないときに便利。
★人命の救助に使える
★他人の家の電話は使いにくい。
★待ち合わせのときに便利。
★仕事上便利である。



4.「学校週5日制導入は阻止すべきである。」

肯 定 側 否 定 側
★受験戦争の激化を招く。
★共働き家庭の子供は家で孤独になる。
★現在の教育課程では1日の授業が増加。
★塾通いが増える。
★学校行事が減る。
★部活の時間が増える。
★保護者からの反対意見が多い。
★自由な時間が増えすぎる。
★遊ぶ時間が増えて金の無駄遣いをする。
★教師にとっても加重負担。
★休みが増えて非行が増える。
★学力低下を招く。
★ゆとりの時間が増える。
★家族とのふれあいの時間が増える。
★友達と遊ぶ時間が増える。
★趣味の時間が増える。
★疲れをとることができる。
★地域の行事に参加できる。
★過労死が減る。
★個性や創造性を伸ばせる。
★不登校やいじめ問題の解決につながる。





5.「死刑制度は廃止すべきである。」

肯 定 側      否 定 側
★世界情勢としては廃止の方向にある。
★無実の罪で処刑される者が出てくる。
★敵討ち的な考えはよくない。
★死刑は人道に反する。
★犯人にも人権がある。
★最高の刑罰は懲役で十分。
★国の機関でも人命を奪う権利はない。
★犯人も改心する可能性がある。
★仮釈放なき無期懲役は死刑より残虐。
★犯罪抑止効果があり、必要。
★日本国民の大多数が支持している。
★世界の流れに従う必要はない。
★凶悪犯罪は命によって償うべき。
★被害者の家族の気持ちを考えると必要。
★社会秩序が維持できない。
★無期懲役ばかりだと刑務所が一杯になる




6.「夫婦別姓を認めるべきである。」

肯 定 側 否 定 側
★結婚改姓はアイデンティティーの喪失。
★戦前の家制度を崩壊させるべき。
★夫婦同姓は男女平等に反する。
★結婚改姓は手続きが面倒。
★個人を尊重すべきである。
★外国でも別姓を認める国がいくつかある。
★別姓の方が新鮮な恋人気分でいられる。
★別姓にすると夫婦の一体感を失う。
★子供が差別される心配がある。
★電話、表札、印鑑など面倒なことが多い。
★子供の名字をどちらにするか難しい。
★離婚の数がますます増えるだろう。
★郵便局の人が困る。
★今の日本では反対する人が多い。



7.「少年法は改正すべきでる。」

肯 定 側 否 定  側
★少年犯罪が増加傾向にあり、手口も残酷。
★「駆け込み犯罪」も増えている。
★現行法は甘すぎる。
★短期間の施設収容では更正は期待薄。
★再犯率も42.5%と高い。
★現行法制定当時とは状況が違う。
★弁護士がつかないのはよくない。
★被害者の親の気持ちを考えれば当然だ。
★未成年は判断力が未熟である。
★刑罰適用年齢引き下げにより社会復帰が難しくなる。
★少年法も一歩誤れば悪法になる。
★少年法は少年を保護するものであって裁くものではない。
★威嚇と厳罰は凶悪犯罪抑止に有効でない。
★少年の更生を考えれば刑罰適用年齢引き下げは危険である。





8.「オウム破防法適用は違憲である。」

肯 定 側 否 定 側
★基本的人権の侵害である。
★時の権力者に利用される恐れあり。
★破防法は日本国民全体が被害者になる。
★暴力主義的破壊活動はしていない。
★宗教法人法で処理すべきである。
★行政処分によって結社の自由を制限する
こと自体が違憲。
★教団に政治目的はなかった。
★破防法は治安維持法に通じる悪法である
★将来の危険性はない。
★一部の幹部が事件を起こしたにすぎない
★今後も同様の事件を起こす恐れがあり、適用は当然である。
★国の秩序を破壊した団体に対し何らかの手
段をとることは国家の責任である。
★一連の事件は暴力主義的破壊活動とみな
すべきで、適用条件を満たしている。
★国民の8〜9割が適用を望んでいる。
★当該教団は政治的活動をしてきたので適
用のための条件を満たしている。
★破防法の本質は、暴力主義的破壊活動か
ら市民を守ることにあるので適用は当然。





9.「原発は廃止すべきである。」

肯 定 側 否 定 側
★プルトニウムは増殖すると原爆にもなる。
★事故が起こると日本は壊滅状態になる。
★原発は経済に大きな負担をかけている。
★増殖炉の運営は商業的に不可能。
★省エネは簡単にできる。
★新エネルギーを開発すればよい。
★核廃棄物の処理はどうするのか。
★原発は大変効率が悪い。
★原発建設に対して反対する者が多い。
★原発は現在の技術では制御できない。
★六ヶ所村再処理工場の近くで航空機事故
が多発した。
★現実を考えると原発なしではやっていけない
★再処理工場ができつつある。
★原発がなくなると電気代が上がる。
★労働力需要を増すなど地域振興に役立つ。
★化石燃料には限界がある。
★ウランは再利用可。
★現に30%近く原発に頼っている。
★日本には厳しい基準がある。
★化石燃料よりコストが安い。
★化石燃料も二酸化炭素放出の影響で地球温暖化や酸性雨などの原因となる。
★人口が増加しているのに原発廃止は無謀。










10.「日米安保条約は廃止すべきである。」

肯 定 側 否 定 側
★多額の思いやり予算や防衛費は問題。
★冷戦は終結したので安保は不要。
★憲法改正の恐れを含んでいる。
★日米安保条約は憲法に違反している。
★米軍基地の問題が多く残っている。
★アメリカ国内からも批判の声が多い。
★日本ほどの先進国が守ってもらおうというのはおかしい。
★日本がアジアでリーダーシップを発揮する
には軍事的に一人前でなければならない
★日本はアメリカから独立すべきである。
★沖縄などで米軍兵士による犯罪が多い。
★アメリカは日本の経済力を利用しようとし
ている。
★日本はアメリカの言いなりになっている。
★このままだと安保がどんどんエスカレートしていく恐れがある。



★アメリカに守ってもらう方がコストが安い。
★北朝鮮、中国の脅威が依然としてある。
★国際情勢は「非武装丸腰」でいられるほど甘くない。
★ガードマンの役割として安保は重要。
★アメリカの監視下にあるため日本は軍事大国にならなくて済む。
★地代を得ている沖縄住民の不利益もある。
★今の日本は大国による守りなくしてはやっていけない。
★安保は酸素のようなもの。
★核の抑止力効果がある。
★周辺有事の際、日本だけでは対処できない。
★アジア諸国も安保廃止を望んでいない。
★安保を廃棄したらアジアは不安定になる。
★日本が自己防衛を始めれば軍事大国化する恐れがある。






アンケート結果(「ディベート観戦記録」より)


1.「女の方が男より得である。」


賛 成 反 対 回答数
男子 34% 66%  76名
女子 57% 43%  75名
全体 46% 54% 151名


2.「本校の夏服はポロシャツにすべきである。」


賛 成 反 対 回答数
男子 50% 50%  70名
女子 80% 20%  76名
全体 66% 34% 146名



3.「携帯電話は不要である。」


賛 成 反 対 回答数
男子 37% 63%  76名
女子 45% 55%  74名
全体 41% 59% 150名



4.「学校週5日制導入は阻止すべきである。」


賛 成 反 対 回答数
男子 39% 61%  77名
女子 33% 67%  78名
全体 36% 64% 155名



5.「死刑制度は廃止すべきである。」


賛 成 反 対 回答数
男子 51% 49%  69名
女子 41% 59%  82名
全体 46% 54% 151名



6.「夫婦別姓を認めるべきである。」


賛 成 反 対 回答数
男子 36% 64%  78名
女子 38% 62%  69名
全体 37% 63% 147名



7.「少年法は改正すべきである。」


賛 成 反 対 回答数
男子 76% 24%  70名
女子 87% 13%  84名
全体 82% 18% 154名



8.「オウム破防法適用は違憲である。」


賛 成 反 対 回答数
男子 33% 67%  67名
女子 31% 69%  89名
全体 32% 68% 156名



9.「原発は廃止すべきである。」


賛 成 反 対 回答数
男子 68% 32%  63名
女子 72% 28%  90名
全体 71% 29% 153名



10.「日米安保条約は廃止すべきである。」


賛 成 反 対 回答数
男子 49% 51% 89名
女子 65% 35% 65名
全体 56% 44% 154名

 


 授業の余った1クラスでディベートの授業を振り返っての感想、改善点等を書いてもらいました。みんな一生懸命にたくさん書いてくれました。.とりあえず主なものをここに挙げさせて頂きます。【回答人数40名】


1. ディベートをやってみての感想

 

★下調べをした分、かなり知識がついたし、発表のときの勇気がついてすごくよかったと思います。


★ 回数を重ねるごとにレベルが上がっていって聞いていても面白かった。 また機会があればやってみたい。


★ディベートというのは人をやる気にさせる何かがあると思う。


★ 全然知らないことを知ったり、自分で調べたことを武器に戦ったりできてとても面白かったです。相手の話をよく聞いてデメリットをついていったり、巧みな話術でこちらのペースに持っていったり、やること全てが自分のためになり、これからの糧にできるそんな授業でした。ディベートを授業の中で体験できて本当によかったと思いました。


★ 自分達の調べたりしたことの成果がそのまま出るのでやりがいがあった。


★ その論題について詳しく追求したのでいろんなことが知識に加わりよかった。


★ 最初やったときは嫌だったけど、2回目のときは何となく楽しくなり、最初のときよりもあまり緊張しなかったし、いろんな意見が出て面白かった。


★ 実際のディベートは笑わないと思うけど、この(授業の中での)ディベートは笑いもあったりして楽しかった。


★ 聴衆になっているとき僕は人の話が聞き取れないのでもうディベートはかんべんしてほしいです。ハイ。(注:この生徒は耳が全く聞こえないため聴衆としての観戦記録はほとんど書けていない。またデベーターとしての発言も思うようにいかず見ていて気の毒であった。しかしそれでもプリント作成など、自分の役割は精一杯がんばって果たしていた。)


★ 一人でやるのではなく、チームでやっていくディベートは普段活躍の場が少ない生徒や、授業に参加しない生徒ににも主役の座が回ってくるとてもよい授業だと思う。資料等を調べることにより、知識も増えてまさに効率のよい授業だと思う。


★ 準備とかしんどかったけど、ディベートをやり終えたあと、やれるだけやったので、勝ったときも負けたときも爽快だった。ディベートをやりだしてからクラスがよりよくまとまったと思う。


★ 面白かった。2回とも負けたけど楽しくやれた。一つのことについてこれだけ詳しく調べたのは初めてだった。初めはほんまにこんなんできるんやろかと思ったがけっこうできたのでやればできると思った。これからもディベートを続けてほしいと思う。


★ 肯定側・否定側の考えがすごくよくわかった。ニュースや新聞などで同じ内容のことを聞くよりもデベーターの人たちが話している言葉の方がよく理解でき、わかりやすかった。それに自分がディベートしているときなんかすごく楽しかった。普段一つの論題に対してこんなに意見を言い合えないのに、ディベートではすごく楽しく言い合えた。それに聞いているときも楽しかった。ディベートをしてよかったと思います。


★ 1回目のときは楽しみよりも緊張の方が上回ってしまい、本当に大変だった。2回とも負けちゃったけどやったことに意義があるんだと今思います。いい経験ができました。


★ 私は1勝1敗という結果でした。勝ったときはもうその日1日ずっと嬉しかったし、負けたときは2〜3日ずっと悔しかったです。学校の授業でこんなに自分の感情が出るのは初めてです。それだけ自分なりに頑張れたということでもあると思います。このディベートほど個人の意見を思い切り出せるものってなかなかないと思います。下調べしているときも充実していたし、自分の言いたいことを言えてすっきりしたし、本当にGOODな授業でした。



★ 初めは面倒くさそうやなあって思っていたけど、図書室で調べたり、みんなで話し合ったりしっていくうちに結構楽しいもんかも知らんなあって思うようになってきました。そこからはトントン拍子にはかどり、本番がとても楽しみになってきました。自分の知識もすごく増え、とてもプラスになりました。今はもっともっとディベートのことを知りたいと思うし、もっと難しいことも調べてみたいと思っています。



★ もっとみんなけんか腰になってしまうのかと思っていたけど全然違うかった。自分でも言いたいことをまとめてうまく言えるようになって嬉しかった。みんなが発言できる所があって嬉しかった。またやってみたいと思っています。


★ 友達と「遊ぶ」ことではなく、勉強で協力できた。ニュースなどで少し耳にしたことのあるようなことを具体的に詳しく知ることができた。難しくてよくわからないところもたくさんあったけど、みんなと協力して一生懸命頑張ってよかったと思う。


★ 自分がするだけでなく、聴衆も参加できるという点が良かったです。



★ 新しい発見などがあり、自分にプラスとなりました。原発の問題も結構身近な問題なんだということがわかり、真剣に考えないといけないなと思いました。一つだけ嫌だったのは、ディベートの後味が悪かったということです。やっぱりクラスのメンバーと討論するのは、「ゲーム」だとわかっていても後味が今一つです。



★ ディベートは、とても堅いイメージがあったけどいざやってみるとめっちゃめちゃ楽しかった。特に本番中、相手に押されているように思うときなど、焦る気持ちが出てきて、後から思うと最高でした。ディベートは来年以降もず〜っとやっていってほしいです。クラスの和も広がったように思うし、いつも机に向かって座って無言で授業を受けている私たちにとって、言い合うというのはとても良い機会だと思います。



★ 本番も自分の役割をきっちり果たせたと思っているし、特に自由討論では自分でもびっくりするぐらい、思っていることを何でも言えました。こんなに楽しくてやりがいのある授業は初めてです。



★ 協力的な班ならいいけど、そうでない班は大変です。実際私の友達はディベートのことでぶち切れて、もう二度とやりたくないと言っていました。1人で調べたり、発表したりはもうしたくないそうです。



★ 取り組みとかあまり積極的ではなかったけどやり終えたあとはなんかすっきりした。ディベートはストレスを解消するんじゃないかなあ。来年もどんどんやっていったらいいと思う。面白い。



★ ディベートや作業は大変だったけどそれから得られた力はただの授業から得るよりも大きいと思いました。


★全ての面で勉強になったと思います。


★ 普通の授業よりこんなヤツの方がチームワークもよくなって良いと思いました。それに終わった後、(やりとげた!)と実感しました。



★ 始まる前の緊張感と終えた後の達成感は何とも言えない充実感を生み出してくれる。グループで話し合うことで、より一層、友情の絆が深まったように思う。積極的に発言する大切さも身にしみてわかった。難しかったけどとても楽しい授業だった。


★勝ち負けに関係なく精一杯打ち込めたのでいい経験だったと思います。




2. 改善すべき点があれば書いて下さい。



★論題を生徒が選んで決められるようにしたらいい。

★ 自由討論の時間をもっと長めにとったほうがいいと思います。まだまだ言いたいことがあったのに…という思いがあるのでもう少し長くてもいいかなと思いました。

★今のままでいいと思う。

★資料をもっと増やしてほしい。

★マイクなどを使ってはどうか。

★ 立論が終わった後、反対尋問に移る前にもう少し時間を与えれば、もっと面白くなるのではないか。

★ 他の班のディベートをもっとじっくり観戦したいからプリントの記入量をもっと少なくしてもいいように思う。

★ なるべくなら資料のある論題がよい。「女の方が男より得である。」なんかは何を言っても真実味がなかったような気がしてあまり面白くなかった。

★勝ったチームに30点は高いと思う。せめて20点くらいに。

★ 論題は、生徒に話し合いをさせて、その時期に問題になっている社会現象を発表させて決めればよいと思う。

★ 男女混合の班にしたらもっといろんな意見が出て、よりよいディベー トになると思う。

★ 最終弁論ってどうしても影が薄いような気がします。仕方ないことかも知れないけど…。

★ 資料等で調べたことをそのまま話している人が多かったので、聞いていてわかりにくかった。もっとかみくだいて自分自身の言葉で話せるようになればよいと思った。

★もう少し下調べをする時間をとってほしかった。

★ グループのメンバーが結果的には2回とも同じだった。いろいろな人と交流を深めるいい機会だと思うし、違うメンバーとグループを組みたかったです。

★ 聴衆が聞き取りやすいように、立論の人だけでなく、他の役割の人たちもみんなしゃべり方を練習した方がいいと思った。

★ ディベートの観戦記録用紙をもっと大きくしてほしいです。よい班はいっぱい意見を言うので用紙に書ききれなくなるから。

★ ディベートの本番中、聴衆は観戦記録用紙を書くのに熱中してしまい、たまに聞き逃すことがあったので、後からでもまとめられるように工夫してほしいです。例えば授業中は各自メモをとり、後からレポートを提出するとか…。


★ 自由討論は、デベーターが勝手に立って発言するよりも、生徒が司会をやって、手を挙げた人を当てる方がいいかも…。


★ 最初のディベートにあたる班は戸惑ってしまいます。特に一回り目の初日のグループはわけがわからなくてなかなか上手くいかないのではないでしょうか。前年度や他のクラスのディベートをビデオで事前に見ておいてから話し合っていったほうがコツをつかみやすいと思います。


★ 全てのディベートをビデオにとっていたら今後の1年生にも役立たせることができると思う。


3. 面白かった論題は何ですか  
  (丸印を入れて下さい。複数回答可。)
  【回答人数40名】


論     題 男 子 女 子 合 計
女の方が男より得である  6名 14名 20名
本校の夏服はポロシャツにすべきである  2名  6名  8名
携帯電話は不要である  8名  9名 17名
学校週5日制導入は廃止すべきである  4名  7名 11名
死刑制度は廃止すべきである 10名  8名 18名
夫婦別姓を認めるべきである 10名  8名 18名
少年法は改正すべきである  7名  8名 15名
オウム破防法適用は違憲である  9名  6名 15名
原発は廃止すべきである 11名  8名 19名
10 日米安保条約は廃止すべきである  9名  4名 13名

 


                

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